産経大阪杯・クリスタルC/水曜日版
(1998年4月1日提供)
■213,370円のサイン
まずは、サーバー不調で更新できなかった日経賞のレビューから。
1枠1番テンジンショウグンを買えるかもしれなかったサインをいくつか持っていた。
でも、のっけから1枠1番を出走除外にして他の枠や馬番を考えてしまっている。
だって、テンジンショウグンは障害帰り。
障害帰りが馬券になるサインを読めなかったし、いまの私じゃ買えないって。あそこからは。
だから完敗。
サイン読み友人の友人(遠い関係)はキモを据えて1枠から馬連総流しをかけたらしいけど、「総流し」という行為の好き嫌いは別にしても、度胸はすごい。見習いたいです。
というわけで「かもしれなかったサイン・あとの祭りサイン」のうち、ぼくがここでこだわった「白川郷Sからサイン」「サラブレッドインフォメーションの文字数作戦」をレビューしつつ、それが今後にどう活かせるかをレポートします。
まとめているうちに、めちゃくちゃ悔しくなってきたぞ。
a.白川郷Sの出目連動のサイン
白川郷S 1着 7枠左12番ユウキフジ
武幸四郎2着 4枠右 5番フィールドウェイ
小屋敷3着
この1・2着が連動するだろうことは開催前日版にも書いたけど3着が連動するケースは良くあることだから、週の半ばから「8枠の2着は決まり。相手は7枠ということはないはずだから4枠か1枠だな。1枠なら中山金杯の1−8の一発連動だ。イヒヒ。」なんてこと思ってたぐらい。
でも、1枠のテンジンショウグンが入ったのを見てのっけから除外しているし、毎日杯の7枠左・武幸四郎と4枠右・小屋敷を見て完全にそちらの方(4枠を選んでた)に引っ張り込まれてしまっている。
結局は、3着の1枠1番がテンジンショウグンに連動してしまった。
というわけで今回は活かせなかったけど、実は「3着の連動」という概念があったりする。
例えば、中京記念は日本ダービーのサインレース、シンザン記念は安田記念のサインレース、なんてことをご存知の方も多いと思うけど去年なんかは次の通り。
中京記念
(16頭立て)1着 4枠左 8番アロハドリーム
加藤日本ダービー 1着 8枠左18番サニーブライアン
大西中京記念の3着馬番(→1着)と2着馬番(→2着)が連動。 2着 3枠右 5番セイントリファール
河北2着 3枠右 5番シルクジャスティス
藤田3着 1枠左 2番(18番)
エイシンコンカード
佐藤哲3着 7枠左15番メジロブライト
松永幹
シンザン記念 1着 8枠右11番シーキングザパール
武豊安田記念 1着 5枠左10番タイキブリザード
岡部シンザン記念の3着枠位置(→1着)と1着枠位置(→2着)が連動。 2着 6枠左 8番ホッコービューティ
熊沢2着 8枠右16番ジェニュイン
田中勝3着 5枠左 6番ドロテアス
四位3着 4枠右 7番スピードワールド
田原
このように「3着連動」侮れず。
b.白川郷Sのリンク馬のサイン
メイショウアヤメ・トキオエクセレントのような馬名の先頭と末尾が同じ文字になっている馬を「リンク馬」といって、
・そのリンク馬の左右両サイドのどちらかが馬券になる。
・リンク馬が将来の関連レースの予告になる。
・リンク馬が出走したレースの出目が関連レースに連動する。
などの色々な意味がある。
そうすると、メイショウアヤメが2着になって万馬券だった報知杯4歳牝馬特別の日はリンク馬のオンパレード。
■報知杯4歳牝馬特別
7枠右13番ストームティグレス
7枠左14番メイショウアヤメ
■白川郷S
1枠 1番トニーザグレート
5枠左 8番アンブラスモア
これぞ「あとの祭り」の典型だが、何のことはない「日に毛が生えた白つながり」で日経新春杯の馬連万馬券が白嶺Sに一発につながったように、今回は白川郷Sのリンク馬の馬番が一発で日経賞の馬連万馬券につながっているに過ぎない。
■日経賞
1着 1枠 1番テンジンショウグン(トニーザグレートの1枠1番)
2着 6枠左8番シグナスヒーロー(アンブラスモアの8番)
