クリスタルC・産経大阪杯/水曜日版
  (1999年4月1日提供) [index] | [next] | [back]

夕刊フジ賞クリスタルC
去年も触れたようにクリスタルCはフェブラリーSと連動する。
理由は、夕刊フジ賞のサブタイトルがついて風俗情報が守備範囲になっているレースだから「六×木クリスタル、多×クリスタル」と考えても構わないでしょうと言うわけで、フェ××オの「フェ」とブラジャーの「ブラ」を持ったフェブラリーSが関連レースというつまらないと言えばつまらない考え方なのだが、連動し続けているレースは大事にしたいもの。
特に今年は、
・フェブラリーSの1着馬メイセイオペラの地元の盛岡競馬は4月3日(土)のスプリングCから幕を開ける。お目出たいときなのだから、盛岡競馬のGI馬が作った出目が華を添えるだろう。
・フェブラリーSでは2年前のクリスタルCの1着馬のワシントンカラーが1番人気になって良い目印になっていた。
・フェブラリーSのポスターインフォメーションは普通はスポーツ紙の朝刊に出なければならないのに、今年はなぜか夕刊系のみ。よって「夕刊レース」全般に対するサインレースの可能性が大。
というように、例年以上に大いに関係するだろうという理由もある。
▽フェブラリーS
1着 5枠右9番[地]メイセイオペラ菅原勲
2着 6枠左12番エムアイブラン武豊
3着 5枠左10番タイキシャーロック横山典
恐らく、何かの数字が絡むことだろう。
次の理由で12番を選択してみたい。
ナリタブライアン追悼の年である以上、ナリタブラアンとヒシアマゾンのことは大事にしなければならない。
また、サイレンススズカの追悼のシーズン(去年の今頃は、サイレンススズカぶっちぎりの季節)である以上、サイレンススズカのことも大事にしなければならない。
その3頭絡みでクリスタルC→皐月賞の布石が置かれたのが、

▽土曜日の9R/館山特別(1800m)
1着 7枠右12番クリムゾンハウス大塚(単勝20,230円)(クリ馬名だからクリスタルCにお似合い)
2着 3枠右4番ミナミノライジン蛯名
3着 5枠左9番(外)ハイフレンドピュア的場
着外 6枠左11番(外)ヒシイースター四位(ヒシアマゾンの兄弟馬)

▽日曜日の11R/中山記念(1800m)
1着 5枠右5番キングヘイロー柴田善(皐月賞2着馬だから皐月賞にお似合い)
2着 6枠右7番ダイワテキサス蛯名
3着 1枠 1番サンプレイス中舘
着外 8枠左12番カシマドリーム的場(かつてナリタブライアンのダービーポジションである8枠中17番に入ったことがある馬)

前開催の中山5日・6日の2つのレースだと思う。
布石である理由は、

・ともにヒシアマゾンとナリタブライアンの代理が出走しつつ、クリスタルCにお似合いのクリムゾンハウス、皐月賞にお似合いのキングヘイローが馬券になったのだから、、ヒシアマゾンのクリスタルC、ナリタブライアンの皐月賞の布石としてふさわしい。
・「千葉県の館山 < 千葉県の中山競馬場」の関係は「4歳の中山競馬場のクリスタルC(G3) < 4歳の中山競馬場の皐月賞(G1)」と同じである。
・この週の中山記念を1着したサイレンスズカはJRA特別賞を受賞したのだから、「〜特別」のレースタイトルにはナーバスにならなければならない。
又、サイレンススズカがサイン的に重要な扱いを受けたのは毎日王冠なのだから、同距離の1800mのレースも同様にサイン的に重要な扱いを受けなければならない。
そして、毎日王冠におけるサイレンススズカの美しい異常性(大観衆の前でのウィニングラン)、天皇賞(秋)におけるサイレンススズカの悲しい異常性(大観衆の前での競走中止)が、陰に陽にGIレースへのサインとしてつながっていったのだから、異常アイテムは重賞レースのサインになり、最終的にはGIレースへのサインになる可能性が大だろう。
                     ↓
館山特別は単勝万馬券レース、中山記念は長期休養明けのホッカイルソーが出走してそれを囲い込むような形で決めて、ともに異常アイテムを強調する形で決着した。

