NZT4歳S/水曜日版
(1998年4月22日提供)

a.サラブレッドインフォメーションのキーワード連動作戦
若葉S・クリスタルCでレポートしたこの作戦。
4歳のレースでは効果抜群なのだから、まずはNZT4歳Sもこの角度から攻めてみたい。
そうすると、ニュージーランドのNewだからサラブレッドインフォメーションの中から「新」の字を探すのは当たり前なのだけど、

NZTNew Zealand Trophy=New G(≠Z)eneration Trophy

とこのレースは勝手に「新世代」トロフィー4歳Sだと思って、時系列的に一番近い「新世代」インフォメーションに限定してそれをチェックすればOKだったりする。
年度 「新世代」インフォメーション・レース NZT4歳S 連動の仕方
93年 共同通信杯 5枠 5番マイネルリマーク
大塚
8枠右11番トーヨーリファール
松永昌
1着枠が2着に連動
1枠 1番ビワハヤヒデ
5枠左6番ケイウーマン
横山典
94年 (93年)
札幌3歳S
1枠左2番メローフルーツ
岡部
4枠 4番ヒシアマゾン
中舘
2着馬番が1着に連動
2枠左4番ミストラルアゲン
柴田政
6枠 6番マチカネアレグロ
岡部
95年 共同通信杯 7枠左8番ナリタキングオー
南井
4枠 4番シェイクハンド
芹沢
1着枠位置が2着枠位置に連動
3枠 3番タヤスツヨシ
武豊
7枠左10番プレストシンボリ
坂本
96年 共同通信杯 1枠 1番サクラスピードオー
小島太
1枠左2番ファビラスラフィン
藤田
・1着枠が1着に連動
・2着馬番と2着冠が2着に連動
3枠 3番エイシンコンカード
安田康
2枠右3番エイシンガイモン
南井
97年 (共同通信杯) 8枠左13番メジロブライト
松永幹
8枠右16番シーキングザパール
武豊
1着枠・騎手が1・2着枠に連動
1枠 1番セイリューオー
蛯名正
8枠中17番ブレーブテンダー
松永幹
98年 クィーンC 7枠左14番エイダイクイン
菊沢徳
8枠中17番エルコンドルパサー
的場
2着枠位置が2着に連動
1枠右1番エアデジャヴー
横山典
1枠右1番スギノキューティ
福永
※「新世代」インフォメーションは、NZT4歳Sに時系列的に一番近いレースを適用する。
※97年度は「新世代」インフォメーションが発表にならなかったので、前年に発表されたレースをそのまま適用する。
見事なほどの連動!
そして、97年度は「新世代」インフォメーションは出なかったのだけど、1年前は共同通信杯が「新世代」だったのだから自動的に共同通信杯を使用するなんてこともやってたりしてる。(一度連動レースを教えたら、あとはご自由に想像して下さいということ?)
というわけで、今年の「新世代」インフォメーションはクィーンCの時の関東、