3着 5枠左6番ローゼンカバリー(アンブラスモアの5枠左)
ゲッ。
アンブラスモアを5枠左と捉えるか8番と捉えるかはあるけど、1枠1番から2点だけ買っていればあの213,370円にありつけたことにはなる。
というわけで日経賞に関してはあとの祭りだが、リンク馬の宿題は3つ残っているからそれを馬券につなげれば良いと思う。
(1) 報知杯4歳牝馬特別のリンク馬
7枠右13番ストームティグレス
7枠左14番メイショウアヤメ
予想1 桜花賞トライアルの報知杯4歳牝馬特別なのだから、当然、桜花賞で注目。
予想2 桜花賞トライアルの4歳牝馬特別なのだから、オークストライアルのサンスポ賞4歳牝馬特別で注目。
(2) 若葉Sのリンク馬
3枠左 6番ステージマックス
8枠右15番ショウブシ
予想1 皐月賞トライアルの若葉Sなのだから、当然、皐月賞で注目。
予想2 日経賞に対して「色」つながりの白川郷Sのリンク馬を使った。ならば日経新聞とテレビ東京は系列のマスコミだから、このリンク馬はテレビ東京杯青葉賞で使われても良い。
(3) 日経賞のリンク馬
3枠 3番(外に出した15番)トキオエクセレント
予想1 日本経済を支えるハイテク産業には「水晶」は欠かせない。だからクリスタルカップで注目。
予想2 天皇賞(春)の関連レースなのだから、当然、天皇賞(春)で注目。
c.サラブレッドインフォメーションの文字数作戦
お久しぶりの「三部形式」だったから、昨秋のセントライト記念・ローズSをチェックしなければいけなかったのは開催前日版にも書いた通り。
そうすると、毎日杯で「強いものが枠で接触していたらどちらか一方は1着(まあ、確かになったけど)」なんて書いたけど、そんなまどろっこしいことじゃなくて超爆弾状態。
●秋のトライアル・三部形式大会 セントライト記念(東) 1着 4枠 4番シャコーテスコ
蛯沢ローズS(西)
1着 7枠右8番キョウエイマーチ
松永幹2着 6枠右7番ダイワオーシュウ
柴田善2着 1枠 1番メイプルシロップ
福永●春のトライアル・三部形式大会 日経賞(東) 1着 1枠 1番テンジンショウグン
江田照毎日杯(西)
1着 4枠右7番ミラクルタイム
蛯名正2着 6枠左8番シグナスヒーロー
加藤2着 6枠右10番ディヴァインライト
福永半期前の1・2着の出目が一発で連動しているに過ぎない。
ただし、馬連。結果論だけど、この考え方だけで213,370円は取れることになる。半期前の1・2着の出目が一発で連動しているに過ぎない。
ただし、枠連。
何のことはない、セントライト記念=日経賞、ローズS=毎日杯だと思っていたことが、全く逆になっていたに過ぎない。
しかも、いつものように一方が枠で絡んだら、もう一方は馬番で絡むという形。「過ぎない」「いつものように」と書いていても買えなくちゃ仕方ないんだけど。
どうして交互に連動したかは、今回のインフォメーションの造りが「天と地」のように反対の言葉を並べていたからかもしれないし、インフォメーションの先頭文字の「天」は秋と春じゃ様相が一変するからかもしれないし、「天に誓い」は「天に違い」だからかもしれない。
どちらにしても言葉を良く理解すると言うのも大事なことだ。
というわけで、「文字数作戦」は解釈さえ間違えなければ1点で教えてくれるスーパーサイン。
ここ暫くは、インフォメーションが発表になったら、少なくとも1・2年のうちで「文字数・パターン」が似ているものを探し出す動作は続けてみたい。
■産経大阪杯
どうやら、毎週日曜日か月曜日のスポーツ新聞、「PERFECTVのグリーンチャネル」の「あの感動がよみがえる、重賞メモリアル」の新聞広告がサインになっているようだ。
何か、5年くらい前にテレビ東京であった「サラブレッドメモリーズ」のサインと似ているような雰囲気がある。それとも「がんばれ馬君!」が放送終了の時に、同じテレビを発信源にしたグリーンチャネルのサインで超高配当の連発は、「早く気がつけよ。」のメッセージか?
