弥生賞/レビュー
  (1999年3月10日提供) [index] | [next] | [back]

逆、逆!(苦笑)
弥生賞で6番か8番かどちらか一方の選択肢があると思えば8番を推してみたり、弥生賞が有馬記念と同じ40倍台の配当になると思えば読売マイラーズCがまさしくその配当になってしまったり、中日新聞杯で8番ツルマルガイセンか10番スノーエンデバーのどちらか一方の選択肢があると思えばこれも逆の10番を推してしまったり。
さらに、水曜日版に書いた年末の3重賞のデータもその通りに使っているのだけれど、どれを選ぶかを間違っていたのでは話にならない。
ほんと、スットコドッコイだ。
大体、弥生賞とマイラーズCの6番と12番の造りが露骨に異常。
中日新聞杯があるときは、中間決算を考えるとともに、中日は「お彼岸の中日」だから追悼モノを考えなければならないのだけれど、関東のIM、
本格派の王道を駈ける意義がある。
・本=日本ダービー
・王道=車屋
に対して、1年前の今頃に悲劇があったアイネスフウジンのオーナーが車屋さんだったことにピーンと来なければならなかった。
▽90年/日本ダービー
1着 5枠12番アイネスフウジン中野栄
2着 3枠6番メジロライアン横山典
そして、アイネスフウジンの追悼があり、日曜日が総決算の有馬記念ならば、去年1年間の最大の悲劇だったナリタブライアンとサイレンススズカの追悼も兼ねなくてはならないのだけれど、
弥生賞の6番アドマイヤベガ(サイレンススズカコンビ)+マイラーズCの6番ビッグサンデー(サンデーサイレンス産駒)=サイレンススズカ
弥生賞の12番ナリタトップロード(ナリタブライアンのナリタ)+マイラーズCの12番ファレノプシス(ナリタブライアンの姪)=ナリタブライアン
と、余りにも露骨にその6番と12番に入ってしまった。
これはダイヤルQ2でも言ったことだし「もしかしたらこれで1点ということもあるのかもしれません。」なんてことさえ言っているのだから、素直に1点だけ買えば良かったのかもしれない。
でも、土曜日のチューリップ賞、
▽チューリップ賞
1着 3枠3番エイシンルーデンス野元(前走OP特別勝ち+サイレンススズカの追悼)
2着 8枠14番ゴッドインチーフ河内(前走OP特別勝ち)
の超低配当320円を作った後に、同じようなピースであるアドマイヤベガ(前走重賞勝ち+サイレンススズカの追悼)とナリタトップロード(前走重賞勝ち+ナリタブライアンの追悼)を使って土日ダブルで超低配当を作るのは余りにも芸が無いと普通は考えません?
また、クィーンC+アーリントンC+チューリップ賞と4歳限定の重賞で3戦連続100円玉馬券を作った後に4戦連続で同じことをやったのならばそろそろお客さんが逃げ出すかもしれない、だから弥生賞くらいちょっとは高くても良いのではないかと希望を持ちません?
というわけで土曜日のゴッドインチーフ消しに続いて8番から40倍台にチャレンジしてみたのだけれど、希望はついぞ叶わなかった。
しかも、その6番や12番はマイラーズCや中日新聞杯で使うだろうと考えていると、アイネスフウジンの枠連3−5が両レースで炸裂状態。
アイネスフウジンのダービーという選択肢が分かっていても、どこで使うのか、枠連・馬連のどちらを使うのか、正解できなかった私が未熟なのだと思う。
土曜日の浮きが残っているとは言え、ほんと、このあたりはもみくちゃになった気分だった。

