弥生賞/開催前日版
  (1999年3月7日提供) [index] | [next] | [back]

弥生賞の前にまずは布石の話からさせてもらうのだが、土曜日のチューリップ賞はゴッドインチーフを消して40倍と70倍の穴を2点だけ狙ってみた。
どうして水曜日版で女工哀史だからゴッドインチーフとか阪神3歳牝馬Sの目が絡む(しかもゴッドインチーフは8枠)とか書いているくせにと思われるかもしれないが、エイシンキャメロンが馬券になった後は、キャメロンはジェームス・キャメロンでタイタニックの監督だから「タイタニック氷山にぶつかる!」を演出する、つまり「大荒れ、大あらし」だと言うわけで高配当になることが多かったから。
そのシーンを振り返ってみると、
シーン1:デイリー杯3歳S1着直後の秋華賞→スワンS・天皇賞(秋)→アルゼンチン共和国杯→大原S→福島記念
シーン2:朝日杯3歳S2着直後のスプリンターズS・阪神牝馬特別→有馬記念→京都金杯
シーン3:きさらぎ賞2着直後の共同通信杯→ダイヤモンドS→仁川S・知多特別
とにかく連続で高配当を出してくれるスーパーサイン馬だったりする。
タイタニックは超ロングランのスーパーヒットだったから、サインも超ロングランのスーパーヒットなのかもしれない。
そうすると、春のトライアルは、秋のGIシリーズの種を次なる大きな華を咲かせるために大事に育てる期間。
秋に蒔いたエイシンキャメロン監督のタイタニックの脚本を、キャストを変えながら色々な形で見せてくれると考えて差し支えないだろう。
ならば今回のエイシンキャメロンは、アーリントンCで1着だったから同じように1着だったデイリー杯3歳Sの直後のシーン1になるのか、中日タイトルの中間決算レースがあるから総決算の有馬記念のシーン2なるかどちらかだったので、ゲーム機ワンダースワンの発売日だからスワンSの配当に近い70倍か、有馬記念の配当に近い40倍を期待したというわけ。
そうすると競馬の暗号では、万馬券とゾロ目はアラシというキーワードの表裏の関係なのだけど、チューリップ賞の裏のサンシャインSと野麦峠特別がゾロ目。3場のメインレースのうち2つがスワンSの枠連1−6の1枠と6枠を交互に作って1−1と6−6のゾロ目ならば、もうスワンSに近い高配当は出っこないのだから、チューリップ賞の低配当は仕方がない。
そして有馬記念の土曜日に対して、サンシャインSはフェアリーSの馬連820円と似たような910円だったし、チューリップ賞はラジオたんぱ杯3歳Sの馬連270円と似たような320円だったから、シーン2:有馬記念をやったでしょ?と言われても仕方がない。
私の考えとは違う形で実現する結果になってしまった。
ただ単勝は3番のエイシンルーデンスが絶対だと思っていたから、穴の2点に加えて単勝も勝負してみた。
どうしてかというと、エイシンキャメロンの「タイタニック氷山にぶつかる!」のシーンで印象的なのは、
シーン1:スワンS・天皇賞(秋)における1枠1番のスズカ・スズカの重なりで、人気薄のロイヤルスズカが1着になったこと。逆にサイレンススズカがタイタニック氷山にぶつかる!したこと。
シーン2:スプリンターズSでサイレンススズカの金鯱賞枠連2−5を一発で使ったこと。
シーン3:共同通信杯でサイレンススズカの毎日王冠の枠連2−4を一発で使ったこと。
このようにサイレンススズカをめぐる沈没と復活のストーリー。
そうすると今週は、ワンダースワンの発売日だからシーン1のうちでもスワンSが欲しいし、中間決算だからシーン2のうちでも有馬記念近辺でサイレンスズカが復活したことが欲しい。
チューリップ賞と中京の野麦峠特別で3枠右がエイシン・エイシンの重なりになっている以上、逃げ馬タイプのサンデーサイレンス産駒のエイシンルーデンスがサイレンススズカの復活よろしく1着になるのは当然でしょう、と考えたからだ。
全ての配当の中で単勝が一番高かったのだから、これで良かったのかもしれない。

では弥生賞
土曜日が有馬記念の土曜日を演出した以上、日曜日は有馬記念と六甲Sになる可能性が大だと思う。
問題はどこが有馬記念でどこが六甲Sかなのだが、
・開催初日に東京のバレンタインSと中京の鈴鹿特別を全く同じ枠連3−7、馬連04−12とした関係。
・土曜日に、ワンダースワンが発売になったからスワンSの枠連1−6、デイリー新聞社が新しい新聞の馬三郎を発売したからデイリー杯クィーンCの枠連1−6、共通する1枠と6枠で中山6−6、中京1−1を作った関係。
を見る限り、中山と中京で分け合うと考えるのが正解だろう。
ならば普通は、中間決算の中日新聞杯があり、有馬記念にお似合いのGI級の馬がたくさん出走した読売マイラーズCがあるのだから、弥生賞が有馬記念と考えるのが筋。
自動的に中日新聞杯は六甲Sということになる。