具体的に言うと、「そこで発表になったレースの2着の出目が連動する。」で非常にイージーな形。
発表時期 発表になったレース 実際の結果 連動の仕方 2回中山
第2週’96
弥生賞1着 4枠左 5番ダンスインザダーク
武豊弥生賞 1着 8枠左13番スペシャルウィーク
武豊・2着枠位置・馬番が1着に連動
・1着騎手が1着に連動2着 8枠左13番ツクバシンフォニー
横山典2着 7枠右10番セイウンスカイ
徳吉2回中山
第3週’97
中山記念1着 7枠 7番キングオブダイヤ
柴田善中山記念 1着 8枠左 9番サイレンススズカ
武豊・2着枠位置・馬番が1着に連動 2着 8枠左 9番オフサイドトラップ
安田富2着 4枠 4番ローゼンカバリー
横山典2回中山
第4週’92
スプリングS1着 1枠 1番ミホノブルボン
小島貞スプリングS 1着 3枠左 5番クリールサイクロン
蛯名正・2着馬番が1着に連動 2着 4枠右 5番マーメイドタバン
大塚2着 6枠右10番セイクビゼン
江田照3回中山
第1週’97
日経賞1着 7枠右 7番ローゼンカバリー
横山典日経賞 1着 1枠 1番テンジンショウグン
江田照・2着馬番が2着に連動 2着 7枠左 8番マウンテンストーン
蛯名正2着 6枠左 8番シグナスヒーロー
加藤3回中山
第2週’97
産経大阪杯1着 7枠 7番マーベラスサンデー
武豊産経大阪杯 1着 2枠 2番エアグルーヴ
武豊・1着騎手が1着に連動
(ただし、この翌週から広告の出稿が無くなりました。)2着 6枠 6番ユウトウセイ
四位2着 4枠 4番メジロドーベル
吉田
おーおー、という感じ。
というわけで、今週の月曜日に発表になっていた「あの感動がよみがえる、重賞メモリアル」は、去年のマーベラスサンデーが1着だった産経大阪杯。
今までは馬番が絡んでいたのだけど枠にも気を配っておくのはサイン読みとしては当然の話だから、6枠か6番のどちらかと考えていて構わないのではないか。(結局は1着騎手の武豊が、再度1着)
そして、超万馬券レースは良く連動する。
例えば、92年に阪神3歳牝馬Sが超万馬券だったときにその世代の4歳牝馬のクラシックは阪神3歳牝馬Sの出目を使い回しにしていたに過ぎないし、95年にマイルCSが超万馬券だったときに翌週のジャパンCは7枠右をもらってヒシアマゾンが2着だったり。
先週も、スプリングSの55,220円の超万馬券の2着の10番に対して、4歳世代の若葉S・毎日杯は10番が連対してたりする。
ならば、産経大阪杯の「経」レースに対して、同じ「経」の日経賞に注目するのは当然。そして、4歳世代が馬番が連動したのなら古馬は枠が連動するのも当然。でも「当然当然」と思っていたら、3着が連動してたなんてことも良くあるケース。3着連動は侮れず、ですから。
日経賞の3着の6番のローゼンカバリーも考慮にいれたら、あらあら、どちらにしても去年の産経大阪杯の6枠か6番に当たってしまう。
というわけで、「重賞メモリアル」と「超万馬券の連動」が教えてくれる産経大阪杯は、6枠(特に左)か6番のどちらかのはず。
何が入るのかを楽しみにしましょう。
■クリスタルC
先週の若葉Sは深読みし過ぎた感があった「サラブレッドインフォメーション・キーワード連動作戦」。
◎サラブレッドインフォメーション・キーワード連動作戦
サラブレッドインフォメーションには、その週のレースが「過去のどのレースと関連して、将来のどのレースにつながるか。」という役目がある。
例えば若葉Sならば、単純に、同じ4歳世代で「若」の字が使われた時のインフォメーションを参照すればOK。
そうすると、京成杯の関東のサラブレッドインフォメーション、
寒風に聴く若草色の想い。
「若草色」キーワードだったから、京成杯の出目、
1着 8枠右9番マンダリンスター 柴田善
2着 6枠 6番エフワンナカヤマ 的場
を使うだろう。
結局は1着の9番が、2着のフジラッキーボーイに連動していたから、「キーワード連動作戦」自体は使える考え方ということになる。
当てられるかどうかは道具の使い手の問題、といったところか。
そうするとクリスタルCのキーワードだが、クリスタル=水晶は「石英」が肉眼的な大きさまでに結晶したものだから、「結晶」が良いと思う。
96年には日本ダービーで、
