皐月賞/水曜日版
  (1999年4月15日提供) [index] | [next] | [back]

皐月賞
アドマイヤベガやナリタトップロードのような本命サイドが良いだなんて1つも思っていないゾ。
だって先週の桜花賞でキョウエイマーチ復活のトーンが流れたときに、あの年の皐月賞は51,790円の超万馬券。
今年は「走れ、JRA」でランニングゲイル・ランフォザドリーム・ユーセイランの「ラン馬名馬三兄弟」がポイントであることに対して、皐月賞トライアルのナンバー1レースの弥生賞が97年の7枠右のランニングゲイルの1着ポジションを使ってナリタトップロードが1着、ランニングゲイルの騎手の武豊が乗ったアドマイヤベガが2着という結果を見ても分かるように、「ランニングゲイル出走のレースはその時代を繰り返す」という可能性がある。(勿論、あの時出走していた5枠左10番ランニングゲイルにも意味があるに決まっている。)
よって、あの時メジロブライト・ランニングゲイル・オースミサンデーといった人気馬が総崩れだったのと同じように、今回も本命馬が飛んで万馬券があってもおかしくはない。
また、一度サイン会議(インターネット版)に書いたことある考え方だが、朝日杯3歳Sの2着馬エイシンキャメロンは映画タイタニックのジェームス・キャメロン監督だから、そのエイシンキャメロンが出走した直後はかなりの確率で「馬券のタイタニック沈没=万馬券」が発生するなんてことがあった。
今週はエイシンキャメロンは出走しなくても、
4/11(日)桜花賞 → 4/14(水)実際のタイタニックが沈没した日 → 4/18(日)皐月賞
実際のタイタニック沈没直後の競馬なのだから、皐月賞が万馬券であってもおかしくはない。
以上のように本命を消せる条件は揃っていると思うから、決して低配当だなんて思わないでチャレンジ精神で臨みたいと思っている。
ただし、全てを決めるのはJRAのコンピュータのお仕事。
万馬券を出すにしても向こうには向こうの計画があるのだから、いざ、出馬が発表になってみたときにそこに違う意図が書かれていたんじゃ仕方がない。
週の半ばは自由に読む。
楽しい夢を見る。
サイン読みは人間心理の逆にあるのだから、人が考えていそうなことの逆を考える。
いかに出馬を正確に読めるかのテクニックを磨く。
そのように週半ばを過ごしながら、350億円の価値がある(馬券の売上額)皐月賞の出馬やインフォメーションを楽しみにしていれば良いと思っている。

