日経賞・毎日杯/レビュー
(1999年4月1日提供) | [index] | [next] | [back] |
日経賞
予め布石として置かれたサインをどのように使っていくかを教えてくれる「サインのサイン」という考え方がある。
日経賞に関しては水曜日版に記した「シロのサイン」が「予め布石として置かれたサイン」なのだが、今回はその「サインのサイン」の考え方が頭の中からスッポリ抜け落ちてしまっていた。
これじゃメジロランバートに振られても仕方がない。
というわけで、その「サインのサイン」の考え方なのだが、
▽スプリングS 6枠右11番シルクガーディアン横山典 6枠左12番ロサード高橋亮 |
この「シロのサイン」は前週の日曜日のメインレースに置かれたのだから他のどのレースのシロのサインよりも格上であり、他はこのスプリングSの使い方を教えてくれるためのもの、という考え方だ。
そうすると、先週の他のレースを振り返ってみると、
▽土曜日の中山7R 1枠1番[地]イズミメイト郷原 1枠2番ローランネプチュン岡部(3着) 2枠3番(抽)ハセノアートマン☆勝浦 2枠4番(外)ショウナンタイム吉田 3枠5番(外)タイキダイヤ小野(1着) 3枠6番マコッチャン沢(2着) ※「シロのサイン」の左サイドを使って、「シロ」の「シ」と同じ(外)という要素を持った(外)タイキダイヤが1着。 |
▽土曜日の中山12R 6枠8番ロックホルト柴田善 6枠9番ナカハマワールド☆村田(リンドシェーバー産駒)(2着) 7枠10番ホッカイマティス田面木 7枠11番シャコーシェイバー▲江田勇(リンドシェーバー産駒) ※「シロのサイン」の囲みを使って、「シロ」の「シ」と同じ減量騎手+リンドシェーバー産駒という要素を持ったナカハマワールドが2着。 |
従って、これらの「サインのサイン」は、
・「シロのサイン」の両サイドか、囲みを使う。
・「シロ」の「シ」と同じ要素を持ったものが馬券になる。
とアピールしていたことになる。
そうすると、スプリングSの「シロのサイン」もこれと同じ意味になるわけで、
・「シロのサイン」は6枠右11番−6枠左12番で壁を作っていたのだから両サイドになる5枠左か7枠右、もしくは10番か13番のどれか1頭。
・「シロ」の「シ」はシルクガーディアン横山典(ヘクタープロテクター産駒)
だからこれと同じ要素を持っていることが必要。
だから、自動的に5枠左で横山典が乗ったセイウンスカイということになってしまう。
ところが、この流れのこと、私は頭からスッポリ抜け落ちてしまっていた。
「シロのサイン」が教えてくれるのは1頭しかいないにも関わらず、開催前日版に書いたメジロランバートと別なサインからもう殆どこれしかないと思われるセイウンスカイを1点で買ってしまったのだ。
有り得ないものを1点だと思ってしまうミス。何やってんだか。
というわけで、「サインのサイン」と言う考え方、よろしかったらご参考までに。
あとは開催前日版に書いておいた「ココの囲みのサイン」は、完全に解釈ミスだった。
説明すると長くなるので具体的なことは省くのだが、要は、毎日杯の(外)が同居していた3枠が「ココのサイン」の代理になって、日経賞の3枠3番セイウンエリアのサインになっていたという話だ。
「サインのサイン」とか「サインの代理」とか面倒臭いやという声も聴こえてきそうだが、サインはそこが重要なのだ。(逆に言うと、サインのサインがつかめたのならば、恐いものはないことになる。)
いずれ、「サインの代理」という考え方も説明したいと思うのだが、今日はワープロが進まないのでやめておく。
毎日杯
1着は良いのだが、問題は相手。
とにかく2着枠は3枠っ!と思い込んでいたのだが、その2着は日経賞のセイウンエリアで使われの、中京の遠州灘Sのグレートサクセスで使われの。
そして開催前日版に書いた5番は、皐月賞か?とグチグチャ書いてみるものの、何のことはないタガノブライアンの2着で使われの。
こちらの方もヨミの誤りが目立つ結果になってしまった。
救いは、3枠が2着である以上、開催前日版に書いておいたテイエムオペラオーかプロティウスのどちらかが1着なのだから、「見えているものは買わなければならない」というわけで単勝を買っておいて案外な配当になってくれたのでトータルで負けなかったということか。
気がついたことを2つ書き留めておくと、
(1) 田中勝が落馬をして翌日の毎日杯の騎乗が危ぶまれるも騎乗OKのアナウンスがあったのが土曜日の10Rの船橋Sの近辺のこと。 ▽船橋S 1着 1枠右1番インターライセンス的場 2着 4枠右7番(外)タイキジュリエット柴田善 どうしてそのレースの目が1点で毎日杯に絡むの? |
(2) 皐月賞の東上最終戦で「ラン馬名馬3兄弟/ランニングゲイル」の使い方を教えてくれたのだから、本番皐月賞も少なくともランニングゲイルが連対馬の1頭を教えてくれることになるのだろう。 ・皐月賞は2000mのGIレースだから、昨秋の天皇賞(秋)(2000m)に出走していた8枠右11番ランニングゲイルを使うのか。 ・ランニングゲイルは97年の皐月賞自身に出走していたのだから、その時のランニングゲイルの位置(5枠左10番)を使ったり、他のものを使うのか。 皐月賞は以前から11番だと書いていることもあるので、11番で構わないと思うのだが。 |
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