桜花賞/開催前日版
(1998年4月12日提供)

水曜日版に書いたことは、2着かな?という感触を持ちつつ、結構、自信を持って書いたつもり。
そうすると、7枠左15番のロンドンブリッジはそれなりに買えそうな馬だけど、1枠右1番ラティールなんて良く知らない馬だし人気もない。
ただし、この「未知の人気薄(中京の秘密兵器? 牝馬のフサイチコンコルド?)」に真正面から向かい合ってみようとすると、サラブレッドインフォメーションは古典的手法でバチバチだったりする。

1 関東=夢を楽しむ微笑みが春を制す。
に対して、土曜日の中山・ダービー卿CTの1枠1番にランフォザドリームがいたけど、馬券にならないで残っている。
日曜日の中山・1Rにも1枠1番にトーアマサユメがいる。

2 関西=信じれば、花ひらく。
信じに対して、土曜日の阪神・淀屋橋Sの1枠1番に藤田伸二(=信じ)がのったマスグランドールがいたけど、馬券にならないで残っている。

3 関西のサブコピー=全ての人に愛される桜。その花のように美しき咲き誇りたいと彼女たちは願っている。
全ての人たちに愛されることは、最大公約数的にみて1番人気であること。
だから単純に1番人気のエイダイクイン(?)と思いがちだが、この文章が問題にしているのは「その花のように美しく咲き誇りたいと彼女たちは願っている。」だから、1番人気と同じような要素・性質を持っていることだったりする。
そうすると、1番人気のエイダイクインは花の色である馬体の色が芦毛だから、他の芦毛ということになるはず。

1枠 1番ラティール 1番人気のように咲きたい芦毛
2枠 4番エイダイクイン 目印になる1番人気の芦毛
4枠 8番ダンツシリウス 1番人気のように咲きたい芦毛
8枠17番テイエムオーロラ 1番人気のように咲きたい芦毛

このどれか。さらにしつこくエイダイクインを馬体検査してみると、

2枠 3番ラヴラヴラヴ(飯田厩舎)
2枠 4番エイダイクイン
3枠 5番メイショウアヤメ(飯田厩舎)

と飯田厩舎の囲みになっている。同じように厩舎の囲みがある芦毛は、

8枠18番アマートベン(鈴木康厩舎)
1枠 1番ラティール 芦毛
1枠 2番オータムリーフ
2枠 3番ラヴラヴラヴ
2枠 4番エイダイクイン(鈴木康厩舎)

2枠と8枠の鈴木康厩舎に囲まれた1枠のラティールのみ。

4 小倉=イラストに書かれているのは、小さなトラックをぐるぐる駈けている1頭の馬。トラックの全体は黒く塗りつぶされていて、馬自身はスクリーントーンで網掛け状になっている。

小さなトラックだから小回りの競馬場。スクリーントーンで網掛けだから、グレーの芦毛。
それに対して、ラティールは小回り中京競馬場からやってきた芦毛。
しかも一言メッセージのコーナーには「ホワイトストーンの死亡大変悲しいです。AJC杯を勝ったゼッケン1番のゴール今でも忘れません。(安芸郡の運転手さん)」だって。
ゼッケン1番。

5 グリーンチャネルのPR広告=メジロライアン(横山典)が1枠1番で1着だった宝塚記念の写真

いつもは月曜日に出ている広告が、なぜか今週は金曜日だった。
しかも版形がG1仕様の半3段のやつ。
当然桜花賞もサインとして使うんだろうなと思っていると、その宝塚記念のデータ、

1枠 1番メジロライアン(横山典)
8枠左10番メジロマックィーン(武豊)
※枠連・馬連ともに1番人気の低配当レースだった。


このデータに対して土曜日は、

1枠は、淀屋橋S・イソノウィナーの2着で使った。
10番は、同じ淀屋橋S・ダンシングエルフの1着で使った。
8枠左と横山典は、ダービー卿CT・ケイワンバイキングの2着で使った。
枠連・馬連ともに1番人気の低配当レースは、ダービー卿CTで使った。

のように残してあるのは、1番かメジロライアン産駒か、メジロマックィーン産駒か武豊ぐらい。
ズバリ、1番がラティールに当たる。

以上のようにインフォメーションを「テケテケテケッ」と解釈すると、ラティールが出てきちゃう。
ただし、このような古典的手法は、やるときはものすごい馬券を作ってくれるけど、やらないときは単に印象づけるだけで将来の布石として残してしまうだけのこともある。
そうすると、桜花賞に対して同じ「賞」タイトルの日経賞。

・関東のサラブレッドインフォメーション、天に近い、地に駈ける、春への想い。「天」キーワードに対して「天」ジンショウグンが馬券になったこと。
・小倉のインフォメーションには「将軍様」のイラストが出て、テンジン「将軍」が馬券になったこと。

露骨すぎるくらい露骨なキーワードで単勝35,570円、馬連213,370円を作ったという強烈な印象は、サイン読みファン100人中100人の脳裏に焼き付けられているはず。
そんな興奮覚めやらぬ2週間後、果たして同じ「賞」タイトルレースだからといって、そうそう同じ事を繰り返してやるだろうか?という疑問はある。

だから、正直言ってダイヤルQ2の公式見解では1枠1番ラティールは軸にはしなかった。
1着になりそうな別な馬を見つけられたからそちらの方を軸にして、その相手の1番手にラティールはとったんだけど、正直、怖すぎて軸には出来なかった。
ただし、水曜日版に書いた、

・エルフィンSは連動する。
・チューリップ賞も連動するはず。
・報知杯4歳牝馬特別の万馬券は説明できなくちゃならない。


は、軸にした馬には適用できないことだから、相手にする馬は絶対にそれが説明できなくちゃならない。

じゃ、それがラティールじゃないのならば、何なのか。
軸にした馬は、何なのか。
そして、関東のサラブレッドインフォメーション、夢を楽しむ微笑みが春を制す。をどう解釈したのか。
すべては“超”サイン見破れ!ダイヤルQ2にレポートした。
こう書くと「聴け聴け」ばっかりになってしまうから、インターネットの方でしか書かないことも触れておくと、桜花賞は元が「中山4歳牝馬特別」だから、当然、中山牝馬Sと関係する。
そうすると、あの中山牝馬Sの関東のサラブレッドインフォメーションは、

君の微笑みには誇りがある。

で、桜花賞の

夢を楽しむ微笑みが春を制す。

と「微笑み」が共通するから、ポイントは「微笑み」の解釈の仕方。
あの時の開催前日版に解釈の仕方が書いてありますから、それを参考にしてみて下さい。
ただ気をつけなきゃならないのは、中山牝馬Sの微笑みは主語ではなかったのですが、桜花賞の微笑みは主語だと言うことです。
そして、あの時は「誇り」が出たから低配当だったわけですが、今回は「夢」がでた以上高配当・もしかしたら万馬券かもしれません。
また、あの時は「誇り=7」と解釈しましたが、今回は何か数字に変化できる暗号があるかどうかにも気を配ってみて下さい。
今日はこんなところで。

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