皐月賞/開催前日版
  (1999年4月18日提供) [index] | [next] | [back]

まずは水曜日版に書いた昭和55年の扱いが難しくなった。
理由は単純に、関東のIMが、
青春の情熱が時代を変える。
「青春=若いこと。あまり歴史を振り返りはしない。」「時代を変える=ストレートに基準年度を変更することだから。
実際、土曜日のハンデ戦(「ハンデキャップ=障害者」でそういった方々は目の助けが必要なのだから、ハンデ戦には「目を助けてくれる」「目の指針を示してくれる」という意味がある。だからみんなが大事にする東西金杯はハンデ戦。)の小倉大賞典は昭和55年の枠連2−7を使わなかった。
そして、プロキオンSはいわゆるオペレーションの変更の記号である枠連ゾロ目の4−4になった。
また、昭和55年から逃げようとして、福永洋一さんの皐月賞・ハードバージの昭和52年を使うにしても、その息子があんなこと(小倉大賞典でマルカコマチから放馬→肋骨骨折→武幸四郎に乗替)になったのだから、何かが違う。
でも、4月10日の《ひとことヒント》に書いたように、
先週は昭和55年以来、19年ぶりのスト。その昭和55年には「日本初の白毛のサラブレッド登録(そういえば、今年はサンデーサイレンス産駒の白毛が話題だよなあ)」「大井や道営で女性騎手活躍(そういえば、先週の障害レースで2着だったのは女性騎手だったっけ)」「ハシクランツ(前年の菊花賞2着馬)アメリカ遠征(そういえば、そろそろエルコンドルパサー--前年の4歳の強い馬--が遠征だよなあ)」「フェアプレー賞新設(そういえば、この前ユネスコ・フェアプレー賞を岡部がもらったし、去年は河内だったよなあ)」なんて言う話題があった。しかも極めつけは、今年のJRAのキャッチフレーズ「走れ、JRA」に対して、その年の秋の東京12チャンネルでは「走れサラブレッド」なんて言う新番組が始まったこと。「ひょえー」だ。
昭和55年のアピールの仕方はとにかく大仕掛け。
しかも、金曜日のスポーツ新聞を開けたら昭和55年の2着馬オペックホースの佐藤勇調教師の訃報が発表になったのだからこれはもう絶対に「何かがある」としか思えない。
ただ「時代が変わる」のだからもしかしたら違うのかもしれないが。

また、有馬記念の関東のIM、
この日この時のために夢がある。
には、
ここ一番のレースは、夢・ドリームのサイン、超万馬券レースの連動・サイン、(夢は漢数字の四を含んでいるから)4枠や4番や四位洋文騎手を使う、ファンからみたドリームレースである有馬記念・宝塚記念の出目・要素を使う、競馬人からみたドリームレースであるダービーの出目・要素を使う。
といった意味がある。
実際、今週の大井競馬のここ一番・羽田盃(4歳GI、中央の皐月賞のようなレース)は中央の有馬記念の1枠左2番−5枠左10番が一発。
この開催の阪神の締めの重賞・プロキオンSは、宝塚記念の4枠右を使いながらそこで四位洋文が2着になって、ダービー騎手の加藤が1着で4−4のゾロ目。
中京の締め・小倉大賞典は先週の10万円馬券の6枠が2着になりながら、ダービー騎手の藤田が乗ったお母さんが超万馬券のスエヒロジョウオーのスエヒロコマンダーが1着。
以上のように、効力を発揮しまくっている。
そんなときの関東のIM「青春の情熱が時代を変える。」の「青春」はダービーのことで、その理由は「青春は若者が一番輝く時期」=「4歳馬が一番輝くレースがダービー」だから。
ならば有馬記念のIMもまずは競馬人の夢のダービー絡みを考えるのが先決なのだから、土曜日の重賞がダービー騎手絡みであり漢字レースの小倉大賞典が10万円馬券の6枠を使うといった流れである以上、皐月賞もダービー絡み・10万円馬券絡みを考えるのは当然だろう。
次の3頭のうちの1頭が連対候補だろう。

(1) 1枠左2番アドマイヤベガ武豊

「時代が変わる」んだから昭和55年なんか考えなくてもいいでしょ、「この日この時のために夢がある。」がこれだけ素晴らしい仕事をしているのだからそれだけで構わないでしょと言うのならば、
・先週の10万円馬券の2着の2番。
・土曜日はダービー騎手で人気薄の加藤・藤田が1着だったのだから、日曜日は人気のダービー騎手の武豊。
・有馬記念の1着の1枠左2番。
よって、1枠2番アドマイヤベガ。
凄く簡単で良い感じだ。

(2) 3枠右5番マイネルシアター江田照

「いくら何でも昭和55年がこれだけ大仕掛けなのだから関係しないわけないでしょ」と言うわけでしつこく小倉大賞典を分析してみると、実は昭和55年の3着が6枠左8番エンペラーエース、それに対して今年は同じ6枠左トゥナンテが2着をしているのだから3着の連動はあり得る。
また先週は福永がJRA総意の落馬のサインで1着になったときに、小倉大賞典では自分自身が肋骨を折ってまで放馬をしたのだから、逆に先週の10万円馬券も出目じゃなくて落馬がサインになる可能性があり得る。
そうすると、
・昭和55年の皐月賞の3着は3枠右5番ハワイアンジェル石神。
・先週の10万円馬券の落馬は4枠右5番と8枠左14番。
・共通する5番は去年のダービーポジションの3枠右5番。
・とにかくワイドがオープンになった週だから3着が大事。有馬記念の3着は5番ステイゴールド、宝塚記念の3着も5番エアグルーヴで、ともに5番。
よって、3枠5番マイネルシアター。
かなり難しい解釈だけれど、それなりの配当をつけてくれるのが嬉しい。

(3) 6枠右11番オースミブライト蛯名

そしていやいやそんなの読み過ぎでしょう、昭和55年もストレート、万馬券もストレートと言うのならば、
・昭和55年の皐月賞の2着は6枠11番オペックホースでその調教師さんの佐藤勇師の訃報があったときなのだから、やっぱり6枠11番。
・スプリングSと阪神大賞典ではその開催の中京の10万円馬券の8枠を使ってともに8枠が馬券になっていたのだから、今回も小倉大賞典が10万円馬券の6枠を使った以上、やっぱり6枠。
・土曜日は関西でダービー騎手や四位洋文騎手が馬券になったのだから、日曜日は関西のダービー関連が関東のサインになっても良いでしょう。よって難波Sの6枠11番にシリウスシンボリ(ダービー馬)産駒のミラクルロッキーがいて四位洋文に乗り替わってかつ関東馬なのだからこれを使うでしょう。
・夢の有馬記念の6枠11番に去年の皐月賞馬のセイウンスカイもいた。
よって、6枠11番オースミブライト。
すごくストレートな割にこれもそこそこの配当をつけてくれるのが嬉しい。


どれを選ぶか、
他に選択肢はあるのか、
馬券の軸は何かはQ2にて。
ちなみに馬券の軸には自信がある。

マイネルシアターやオースミブライトのような人気薄の方が良いに決まっているし、
そうなる可能性も結構あると思う。さてさて。

それにしてもこうやってまとめてみると、JRAのサイン読み担当者って色々な仕掛をしておいてそれを1個1個意味をクリアに出来ない限りは絶対に1点でなんか取らせないぞという強烈な意思を持っていることがわかる。
コンピュータゲームのRPGモノもそういうシステムだと思うから、やっぱりサイン読みってコンピュータゲームなのね、IMって「呪文」のようなものなのね。

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