以上のように、ナリタブライアン・ヒシアマゾン・サイレンススズカが微妙に絡み合いながら、それでいながら美しく説明できる形になっていたから。
恐らく、

・中山記念の週の競馬は報知杯4歳牝馬特別でサイレンススズカの小倉大賞典の目を使ったのだから、布石のレースの出目の異常性を4歳のクリスタルCや皐月賞のサインとして使うだろう。
・また、中山記念は天皇賞(秋)でサイレンススズカを抜き去って行った騎手たちが1・2着だったのだから、布石のレースの連対騎手たちを産経大阪杯や天皇賞(春)のサインとして使うだろう。
(ちなみに先週の日経賞は中山記念の1・2着騎手の柴田善と蛯名に囲い込まれたセイウンスカイが1着。もうサインはスタートしているのだ。)


のではないだろうか。
さらに、サイレンススズカはJRA賞特別賞の馬であり中京の馬主さんなのだから「中京競馬の1800mの特別タイトルメインレース」をサインレースの頂点としながら「中京競馬のその他の1800mメインレース」がサインになるのは当然の話。
従って、今週の土曜日の豊明特別(1800m)はサインレースの頂点のような存在なのだからGIレースに対する予告になり、先週の遠州灘S(1800m)はサインレースのサブなのだからトライアルレースへの予告になるのではないかと思う。
そうすると、

・毎日王冠(1800m)のサイレンススズカは非常に目立っていたのだから、毎日王冠と同じ位置づけになるトライアルレースは非常に目立つものがサインになっても良い。
・遠州灘Sの6枠左12番クリスタルドン古川吉は、クリスタルCに対して目立ちすぎるほど目立つアイテム。
・サイレンススズカが昨年のこの時期に活躍した1つのきっかけが、年末に香港に海外遠征をしたこと。
従って、海外遠征(特に香港、マカオ)したりその候補になっていたりした馬・騎手・調教師がサインアイテムになっても良い。
古川吉はマカオに遠征した騎手。


よって、遠州灘Sのクリスタルドン古川吉を侮ってはいけない。
従って、

・フェブラリーSの2着の6枠左12番エムアイブラン武豊
・館山特別の単勝万馬券の7枠右12番クリムゾンハウス大塚
・先週の中京の遠州灘S(1800m)に出走していた6枠左12番クリスタルドン古川吉


12番に3ポイントが重なる。
あとは、クリスタルCが行われる4月4日は、3月3日のひな祭り(女の子の日)、5月5日の子供の日(男の子の日)に囲い込まれたいわゆる「オカマの日」で一種のプレゼントデーなのだから、それをどう考えていくかだと思う。
もう1つ、どうして武豊が「わざわざ」中山競馬のクリスタルCに出走する意味をどう考えるか、先週の若葉Sがどうして01−13だったのかだと思う。
これで上手にサイレンススズカが説明出来るのならば、もしかしたら12番からとある馬番に向かって1点かもしれないのだが。

産経大阪杯
2年前の有馬記念にダンスパートナー・エアグルーヴ・メジロドーベルと3頭のオークス馬が出走すれば、その翌年の有馬記念はオークス騎手の的場が乗ったグラスワンダーが1着をする…。
去年のガーネットSに過去の根岸Sの1着馬が4頭出走すれば、今年のガーネットSは去年の根岸Sの1着馬のワシントンカラーが1着をする…。
このように、1年前のレースが「特徴的な畑」になっていたのならば、翌年はその「特徴的な畑」から種が成長し、育ち、最終的にそのレースで花が咲きますよという考え方がある。
ならば、去年の産経大阪杯は、
・GI馬が4頭出走しながら、牝馬のエアグルーヴ・メジロドーベルが1・2着したレース
・武豊・吉田豊の「豊・豊」が1・2着したレース
といったあたりが「特徴的な畑」。
次の2つのレースが、
▽有馬記念(エアグルーヴとメジロドーベルが出走したレース)
1着 1枠左2番(外)グラスワンダー的場
2着 5枠左10番(父)メジロブライト河内
着外 2枠右3番エアグルーヴ武豊
着外 7枠左14番(父)メジロドーベル吉田豊