永遠なる結晶に、英雄の称号を。
と「結晶」キーワードが出ていたら、
’96クリスタルC ’96日本ダービー ’97クリスタルC 1着 7枠右13番
キングオブケン
的場1着 7枠右13番
フサイチコンコルド
藤田クリスタルCの1着が1着に連動 1着 4枠右 6番
ワシントンカラー
柴田善日本ダービーの2着が2着に連動 2着 3枠右 3番
チアズエンペラー
熊沢2着 2枠右 3番
ダンスインザダーク
武豊2着 2枠右 2番
スーパーナカヤマ
的場3着 6枠左12番
スギノトップガン
横山典3着 7枠左15番
メイショウジェニエ
河内3着 5枠右 8番
ダイワウエスト
田中勝
フサイチコンコルドの出走レースが中間点になって、96年と97年のクリスタルCを結び付けたなんてことがあった。
ならば、去年から今年にかけての「結晶」キーワードは、去年のエリザベス女王杯の関東のインフォメーション、
蹄史に記したい美の結晶。
これのみ。
’97クリスタルC ’97エリザベス女王杯 ’98クリスタルC 1着 4枠右 6番
ワシントンカラー
柴田善1着 3枠左 5番
エリモシック
的場クリスタルCの2着の同枠が2着に連動 1着 2枠左 3番
トキオエクセレント
蛯名2着 2枠右 2番
スーパーナカヤマ
的場2着 2枠左 3番
ダンスパートナー
河内2着 2枠右 2番
マウントアラタ
小池3着 5枠右 8番
ダイワウエスト
田中勝3着 8枠左15番
エイシンサンサン
土肥3着 4枠右 6番
シンボリスウォード
岡部
エリザベス女王杯がクリスタルCの2着の同枠をもらった以上、クリスタルCへは1着の同枠をあげるはずだから、優先順位としてはエリモシックの3枠左の同枠になる3枠右を念頭においた「3枠」、その次にダンスパートナーの2枠左3番ということになる。
あとは推測にしか過ぎないけど、クリスタルCは去年から夕刊フジ杯のサブタイトルがついて風俗情報も守備範囲になっているレースだから、六×木クリスタル、多×クリスタルのノリで攻めてみるのも面白い。
フェ××オとブラ××ーのフェブラリーSが連動してたりして。
フェブラリーS クリスタルC 連動の仕方 92年 1着 2枠右 3番ラシアンゴールド
蛯名正1着 7枠右 8番サクラバクシンオー
小島太1着馬番、もしくは2着枠が2着に連動 2着 3枠左 6番マンジュデンカブト
山田和2着 3枠 3番タイトゥルー
南井93年 1着 8枠右15番メイショウホムラ
柴田政1着 8枠右12番セントミサイル
田面木1着枠位置が1着に連動 2着 4枠左 8番シンワコウジ
郷原2着 6枠左 9番バリアントウィナー
小野94年 1着 4枠左 8番チアズアトム
本田1着 4枠左 6番ヒシアマゾン
中舘・1着枠位置が1着に連動
・1着馬番が2着に連動2着 6枠右11番プロストライン
横山典2着 5枠左 8番タイキウルフ
岡部95年 連動せず 96年 1着 3枠左 5番ホクトベガ
横山典1着 7枠右13番キングオブケン
的場1着馬番、もしくは2着枠が2着に連動 2着 3枠右 4番アイオーユー
小野2着 3枠右 5番チアズエンペラー
熊沢97年 1着 4枠左 8番シンコウウィンディ
岡部1着 4枠右 6番ワシントンカラー
柴田善1着の同枠が1着に連動 2着 6枠右11番ストーンステッパー
熊沢2着 2枠右 2番スーパーナカヤマ
的場98年 1着 3枠左 6番グルメフロンティア
岡部1着 2枠左 3番
(15頭立てを外に出した18番)
トキオエクセレント
蛯名・2着の外馬番が1着に連動
・2着の馬番が連動2着 1枠左 2番
(16頭立てを外に出した18番)
メイショウモトナリ
安田康2着 2枠右 2番マウントアラタ
小池
この連動が正解ならば、エリザベス女王杯と重なる3枠か? と思いつつもフェブラリーSの枠連1−3のような時は囲みの2枠も生きているからやっぱり切れない。
悩んでても仕方がないや。
2枠か3枠のどちらかは絡むだろうけど2−3にはならず。
ただ、トキオエクセレントの3枠こともあるし、エリモシックの3枠の同枠のこともあるし、たぶん3枠でも右側のほうじゃないかのように考えて当日の出馬を迎えることにしよう。
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