中山牝馬S・アーリントンC/水曜日版
  (1999年2月25日提供) [index] | [next] | [back]

中山牝馬S(ハンデ戦)は、中山金杯(ハンデ戦の原点)が先週説明したように去年と大差ない結果だった以上、去年と同じ考え方で構わないだろう。

昔の牝馬東タイ杯の東京タイムスは、印刷所を徳間グループに売却した。
今は、その徳間グループ印刷所を使って東京デイリースポーツと内外タイムスが紙面を刷っている。
従って、

・秋の府中牝馬S(旧牝馬東タイ杯)→デイリー杯3歳S
・春のデイリー杯クィーンC→中山牝馬S(土曜日に内外タイムス杯がある)


という「印刷所のグループ関係」が成立する。


でもいいだろうし、これが「ウラ過ぎるよ、事情通じゃないと知らないよ。」というのならば(サイン読みは一種のスパイ大作戦・諜報戦だから、ぼくらもスパイ気分にならなければならない。だから本当は事情通にならなければならない。でもその事情ってそこら辺の新聞や雑誌に書いてあることだけだったりして。)、

第1回〜第3回のデイリー杯クィーンCは中山競馬場で行われていた。
つまり原点が中山である。
だから中山牝馬Sと関連する。


でもいいだろう。
要するに、中山牝馬Sとデイリー杯クィーンCにはオモウラ両方に大いなる関連性があるのだから何かがつながるでしょう、と言うわけだ。
そして、そのつながり方は去年をご覧頂ければ分かるように(水曜日版で指摘したように、出目の間と出目の間隔が連動した)府中牝馬S→デイリー杯3歳Sの関係をチェックすればいい。
98年秋 府中牝馬S デイリー杯3歳S
1着 8枠右10番(父)メジロドーベル
吉田
1着 5枠左7番(外)エイシンキャメロン
武豊
2着 4枠 4番グレースアドマイヤ
藤田
2着 4枠右4番(父)ノボエイコーオー
小野
※昔、ナリタブライアンが出走していた枠
3着 8枠左11番ウエディングハニー
柴田善
3着 6枠左9番トウカイナンバー
藤田
府中牝馬Sが2着の4枠4番をあげる。
99年春 デイリー杯クィーンC 中山牝馬S
1着 1枠左2番(父)ウメノファイバー
蛯名
1着 7枠左9番ナリタルナパーク
佐藤
2着 6枠右11番(外)レッドチリペッパー
藤田
2着 8枠左11番メジロドーベル
吉田
3着 7枠左14番(外)ゴールデンティアラ
四位
3着 3枠 3番ホッコービューティ
的場
デイリー杯クィーンCが2着の11番をあげる。また3着の7枠左もあげる。
恐らくこの目のどれか1つはつながるはずだ。

さらに、牝馬の特別レース連対馬の次走は、そのレースの目をチェインさせることをご存知か。
勿論、年度代表馬のエアグルーヴ様や最優秀古馬牝馬のメジロドーベル様がそれをしていないんじゃ始まらないのだが、
▽エアグルーヴ様
(エ-1) エリザベス女王杯/エアグルーヴの前走は札幌記念の1着・枠連1−4/2着の1枠をもらって枠連1−8
(エ-2) 有馬記念/エアグルーヴの前走はジャパンCの2着・枠連1−6/2着の1枠をもらって枠連1−5
▽メジロドーベル様
(メ-1) エリザベス女王杯/メジロドーベルの前走は府中牝馬Sの1着・枠連4-8/1着の8枠をもらって枠連1−8
(メ-2) 有馬記念/メジロドーベルの前走はエリザベス女王杯の1着・枠連1−8/1着の1枠をもらって枠連1−5
あっけないほど単純な連動のサイン。
やっぱり女はややこしいことより簡単な方が大好きなご様子だ。
エアグルーヴ様は「グルーヴ=groove=ノリノリだから波乗りのように次から次へと出目がチェイン」だし、メジロドーベル様は「メジロのメ=出目の目、ドーベル=ワンちゃんだから、目が駈けめぐる」だから理由付けもOKと思っているのだが、今年の競馬を振り返ると、
▽牝馬特別レース連対馬の次走
(a) 京都金杯/オーバーザウォールの前走は福島記念の1着・枠連3−5/2着の5枠をもらって枠連4−5、2着の5番をもらって馬連05−07
(b) 初富士S/アマートベンの前走は清澄特別の1着・枠連4−6/1着の4枠をもらって枠連2−4
(c) シンザン記念/フサイチエアデールの前走はさざんか賞の2着・枠連7−8/2着の8枠をもらって枠連5−8
(d) 京都牝馬特別/エガオヲミセテの前走は阪神牝馬特別の1着・馬連07−12/2着の12番をもらって馬連01−12
(e) バレンタインS/フミノパラダイスの前走はサンライズSの2着・枠連6−7/1着の7枠をもらって枠連3−7
(f-1) クィーンC/エフテーピルサドの前走はジュニアC(OP特別)の2着・枠連6−3/1着の6枠をもらって枠連1−6、かつ2着の3枠は他場の中京記念にあげて枠連3−3
(f-2) クィーンC/レッドチリペッパーの前走はクロッカスS(OP特別)の1着・馬連06−11/1着の11番をもらって馬連02−11、かつ2着の6番は他場の中京記念にあげて馬連05−06
のようにいい仕事をしている。
この仕事をしてくれたエアグルーヴ様は引退してしまったのだから、彼女の余韻を楽しむ意味でも、これを置き土産と考えて徹底的に食べ尽くすことが必要だろう。
ならば、この中山牝馬Sの前走連対馬は5頭。