そして弥生賞にはベガの息子のアドマイヤベガが出走しているが、このように名牝の関係者がいるときは季節に似合った彼女のGIレースの目(トライアルということはほとんどない。むしろトライアルはGIレースにつながるのだからGIレースから貰い、GIレースはトライアルからつながるのだからトライアルから貰うと考えるのが正解。)が馬券になったり、関係者自身が馬券になることが多い。
例えば、先週ならば、
・アーリントンCで、桜花賞馬ワンダーパフュームの兄弟馬のワンダーファングが出走していたら、ワンダーパフュームの桜花賞ポジションの18番を使ってバイオマスターが2着。
・白川郷Sで、桜花賞2着馬ロンドンブリッジの兄弟馬のホウユウピアレスが出走していたら、ロンドンブリッジの桜花賞ポジションの15番を使ってケイエスグッドワンが2着。
このように先週は名牝のGIレースの目を使っていた。
ならば今週は、ベガの息子のアドマイヤベガが出走し桜花賞トライアルのチューリップ賞があるのだから、アドマイヤベガ自身か、ベガの桜花賞ポジションが欲しい。
▽93年/桜花賞 1着 4枠左8番ベガ武豊
桜花賞のベガが教えてくれるのは1頭だけだから、

・アドマイヤベガ自身が馬券になるのか
・4枠左を使ってサウンドオブアースなのか
・8番を使ってトウカイダンディなのか


三拓問題の選択肢が出来たことになる。
そして、朝日杯3歳Sの説明がつかなければならない弥生賞であるときに、

・アドマイヤベガはアドマイヤコジーンと同じアドマイヤ、かつ、朝日杯3歳Sの3着の6番
・サウンドオブアースの7番は朝日杯3歳Sの2着の7番
・トウカイダンディの5枠右8番は朝日杯3歳Sの1着の8番、かつ2着の5枠右


との保証書もついた。
あとは有馬記念でどれが説明つくかだ。

そうすると、まずは去年の有馬記念の土曜日に関西のラジオたんぱ杯3歳Sでやったことは、武豊のサンデーサイレンス産駒で橋田厩舎のアドマイヤベガが1着だったのだから、いわゆるサイレンススズカの復活。
これは土曜日のチューリップ賞のエイシンルーデンスで見せてくれた。
そして日曜日の有馬記念は、サイレンススズカの毎日王冠のポジションの2番を使いながら、
・グラスワンダーが朝日杯3歳S以来の復活
・過去に有馬記念を勝ったことがあるグリーングラスが変化してグラスワンダーとして
復活
等々、復活が大きなテーマだったから、弥生賞も何かのサイレンススズカポジションを使いながら、復活というドラマが欲しい。
そうすると、
・97年の弥生賞でサイレンススズカは5枠左8番にいた。
・弥生賞と中日新聞杯は93年以来の同日セットレースだから、その時の弥生賞の勝馬のウイニングチケットが欲しい。ちなみにウィニングチケットはホープフルS1着以来の出走。
トウカイダンディもホープフルS1着以来の出走。
・関東のIMの「本格派の王道を駈ける意義がある。」の「本」の字は、日本ダービーの「本」、ジャパン(日本)Cの「本」だから、それらがサインレース。
本格派の「派」は派閥だから仲間。
ならばダービーもジャパンCも勝ったことがあるのはシンボリルドルフ・トウカイテイオーしかいないのだから、その仲間が必要。
アドマイヤベガ、サウンドオブアースは仲間?
トウカイダンディはトウカイだし、同枠に岡部がいる以上仲間。
トウカイダンディの日本ダービーの2着は5枠だし、ジャパンCの2着も5枠なのだから、その5枠を使いながら復活しても構わない。
というわけで復活の説明がつくのは5枠8番トウカイダンディ。この馬を取る以上、4枠の両頭は不要のはずだから、あとはどう流すかだけなのではないだろうか?

中日新聞杯は、六甲Sの逆を考えれば良い。
六甲Sの(外)の4頭出しに対して、このレースはマイナー(父)の4頭出し。

・2枠 2番セイカシミズダニ(父レジェンドテイオー)
・3枠右4番シンカイウン(父シンチェスト)
・6枠右10番スノーエンデバー(父キングハイセイコー)
・6枠左11番セザンファイター(父アンシストリー)


六甲Sでは2頭の(外)が同時に馬券になっていたのだから、このレースももしかしたらマイナー(父)が2頭とも馬券になるのかもしれないし、最低でも1頭は絡むのだろう。
ハイセイコーの鈴木勝太郎元調教師の訃報に接したときなのだから、キングハイセイコー産駒のスノーエンデバーから買うのが正解ではないだろうか?
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