さて、キムラが勝手に読む予告のポジション。
先週の週の半ばにダイヤルQ2にレポートしたもっと単純で応用が効くサインは大正解だったのだから、今週も使えるだろう。
またまたQ2にレポートしているので良かったら聴いてみて下さい。
ああいうサインはオープンの場で決して公開する気はないレアモノ。それなりの価値と、応用編が効くエッセンスがそこに含まれていると思うからレベルアップの道具として紹介させてもらっている。
例えば先週ならば出走馬で攻めてみたけれど、出走騎手が「JRA〜勝の記録を作った」「どこかから賞をもらった」「重賞を勝った」「GI馬に乗った」なんて言うときにも使われてたりして。
先週聴いてもらった方は、
・中山記念で柴田善が勝った翌週のフラワーC
・阪神大賞典で河内がメジロブライトに乗った翌週のなにわS
・日経賞で横山典が勝った翌週のクリスタルC(これは外に出して考えればOK)
を確認してごらん? 「ひょえー」と言うはずだから。
と、聴いてもらっていない方を煙に巻いてやることにしてこちらの方は別角度で攻めるのだが、この開催は競馬の開催ストが昭和55年以来19年ぶりに行われたのだから(ああいうのは「イイ加減、気がつけよ」の念押しのサイン。《ひとことヒント》参照)実際の競馬も昭和55年のプレーバックになって、桜花賞は、
▽昭和55年/桜花賞
1着 3枠右5番ハギノトップレディ伊藤清
2着 7枠右16番タマモコトブキ田島良
3着 7枠中17番シャダイダンサー吉永
シャダイダンサーの7枠中17番の枠位置や馬番(これには参ったけど)が一発で使われてみたり、この枠連3−7が中山メインの千葉Sに一発で絡んで馬連の方がジャスト600倍だったりで、とにかく強烈な先週だった。
だから今週もこれに味をしめて、
  昭和55年 平成11年
皐月賞 5枠左10番ハワイアンイメージ
増沢
?枠??番?????????
??
6枠右11番オペックホース
郷原
?枠??番?????????
??
3枠右5番ハワイアンジュエル
石神
?枠??番?????????
??
この5枠左10番か6枠右11番のどちらかが絡むと考えるのも良いかもしれない。
また弥生賞のレビューに書いた、
有馬記念の関東のIM「この日この時のために夢がある。」の解釈
を頑固に貫いて、あの弥生賞に出走していた6枠左11番イカルスドリームの「ドーリム」がこの昭和55年のオペックホースの6枠右11番と重なるのだから、6枠11番か、それとも同枠になる6枠左と考えるのも良いかもしれない。
ただ、先週は開催ストと同じように、時代が動いた。
それは、ズバリ、
JRAの総意により「福永洋一氏ごめんなさい、福永祐一君GI初制覇お目出とう」
をプレーしたこと。
実は、これやられてしまうと、息子の福永祐一の快挙にお父さんの福永洋一氏も敏感に反応して、福永洋一が桜花賞を初制覇したインターグロリアの昭和52年をプレーバックする方を使ってくる可能性がある。
具体例は、二世騎手の頂点は武豊だから二世騎手のサインものは武豊が管理しているでしょうというわけで、一番近いところでの去年のスペシャルウィークの武豊のダービー初制覇以降をチェックすればOK。
そうすると「武豊がようやく父に追いついたか」というわけで、ポイントのレースでは武邦師がロングエースでダービーを制覇した昭和47年の出目が1個だけ使われる形になっていた。
  昭和47年 平成10年
ダービー 2枠6番ロングエース
武邦(ダービー初制覇)
3枠5番スペシャルウィーク
武豊(ダービー初制覇)
6枠20番ランドプリンス
川端
8枠16番ボールドエンペラー
河内
7枠22番タイテエム
須貝
7枠15番ダイワスペリアー
菊沢徳
天皇賞(秋) 7枠13番ヤマニンウェーブ
福永洋
5枠6番オフサイドトラップ
柴田善
3枠5番パッシングゴール
新田
7枠10番ステイゴールド
蛯名
4枠6番カツタイコウ
加賀
6枠8番サンライズフラッグ
安田康
菊花賞 4枠8番イシノヒカル
増沢
2枠4番セイウンスカイ
横山典
8枠17番タイテエム
須貝
8枠17番スペシャルウィーク
武豊
5枠10番ソロナオール
高森
7枠15番エモシオン
松永幹
有馬記念 4枠5番イシノヒカル
増沢
1枠2番(外)グラスワンダー
的場
5枠8番メジロアサマ
池上
5枠10番メジロブライト
河内
6枠10番ソロナオール
高森
3枠5番ステイゴールド
熊沢
というわけで、福永祐一が初優勝した桜花賞とペアになる皐月賞で必要なのは、福永洋一がインターグロリアで桜花賞を初制覇した昭和52年のはず。
「はず」とちょっと弱目に書いたのは、中京の最終レースで福永祐一がGI初制覇した7枠14番にいた福永甲師のホットパーシュート村本が取消をした意味が「取消をして福永を強調」なのか「取消だからサインも取消」のどちらかを思案中だから。
  昭和52年 平成11年
皐月賞 2枠3番ハードバージ
福永
?枠??番?????????
??
2枠4番ラッキールーラ
伊藤正
?枠??番?????????
??
7枠16番アローバンガード
柴田人
?枠??番?????????
??
この2枠に注目するという手はあるだろう。
福永甲師の取消の意味を計りかねているので絶対とは言えないのだが、たかが中京のマイナーレースなんか無視しちゃえば良いでしょ、GIレースの桜花賞でやったことが全てなんでしょ、桜花賞は中京デビューの福永と中京の馬主さんのフサイチのフェスティバルだったんでしょ、中日ドラゴンズも勢いがあるんでしょと強気になるのならば、2枠の可能性はいくつかある。
昭和55年とイカルスドリームが重なる6枠右11番か、昭和52年の2枠(特に3番)の選択なのだろう。