春も目覚める新世代の美しさ。

が時系列的にラスト。
表にもあるように、1枠(右1番)か7枠(14番か左15番か)にまずはあたりをつけてみよう。

b.1年前のレースがゾロ目の場合の「楽しい連動」
ゾロ目・枠連万馬券は一般的に「サインの打止め、サインの変化」を表現するデリミッターのように思われているけど、逆にゾロ目の場合は「以前の出目をリンクする」のように継続の意味もあったりする。
だって、1−1、2−2のように数字がつながっているんだもん。
つながっているからリンク。
馬にリンク馬という存在があるように、出目にもリンク出目という存在があってもいいでしょ?
あと、ゾロ目というと枠連8−8,7−7のような固定観念があるけど、実は馬連05−06,12−13のようにくっついていさえすればゾロ目という解釈をしても良いと思う。
特に今年の前半は、中山金杯から弥生賞まで、1年前のゾロ目がリンク出目になって、2年前の出目が連動するシリーズになっていた。
  96年 ゾロ目の97年 98年 96→98の連動の仕方
中山金杯 1枠左2番ベストタイアップ
横山典
1枠右1番ベストタイアップ
岡部
8枠右15番グルメフロンティア
岡部
1着枠位置が2着に連動
2枠右3番ウィンドフィールズ
1枠左2番マウンテンストーン
蛯名正
1枠左2番セイリューオー
加藤
ガーネットS 6枠 6番タイキパイソン
岡部
6枠左11番ストーンステッパー
熊沢
6枠左10番スーパーナカヤマ
武豊
1着枠が1着に連動
4枠 4番ビッグショウリ
蛯名正
7枠右12番ユーコーマイケル
柴田善
1枠 1番ビーマイナカヤマ
鹿戸
金蹄S 4枠左8番デュークグランプリ
岡部
1枠右1番ノーザンレインボー
江田照
5枠右9番ナモンレグラス菊沢徳 2着枠位置が2着に連動
2枠右3番スギノガイセンモン
横山典
8枠左16番バーニングブラッド
岡部
2枠右3番ギガトン的場
バレンタインS 2枠 2番エーブアゲイン
柴田善
1枠 1番ヤシマソブリン
坂井
8枠左12番サイレンススズカ
武豊
1着枠が2着に連動
4枠 4番マイネルブリッジ
坂本
8枠左12番エイシンコンカード
横山典
2枠 2番ホーセズネック
後藤
共同通信杯 1枠 1番サクラスピードオー
小島太
8枠左13番メジロブライト
松永幹
8枠右8番エルコンドルパサー
的場
2着枠が2着に連動
3枠 3番エイシンコンカード
安田康
1枠 1番セイリューオー
蛯名正
3枠 3番ハイパーナカヤマ
岡部
中山牝馬S 5枠右8番プレイリークィーン
菊沢徳
6枠右10番ショウリノメガミ
武豊
5枠左6番メジロランバダ
横山典
1着枠(同枠)が1着に連動
1枠 1番ショウリノメガミ
武豊
6枠左11番スプリングバーベナ
田中勝
8枠右11番ランフォザドリーム
河内
弥生賞 4枠左5番ダンスインザダーク
武豊
7枠右11番ランニングゲイル
武豊
8枠左13番スペシャルウィーク
武豊
2着枠位置が1着に連動
8枠左13番ツクバシンフォニー
横山典
6枠左10番オースミサンデー
O.ペリエ
7枠右10番セイウンスカイ
徳吉

スタートレースの中山金杯の1年前ゾロ目の2着がマウンテンストーンだったから、単純に2年前の出目を「ストーン」と連動ということなのだろう。
ただし、同じようにお金を扱う日経賞で1年前のゾロ目の2着がマウンテンストーンだった時は、もう同じことはやってくれない。
  96年 ゾロ目の97年 98年 96→97→98の連動の仕方
日経賞 4枠 4番ホッカイルソー
蛯名正
7枠右7番ローゼンカバリー
横山典
1枠 1番テンジンショウグン
江田照
・96年の3着馬が1着に連動
・97年のゾロ目の両サイドのうち1着に近い方が2着に連動
7枠左9番カネツクロス
的場
7枠左8番マウンテンストーン
蛯名正
6枠左8番シグナスヒーロー
加藤
8枠右10番テンジンショウグン
木幡
※ゾロ目の両サイドは6枠左と8枠右  
桜花賞 2枠左4番ファイトガリバー
田原
8枠左18番キョウエイマーチ
松永幹
5枠右9番ファレノプシス
武豊
・96年の3着枠位置が1着に連動
・97年のゾロ目の両サイドのうち2着に近い方が2着に連動
7枠右13番イブキパーシヴ
南井
8枠右16番メジロドーベル
吉田豊
7枠左15番ロンドンブリッジ
松永幹
5枠右9番ノースサンデー
横山典
※ゾロ目の両サイドは7枠左と1枠右  
“超”ショックの213,370円が明らかに変化をアピールしてくれていて、

・1着は2年前の3着
→日経賞は3着馬のテンジンショウグンが、今年は1着
→桜花賞は3着枠位置の5枠右9番が、今年は1着
・2着は1年前のゾロ目の両サイド
→日経賞は7−7の両サイドの6枠か8枠のうち、1着に近い方の6枠左が2着
→桜花賞は8−8の両サイドの1枠か7枠のうち、2着に近い方の7枠左が2着(こう考えてみると、1枠1番か7枠左15番にサインを出すのは当たり前だよなー)

のような形になっている。
というわけで、
  96年 ゾロ目の97年 98年 96→97→98の連動の仕方
NZT4歳S 1枠左2番ファビラスラフィン
藤田
8枠右16番シーキングザパール
武豊
8枠中17番エルコンドルパサー
的場
・97年のゾロ目の両サイドのうち2着に近い枠が2着に連動
2枠右3番エイシンガイモン
南井
8枠中17番ブレーブテンダー
松永幹
1枠右1番スギノキューティ
福永
4枠右7番ヤシマキャプテン
田中勝(3着!)
※ゾロ目の両サイドは
7枠左と8枠左(1枠も?)
 
