北九州記念/水曜日版
(1998年7月23日提供)

このごろは中央競馬のウサを地方競馬で解消することが多くて、今週の9頭立てだった川崎競馬・エンプレス杯は、先週の新潟で、
▽9頭立ての5R(障害未勝利)
1着 5枠 5番カオス田口
2着 3枠 3番コアレスヒーロー三浦
3着 6枠 6番キャプテンキッド浜野谷
落馬 2枠 2番リュートプリンス栗原
落馬 7枠 7番[外]オーバーザガルチ北村
同じ9頭立ての2アクシデントレースがあったから、先週の宝塚記念のレビューにも書いたように、

■2アクシデントレースのサイン

出目が連動
出目の囲みが連動
アクシデントが使われる
アクシデントの囲みが使われる

を応用すれば良かった。
そうすると、エンプレス杯は別なサインから2枠か7枠が予め読み取れていてそれがアクシデントの2枠か7枠かに重なるのだから、あとは先週の関東のインフォメーション、

永遠に止まらぬ夏の風が吹く。

の「ノンストップの夏の勢い」に対して先週のダートのKBC杯(ダートのエンプレス杯だからダートのレースをチェックです)で福永が1着した勢いを信じて、出目の囲みになる4枠シルクフェニックス・福永に向かって2点だけドン。
▽9頭立てエンプレス杯
1着 4枠 4番シルクフェニックス福永(KBC杯で1着した福永が、出目の囲みの4枠で1着)
2着 2枠 2番メジロランバダ武豊(落馬の位置で2着)
3着 7枠 7番エフテーサッチ森下(もう1つの落馬の位置で残念賞の3着)
こんな簡単なサインで、函館SSより全然配当が高い馬連1,160円、馬単4,430円だから、とっくにダンディコマンドのムシャクシャはどこかに飛んでいってしまう。
このように、中央競馬のインフォメーションは地方競馬にも応用できる。
私は関東の人間だから関西や中京や北海道の地方競馬をトライしたことはないのだが、恐らく、日本中のどこの競馬場でも中央競馬のインフォメーションは炸裂しているはず。
地方競馬のデータを保存していらっしゃる方、確認してみて下さい。

そして、この2アクシデントレースは(北村騎手の一件は別にして)、

障害レース=ハンデキャップのある方:障害者のレース=ハンデキャップレース

というつながりで、今週のハンデキャップ重賞・北九州記念でも使われると思う。
ちなみに先週は、例のアマリリス賞、
■98年/1回福島8日10Rアマリリス賞(4歳500万下)
1着 4枠右5番シンボリクラウン岡部(父シンボリルドルフ)
2着 2枠 2番アポンマイワード蛯名(父イナリワン)
取消 5枠右7番ホッカイローツェ後藤
取消 6枠左10番バグダットカフェ土谷
の何を使ったのかを確認しておくと、
▽北海道の先週の唯一の重賞レースである函館SS
・ホッカイローツェ(ホッカイ=北海道!)の取消の5枠右を使って、ケイワンバイキングが1着
・取消と取消に囲まれた空間の5枠左を使って、エイシンバーリンが2着
▽九州のテレビ朝日系のオープン特別のKBC杯
・枠連2−4の囲みの3枠でセンタームービングが2着
のような形。
今週のレース構成は先週と似ていて、
▽九州の今週の唯一の重賞レースである北九州記念
▽北海道のフジテレビ系のオープン特別のUHB杯
なのだから、似たような形で2アクシデントレースを使ってくるのは間違いがないと思う。
ならば、先週の北海道の重賞レースがアクシデントの位置、もしくはアクシデントの囲みの位置ならば、関東のインフォメーション、

永遠に止まらぬ夏の風が吹く。

である以上、アクシデントのサインに「ノンストップの夏の勢い」の風が吹いたわけで、九州の重賞レースで注目するのもアクシデントの位置になるのではないか。
▽9頭立ての5R(障害未勝利)
1着 5枠 5番カオス田口
2着 3枠 3番コアレスヒーロー三浦
3着 6枠 6番キャプテンキッド浜野谷
落馬 2枠 2番リュートプリンス栗原
落馬 7枠 7番[外]オーバーザガルチ北村
・落馬の2枠か7枠なのか? 落馬の囲みの1枠か8枠なのか? 最低でもどれか1つは使うだろう。
この「最低でもどれか1つ」を見つけるのがポイントになると思う。

そんなときに、今夏は2年前の宝塚記念で1着だったマヤノトップガンが引退して、その年のローカル記念の幕開けの札幌記念で1着だったマーベラスサンデーが引退して、中距離の名馬たちの2年前の思い出に浸りたくなる夏。
▽2年前の中距離のローカル記念重賞
札幌記念 1着 8枠右13番マーベラスサンデー武豊
北九州記念 1着 8枠右12番マジックキス角田
小倉記念 1着 8枠右11番ヒシナタリー角田
函館記念 1着 8枠右11番ブライトサンディー横山典
新潟記念 1着 8枠右10番トウカイタロー田原
ずーっと8枠右が1着し続けたことがあったから、この系列のレースには何かの継続性があると思っていい。
そうすると、記念レースは記念の『念』の調教師さん(大和田稔師、小林稔師、土田稔師)の動向をチェックするのがサイン読みの常識中の常識だから、継続性がある「稔サイン」を調べてみると、
▽安達太良S
※鳴尾記念の前日にルミネッセンス[大和田稔師]が出走していたレース
1着 6枠 6番ダイワテキサス蛯名正
2着 4枠 4番ダイワオーシャン橋本広
3着 5枠 5番マチカネハテンコウ吉田
▼鳴尾記念
1着 7枠左12番サンライズフラッグ安田康
2着 6枠右9番エアグルーヴ武豊(年度代表馬がサインのギャランティーをしてくれた)
3着 4枠左6番アヌスミラビリス横山典
          
ルミネッセンス出走レースの出目が連動
▽TUF杯
※函館記念の前日にルミネッセンス[大和田稔師]が出走していたレース
1着 2枠 2番フラワーコロネット柴田善
2着 7枠 7番ダンツサイレンス中舘
3着 1枠 1番ルミネッセンス江田照
▼函館記念
1着 7枠右12番パルブライト木幡
2着 7枠左13番サクラエキスパート四位
3着 4枠右6番アラバンサ的場
         ↓
ルミネッセンス出走レースの出目が連動
このようにルミネッセンス[大和田稔師]を代表選手にして、彼女が出走したレースの出目が記念レースに華を添えるという形になっている。
そういえばルミネッセンスは、マヤノトップガンの引退式当日に裏開催の夕刊フジ杯ターコイズSで1着になって、裏から中距離の名馬のマヤノトップガンの引退式に華を添えた牝馬。中距離の名馬が活躍した夏だからという理由でサイン馬として成立しているのかもしれません。
どちらにしてもルミネッセンスのルミネは「月」に関係するものだから、「月がぁ〜、出た、出たぁ、月が出たぁ〜〜」の炭坑節の北九州記念に対して何かが関係するはずで、
▽日本海S
※北九州記念の1週前にルミネッセンス[大和田稔師]が出走していたレース
1着 1枠 1番ダイワテキサス蛯名正
2着 8枠右8番エーピーランド橋本広
3着 3枠 3番ポートブライアンズ柴田善
このレースの出目が連動する可能性は非常に高いと思う。
そして、この出目は、2アクシデントレースのサイン「落馬の囲みの1枠か8枠」にもあたる。
というわけで、北九州記念は1枠か8枠かのどちらかを楽しみにしたいのだが、いったいどんな馬が入るのだろうか?

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