日経賞・毎日杯/水曜日版
(1999年3月25日提供) | [index] | [next] | [back] |
日経賞
「雪の朝、二の字二の字の下駄のあと」じゃないけれど、競馬のサイン(暗号)には結構な種類の「二文字のサイン」がある。
例えば、表紙に紹介してあるココのサインがその1つなのだが、実は二文字のサインには、
・レースを問わずにオールラウンドに活躍してくれる
・レース限定で大活躍してくれる
の2タイプがある。
そのレース限定タイプで日経賞に対して大活躍をしてくれる二文字のサインが、ズバリ、「シロのサイン」。
どうしてかというと、
日経の「日」の上に「点、チョン」を付けると「シロ」
だからで、例えば古い競馬ファンが挙げる日経賞の勝馬の代名詞的な馬にはホワイトフォンテンがいるけれど、これなんかは、
ホワイト 放る テン = 白からテンを取り去る = 日
だったから、典型的な日経賞の馬名とみなしていて活躍させていたのかもしれない。
(1) 97年のケース
前日の若葉Sで「シロのサイン」を作っておいて、若葉Sではシロの「シ」を使ってシルクライトニングが1着、かつ接触目を作ってシロの「ロ」を残したのならば、翌日の日経賞は残した8番を使ってマウンテンストーンが2着、かつ接触目。 そして、土曜日に頭文字の「シ」のシルクライトニングが1着ならば、日曜日は頭文字「ロ」のローゼンカバリーが1着。 |
(2) 98年のケース ▽日経賞 5枠左6番ローゼンカバリー横山典 6枠右7番ショウナンアクティ中舘 6枠左8番シグナスヒーロー加藤(2着) 「シロのサイン」の選択肢のうち、土曜日の若葉S(グリーンのレース)でグリーンプレゼンスの色馬名馬が1着になったのだから、日経賞は「シ〜ロ」になるシグナスヒーローが2着になる。 |
ならば、今週の日経賞ではシグナスヒーローが出走するけれどこのことは別にしておいて、今週近辺の「シロのサイン」をチェックしてみると、先週のスプリングSで、
▽スプリングS 6枠右11番シルクガーディアン横山典 6枠左12番ロサード高橋亮 |
に尽きると思うし、今週のメインレースの登録馬で「シロのサイン」を作れるピースはない。
恐らくこのシかロのどちらか一方が日経賞の2着(このサインは毎年恒例の2着のサイン)を教えてくれるのではないだろうか?
・同じ古馬中長距離戦の阪神大賞典の9頭立て3番、つまり外に出したが唯一の関東馬のトピカルコレクターだった。 ・1年前の日経賞の12番アワパラゴンはテンジンショウグンと同じ障害帰りだったのだが、その12番が残っている。 ・北朝鮮からテポドンが発射された週の新潟3歳Sの勝馬のロサードに対して、今週は恐らく北朝鮮から侵入したと思われる不審船の事件があった。 |
というわけで、シロの「ロ」の馬番になる12番の2着を楽しみにしたい。
毎日杯
今年は、岡部騎手がメインレースやオープンのレースで1着になったことはたった3度。
いつもの岡部騎手ならば到底考えられない低確率なのだが、どうしてこのような極端な結果になっているかと言うと、先週の開催前日版に書いたように「岡部といえばタイキシャトル、タイキシャトルといえばこの季節は寝ている馬」だったから、冬場に岡部騎手がむっくり起き上がって馬券になると言うことはかなり特殊なこと。
つまり百獣の王ライオンが何かの仕事をしたいがために起き上がる、というわけで今までの傾向を見る限り、その仕事は、次代の王者にふさわしい「4歳馬」もしくは「枠・馬番の数字」を指名するためと考えるのが正解なのかもしれない。
恐らく、
スプリンターズSの7枠右13番タイキシャトルという大事すぎる大事な馬の引退に対して、フェアリーSで7枠右13番エイシンルーデンス野元が2着になったこと。 |
に秘密が隠されているんじゃないかと思う。
ちなみに、過去2回の仕事は以下の通り。
▽1回東京3日9R/ヒヤシンスS(オープン) 1着 3枠 3番タイキヘラクレス 岡部 |
→ | ▽2回京都4日11R/きさらぎ賞(4歳の重賞) 1着 3枠左5番ナリタトップロード 渡辺 |
▽2回中山3日11R/サンシャインS(メインレース) 1着 6枠左12番セイウンエリア 岡部 |
→ | ▽2回中山4日11R/弥生賞(4歳の重賞) 1着 7枠右12番ナリタトップロード 渡辺 |
ならば3度目の仕事の先週、
▽2回中山8日10R/東風S(オープン) 1着 タイキブライドル 岡部 |
→ | ▽2回阪神2日11R/毎日杯(4歳の重賞) ?枠??番????????? ?? |
は、タイキブライドルと言う馬自身がダービーのトライアルの最終戦プリンシパルSの勝馬である以上、サインの相手は皐月賞のトライアルの最終戦の毎日杯がふさわしいと思う。
6枠左か10番のどちらか1つが毎日杯なのではないか。
そうすると、毎日杯ならば当然毎日王冠をチェックするでしょうと言うわけで去年の毎日王冠の出馬を覗いてみると、
▽98年/毎日王冠 5枠 5番ランニングゲイル柴田善 |
今年の年間テーマ「走れ、JRA」の「走れ」に対する「ラン」馬名馬。
恐らく「ラン」馬名馬のサイン馬「だんご3兄弟」は、
・ユーセイトップラン
・ランフォザドリーム
・ランニングゲイル
だと思うのだが、
(1) 秋のアルゼンチン共和国杯でユーセイトップランが1着になったならば、その相手方に連れてきた4枠が同じアメリカ大陸で冬のアメリカJCCの1着スペシャルウィークのサイン。
(2) 秋のエリザベス女王杯でランフォザドリームが2着になったならば、その相手方に連れてきた1枠1番が同じ京都の冬の京都牝馬特別の1着マルカコマチのサイン。自分自身の8枠大外は、春の中山牝馬Sでその時の1着馬のメジロドーベルの2着のサイン。
のように「秋→冬OR春」の対比になっているのだから(小難しいサインより、こういうサインの方がお好きですか?)、毎日王冠→毎日杯の「ラン」馬名馬のサイン、頭に置いておく必要があるのだろう。
そういえば、中山記念にサンプレイスが出走していて、中山記念の目(枠連5−6、馬連05−07)が阪神大賞典につながると書いたら、阪神大賞典どころか前日のアネモネSのクリムゾンクローバまでつながったなんてことがあった。
どうやら16頭立てになりそうな毎日杯なのだから、5枠左10番で構わないのかもしれない。
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