気分を変えて先週の結果から読み取れることのいくつかをレポートすると、まずは「前走特別レース連対牝馬のサイン」は、どうやら今回は変化したようだ。
マイラーズCに出走していたファレノプシス、
▽去年の秋の秋華賞トライアル、ローズS
1着 5枠5番ファレノプシス武豊
2着 3枠3番ビワグッドラック秋山
▽その本番、秋華賞
1着 7枠14番ファレノプシス武豊
2着 4枠7番ナリタルナパーク佐藤
直前の秋華賞の枠連4−7を反対競馬の弥生賞で一発で使って、そのトライアルのローズSの枠連3−5を自場・マイラーズCと同じ関西フィールドの中日新聞杯で一発で使ったのだから、これを見る限り、
・目立つ前走特別レース連対牝馬と、彼女が連対した歴史をチェック。
・目的レースとお似合いのレースが花を添える。(弥生賞に対する秋華賞(漢字)、マイラーズCに対するローズS(カタカナ))。
と、とりあえず仕分けしておくことができると思う。(正確かどうかはこれから場数を踏めばわかる。)
恐らく、
前日のサンシャインSに唯一出走していた前走特別レース連対牝馬は3枠左6番シルキーパレード。
その前走出目の6枠左10番−3枠左4番に対して、6枠左を使ってセイウンエリアが1着になる。
ここまではいつもの通りのパターン。
ただし作った目が枠連6−6のゾロ目、つまり今までのエアグルーヴ・メジロドーベルを基準にしたサインの終了・変化を告げる記号になった。
        ↓
従って、翌日の唯一の前走特別レース連対牝馬のファレノプシスがオープニングのサイン。
そこで、気がつけよとばかりにド派手に秋に蒔いた種を一発で咲かせた。
という流れだろうから、もう有馬記念のエアグルーヴ・メジロドーベルパターンには後戻りは出来ないはずだ。
ファレノプシスはいまの季節に似合う桜花賞馬かつエアグルーヴ・メジロドーベル以降を担わなければならない最優秀4歳牝馬なのだから、徹底的に今回の彼女のやり方を追いかけなければならないだろう。
そして、ファレノプシスは桜花賞1着馬だし、オークスの3着馬。
・このサインは、次の中間決算レースがある安田記念(中日スポーツ賞4歳S)まで使われ、これから夏競馬に入ろうかというその時点で大きな変更があるだろう。
・ファレノプシスは桜花賞1着馬なのだから、次にファレノプシスが出走する京王杯SCまでは1着を使うだろう。
・ファレノプシスが京王杯SCに出走したならば、彼女はオークス3着馬なのだからそこから先は3着を使い出すだろう。
と予想出来るのではないか。
来週からは、週の前半にはどんな牝馬が出走するのかは分かっているのだから、予め彼女たちのプロフィールを眺めこのレースを使うだろうとアタリをつけ、実際の出馬で確認するという手順を踏んでみたい。

そして、どうやら有馬記念の関東のIM、
この日この時のために夢がある。
は、色々なシーンに効力を発揮しそうだ。
例えば、今週は中京8日の競馬だから、有馬記念がある中山8日の競馬とは「タメ=タメは同じという意味。『君18歳? へー、俺とタメじゃん』って言いません?」の関係になる。
だから「この日この時のために夢がある。」が意味を持つ。
そうすると中日新聞杯にあった「ユメのサイン」は、
・中日新聞杯とマイラーズCは古馬のレースだから、お互いタメ。
・中日新聞杯と有馬記念は8日目の関係、マイラーズCはGI馬4頭・G12着馬2頭と豪華メンバーだから有馬記念と似ている。
・中日新聞杯では、

3枠右4番シンカイウン内田(1着)
3枠左5番ユウセンショウ吉田稔

5枠右8番ツルマルガイセン高橋亮(2着)
5枠左9番メイショウヨシイエ土肥

「タメ=同じ=同枠」だから、ユメのサインの同枠を使う。
・マイラーズCでは、ユメのサインの枠位置そのものを使う。
とまとめられるのではないか。
この考え方が正解ならば、有馬記念と似た場面があるときは「この日この時のために夢がある。」「この日この時のために夢がある。」と念仏を唱えるように考えることが必要だろう。
そして、この「ユメのサイン」の使い方は、同じ「この日この時」のレースの弥生賞(暦のレース)に出走していた、
6枠左11番イカルスドリーム
の使い方を教えてくれたと予想することが出来る。
・古馬の新聞タイトルのタメレースで「夢のサイン」を使ったのだから、このイカルスドリームは同じ4歳のレースへのサインとなるはず。また、ファレノプシスのGIレースの目をもらったのだからGIレースへの予告となるはず。
・中日新聞杯と同じ場面になる中京8日目が裏にある皐月賞。
・マイラーズCのGI馬4頭・GI2着馬2頭と同じレベル、つまりGI中のGIになるダービー。
・一方が6枠左を使えば、もう一方は同枠の6枠右。
というわけで、ダービーまでは確信が持てないのだが、少なくとも皐月賞6枠は殆ど当確と考えて構わないと思っている。
さらに言うならば、「この日この時のために夢がある。」の原点の有馬記念、
5枠左10番ジロブライト河内
6枠右11番セイウンスカイ横山典(去年の皐月賞1着)
6枠左12番ーセイトップラン佐藤
7枠右13番キングヘイロー福永(去年の皐月賞2着)
7枠左14番ジロドーベル吉田
6枠左ならば皐月賞1・2着馬の囲み、6枠右ならば一番大事な皐月賞馬のセイウンスカイの位置に当たるのだが。
そういえば今回の関東のIMのサブコピーには、
生涯唯一の春、四歳の才覚は弥生の舞台で頭角を表す。
と「当確」ならぬ「頭角」あり。
馬もポジションも当確と考えて構わないのだろうか。
そして、今回アイネスフウジンとメジロライアンのダービーを出した以上、イカルスドリームのポジションはやはり4歳牡馬の都知事選・東京優駿/日本ダービーまで続くと考えて構わないのだろうか。

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