オーストラリアT 5枠右9番メイショウユウシ
四位
8枠右15番ゼネラリスト
松永幹
8枠右8番ナムラホームズ
南井
・96年の3着枠の3着騎手が1着に連動
4枠右7番タイブルース
村本
8枠左17番テイエムジャンボ
和田
8枠左9番ポートブライアンズ
小池
8枠左17番マンノチャレンジ
南井
(3着!)
※ゾロ目の両サイドは
7枠左と1枠右
 
今週の双子の国の2つのレースは、

・(1着は2年前の3着の要素)
・2着は1年前のゾロ目の両サイド


に注目するのはどうだろうか?
どちらにしても「新世代」インフォメーションのクィーンCの1−7のどちらかと、去年の8−8のゾロ目の両サイドになる1枠か・7枠か。
言っていることは同じだと思う。

c.まとめ
たぶん1枠1番か7枠左15番(14番も含めて)が2着のはず。ORのサイン(どちらか一方のサイン)だからこの組み合わせにはならないだろう。
さらに追い詰めるのならば、NZT4歳Sがこの週に移って以来、中山金杯と出目が連動する傾向がある。
年度 中山金杯 NZT4歳S 連動の仕方
96年 1枠左2番ベストタイアップ
横山典
1枠左2番ファビラスラフィン
藤田
一発連動
(一発連動は注目してよの意味だから、普通は翌年も連動する)
2枠右3番ウィンドフィールズ
2枠右3番エイシンガイモン
南井
97年 1枠右1番(外に出した17番)
ベストタイアップ
岡部
8枠右16番シーキングザパール
武豊
・1着外馬番が2着に連動
・ゾロ目つながり
1枠左2番マウンテンストーン
蛯名正
8枠中17番ブレーブテンダー
松永幹
98年 8枠右15番グルメフロンティア
岡部
8枠中17番エルコンドルパサー
的場
一発連動
1枠左2番セイリューオー
加藤
1枠右1番スギノキューティ
福永
またデータは1年しかないのだが、「新世代」のマル外の入学式、要するに外国の新入生の一学期は9月から始まるから、その時期に新設された同じニューのニューマーケットCと今年も連動する可能性がある。
年度 ニューマーケットカップ NZT4歳S 連動の仕方
97年(96年) 8枠左11番ダイワオーシャン
橋本広
8枠右16番シーキングザパール
武豊
一発連動
(一発連動は注目してよの意味だから、普通は翌年も連動する)
8枠右10番ロングショット
蛯沢
8枠中17番ブレーブテンダー
松永幹
98年(97年) 6枠左7番シアトルスズカ
岡部
8枠中17番エルコンドルパサー
的場
・3着枠が1着に連動
7枠右8番ダイワオーシャン
橋本広
1枠右1番スギノキューティ
福永
8枠右10番ティーエムビガー
蛯名利
 
こうにやってみると金杯の1着の15番とニューマーケットCの2着の7枠が重なる7枠左15番が若干強いかもしれない。
が、あくまでも1枠(右1番)か7枠(14番か左15番か)としておいて、あとは当日の出馬表と、サラブレッドインフォメーションに委ねてみたい。

あ、あと2年前の3着の件。
今週はシルクロードSに問題のNZT4歳Sの3着馬ヤシマキャプテンの登録がある。
出走してきたら、そのヤシマキャプテンの位置がNZT4歳Sのサインになると思うし、出走してこなかったら2年前の3着の位置はちょっと違うという形になるんじゃないか。
どうしてかというと、NZT4歳に出走する男たちは新世代の旗手である以上革命的でなければならないし、女の後ばっかりくっついてもいられない。
日経賞・桜花賞のシステムのうちゾロ目の両サイドは取るだろうけど、男である以上1着は違うシステムがサインしてくれても良いと思うからだ。

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