そんなときに、有馬記念IM「この日この時のために夢がある。」(売上700億円のレースだから、有馬記念は出馬もインフォメーションもそれなりの価値があるのだ。)の別解釈を披露しておくと、弥生賞のイカルスドリームのような「ドリーム」馬名や日経賞の7枠の「ユメのサイン」も勿論大事なのだが、「夢」はやっぱり万馬券だと思う。
その有馬記念は、去年の日経賞のトリプル万馬券の1枠がグラスワンダーの1着につながってみたり、札幌3歳Sの10万円馬券の馬連02−10が一発で有馬記念に絡んだりしてどこか「万馬券の総決算」のようなレースになっていたのだから、総決算のレース=ここ一番のレースは色々なレンジで考えた超万馬券の総決算であっても構わないと思う。
実際、開催ラスト(その開催の総決算週)で南井克巳引退週になるクィーンCはその開催の超万馬券・共同通信杯の2着の2番を受け取ってウメノファイバーが1着だし、同日の南井克巳出身競馬場の中京記念も共同通信杯の1着の5番を受け取ってエリモシックが1着。
また、開催ラストでナリタブライアンの皐月賞トライアルであるスプリングSはその開催の中京で出た10万円馬券の6枠右11番−8枠左16番のうち2着の8枠左16番を受け取って枠連8−8だったし、同日の阪神大賞典も2着の8枠を受け取ってメジロブライトが2着。6枠11番はフラワーCのサヤカが1着だった。
つまり、あの有馬記念のIMは、
ここ一番のレースのために、夢の万馬券があるのですよ。
出目がつながったり、今まではこのケースだけどそれはだんだん変化していくから、騎手や馬が絡むと考えてみたり(実際、秋のレースに関係する若葉Sでは10万円馬券馬マイネルプラチナムが1着になっている)、色々なバージョンを考えて下さいね。
と、「ここ一番レース」と「超万馬券レース」を結び付けてくれる意味があるのだと解釈すれば良いのだろう。
ならば、皐月賞が開催ラストのレースである以上、第一に必要なのはこの開催の10万円馬券。
▽日曜日の阪神第3R
  (14頭立て)(単勝・枠連・馬連トリプル万馬券、馬連は110,660円)
1着 6枠右9番(父)ヘイセイフウジン仲田
2着 2枠 2番(外に出すと16番)(外)シルクエスペランサ小池(唯一の牝馬)
3着 3枠右3番オーミバッカス安藤勝
落馬 8枠左14番ユウキワカオー幸(故障発症落馬)
落馬 4枠右5番タガノツイスター藤田(14番に触れて落馬)
皐月賞は枠か馬番のどれか1つを使うだろうし、スプリングSのウラの阪神大賞典やフラワーCでも使ったように、当然、中京の締めの小倉大賞典も使うに決まっている。
問題は枠か馬番のどちらかなのだが、あの出馬にはきちんと仕掛がしてあって連動するのならば枠の方の可能性が70%だ。
2枠(特に3番)か6枠右11番のどちらかが皐月賞だし小倉大賞典と考えて構わないのではないだろうか?

皐月賞・小倉大賞典
2枠(特に3番)・6枠右11番
どちらか1つ


このどちらかにはそれなりの自信がある。(つもり)

[index] | [next] | [back]