ココのサイン

出馬表の中に「ココ」「コレ」と書いてあったら、「ココ」「コレ」が示す位置を買う、というサイン。
馬名の先頭や真中や末尾で、「コ」と「コ」が接触していたり、「コ」と「コ」で囲い込んでいたり、目立つように「ココ」になっている部分を探す。

一番簡単なケースを説明すると、古馬中長距離の系列のレースや馬の場合は、「ココ」の接触のどちらかが馬券になるか、囲まれた位置が馬券になることが多い。

●９３年／ジャパンカップ
４枠　７番「コ」タシャーン（２着）
４枠　８番「レ」ガシーワールド（１着）
※「コレ」が一発で１・２着する。

●９６年／宝塚記念
２枠　２番「レ」ガシーワールド
３枠　３番ヒシナタリー
４枠　４番サンデーブランチ（２着）
４枠　５番「ゴ」ールデンジャック
※「コレ」の囲みのうち４番サンデーブランチが２着する。

また、「ココ」は英語にすると「here」「this」だから、「ヒア」や「ジス」もサインになる。

９７年／安田記念
５枠　９番「ア」マジックマン
５枠１０番タイキブリザード（１着）
６枠１１番「ビ」ートパッション
※「ヒア」に囲まれた長距離でも走れるタイキブリザードが１着する。

●９７年／有馬記念
７枠１３番マウンテン「ス」トーン
７枠１４番「シ」ルク「ジ」ャスティ「ス」（１着）
※自分自身だけで「ジス」のサイン馬になっているシルクジャスティスが、馬名の中にある「ジス」の接触にサポートを受けてつつ、１着する。

逆に、短距離の系列のレースや馬の場合は、「ココ」の接触や囲まれた位置は、自分が馬券になるのではなくその日の別のレースや翌日のレースのサインとして使われる。

●９７年／スプリンターズＳ
４枠右　７番「コ」クトジュリアン
４枠左　８番「レ」シーバー

(1) 馬番の７番−８番は、ちょっとマイナーだけど当日の中京メインの中京日経賞で７番トニーザグレートの１着と、８番タマモプロモーターの２着で一発で使う。
(2) 枠の４枠右−４枠左は、翌週の土曜日のメイン、３歳牝馬のフェアリーＳの４枠右レディステラの１着と、３歳牡馬のラジオたんぱ杯３歳Ｓの４枠左ロードアックスの１着とで、東西・牡牝で交互に使う。

以上は簡単編なのだが、他にも、

・「ゴ」が１頭だけいたらその同枠が馬券になる。
・「ココ」が接触していたら、その両サイドが馬券になったり、別なレースへのサインになったりする。
・Ａ場のＸ番の「コ」と、Ｂ場のＸ番の「コ」とで、Ｃ場のＸ番の連対をサインする。

などなどのバリエーションが多々ある。
’９８年の「縁起もの」の京都金杯（古馬中長距離）は、

２枠　３番ミッドナイトベット（１着）
２枠　４番ホウエイ「コ」スモス

５枠　９番エリモダンディ（２着）
５枠１０番スター「レ」セプション

馬名の中の「コレ」の同枠が一発で馬券になる（ＪＲＡの年間キャッチ「キミの夢はココにある。」のフレーズの真中に「ココ」があるんだから、馬名の中を使うのは当然！）、という形で幕を開けてくれた。
さまざまなパターンをつかみ、対策を練れば、これのみで馬連１点勝負も可能な“スーパーサイン”が「ココのサイン」なのだ。

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