▽スプリンターズS(この週も今週も中京に豊明特別がある変な週だし、豊同士が1・2着したGIレースはこれが一番有名)
1着 5枠左10番(外)マイネルラヴ吉田豊
2着 2枠右3番(外)シーキングザパール武豊
3着 7枠右13番(外)タイキシャトル岡部
去年の産経大阪杯に似合うのだから、問題はこれをどう解釈するかだけだろう。
共通するポジションである、
2枠右3番(有馬記念の産経大阪杯の勝馬エアグルーヴの2枠3番、スプリンターズSのシーキングザパール武豊の2枠3番)
5枠左10番(有馬記念のメジロブライトの5枠左10番、スプリンターズSのマイネルラヴの5枠左10番)
この数字のどれか1つは大事にしたい。
そうすると、先週のフジテレビ・スーパー競馬では、斎藤陽子からさとう珠緒へのキャスター引継があり、そのさとう珠緒は「船橋競馬の隣で育った」のだから佐藤姓や牝馬の隣に注目だった。
▽土曜日の関西のなにわS
1枠右1番(外)フィールドソラール小林徹(1着)
1枠左2番(外)エルウェーサージュ佐藤哲(全騎手乗替で人事異動を強調。佐藤姓の騎手の両サイドの馬番一発)
2枠右3番キンノステージ石橋(2着)

▽日曜日の関東の日経賞
3枠 3番セイウンエリア岡部(2着)

4枠左5番ナリタルナパーク的場(唯一の牝馬/GIレースを2着した時は佐藤騎手だったのおまけつき/両サイドの枠連一発)

5枠左7番セイウンスカイ横山典(1着)
こんな冗談みたいなことをプレーした先週だから、フジサンケイグループの総力戦のような今週もこの考え方をないがしろにしてはいけないのではないか。
ならば、そのスーパー競馬のラストシーンで斎藤陽子が涙を見せたのだから、男はイイ女の涙に弱い以上、日経賞でさとう珠緒を使ったのならば産経大阪杯では斎藤陽子に何かのプレゼントをしてエガオを見せてもらいたいはず。
彼女はエアグルーヴが大好きだったのだから、エアグルーヴ絡みが説明がつく2枠か3番の方がプレゼントされるとアタリをつけるのはどうだろう。

12頭立ての産経大阪杯のようだから、2枠か3番のどちらかということになるのだが、先週の問題の遠州灘S(1800m/トライアルに対するサインレースだと踏んでいるレース)の出目は、
▽遠州灘S
1着 2枠右3番エリモソルジャー佐藤哲
2着 3枠左6番(外)グレートサクセス小野
3着 7枠右13番ポートブライアンズ橋本美
枠連2−3、馬連03−06だった。
・産経大阪杯は「産=安産が望ましいから、すんなりと一発」「経=大阪はゼニカネにうるさいから計算機が必要」と言った理由から、「答一発カシオミニ」というわけで「計算機」のレースの意味がある。
ちなみに、カシオミニのカシは樫=オークスだから、産経大阪杯はオークスに出目を連動させるレースとしても有名。
・遠州灘Sは「遠州=円周率の円周」「灘=東大に入るための有名高校の代名詞=頭が良い」と言った理由から、「計算機」のレースにはお似合い。
よって産経大阪杯と遠州灘Sは出目が連動する傾向があるのだが、この角度からも2枠か3番の説明がつく。
どちらを選ぶかは出馬が開いてから決めることにしよう。
もしかしたら、関西のカネの原点のレースの京都金杯では「走れ、JRA」に対するラン馬名馬・ランニングゲイルの両サイド一発だったのだから、1枠か4番のどちらかにランフォザドリームが置かれていたりするのかもしれないと思っているのだが。

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