▽京都牝馬特別
1着 1枠右1番マルカコマチ福永
2着 6枠左12番ナギサ安田富

▽TCK女王盃
1着 7枠左14番ケープリズバーン熊沢
2着 5枠左10番ホクトオーロラ石崎

▽キャピタルS
1着 7枠中14番サクラアカツキ蛯名

▽大島特別
1着 5枠左8番ハナノメガミ柴田善(今回は菊沢徳へ)



重賞レースでは何よりも格が物を言うのだから、マルカコマチ、ナギサ、ケープリズバーンの3頭をメインに考えればいい。
また、中京開催のビッグレースのトヨタ賞中京記念ではそのサインが自分のレースのみならず他場のビッグレースに飛び込んじゃうという「1粒で2度おいしい」ものになりながらその中京開催が今週も続くし、トヨタという大会社が示した春闘のまとめ方がこれなのだから、一方が枠を使えばもう一方は馬番というダブル連動は継続すると考えるのが当然。
ということは自動的に、
中山牝馬Sはデイリー杯クィーンCの枠連1−6と京都牝馬特別の枠連1−6が重なるのだから、1枠か6枠。
アーリントンCはTCK女王盃の馬連を使うのだから、10番か14番。
になる。

ではそのアーリントンCの10番か14番かに何か意味があるかなのだが、先週のカタカナカップタイトルで牝馬のクィーンCが、当日に南井の引退式があったのならばタマモクロス(南井のお手馬)が東京競馬場で1着した唯一のGIレース天皇賞(秋)、
▽89年/天皇賞(秋)
1着 6枠単枠9番タマモクロス南井
2着 1枠単枠1番(地)オグリキャップ河内
を一発で使った以上、当日の中京競馬で南井の引退式があるときのカタカナカップタイトルのアーリントンCも「南井の関係者の目」が添えられるはず。
当然、
▽89年/ペガサスS(10頭立て)(昔はこのレースタイトルで施行)
1着 4枠 4番(外に出すと14番(地)オグリキャップ河内
2着 8枠左10番ラガーブラック村本
3着 1枠 1番(父)マチカネトハン猿橋
になるだろう。
問題のTCK女王盃は14番はオグリキャップを外に出した馬番だし10番は2着だから大いに関係があることになる。
そうすると、この時はオグリキャップに南井が乗っていなかったでしょうと言う方もいらっしゃるかもしれない。
でもこの頃の南井の仕事は「南井が乗っている馬の関係者」だ。
例えば、共同通信杯は南井が京都記念の(父)のアドマイヤコールに乗っていたら(父)が1・2フィニッシュをする、翌週は南井が土曜日のダイヤモンドSで1番人気のインターフラッグに乗っていたら日曜日は3場のメインレースともに1番人気が馬券になる、等々。
ならば、オグリキャップは南井が乗っていた関係者なのだから充分に仕事をし得る。
しかも今週は、
・アーリントンCに[地]オグリファミリーが出走するから89年のオグリキャップが出走したペガサスSが強調になっている。
・南井は自分のデビュー地である中京でリキアイワカタカという「出目を持ち込む意味合いがある持込馬」に乗る予定があるのだから、デビューにはデビューを、というわけでオグリキャップの中央デビューのレースが欲しい。
のようにオグリキャップが強調になっている週。
そして、ご存知のように今年はナリタブライアン&ヒシアマゾンを懐かしむ年になっている、ならば同世代のクラシックを走ったオグリローマンやチョウカイキャロルやサクラスーパーオーやエアダブリンやヤシマソブリンといった馬たちが彩りを添えるはず。
この開催はオグリローマンがチューリップ賞を2着した開催でもあるのだから、兄弟馬のオグリキャップの目を使う可能性は非常に高いのではないだろうか。
以上の理由で、

中山牝馬Sは1枠か6枠。
アーリントンCは10番か14番。



のどちらかだと思う。

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