共同通信杯・京都記念/レビュー
  (1999年2月17日提供) [index] | [next] | [back]

《ひとことヒント》に書いたデータ。
2月11日にファイナルファンタジー8が発売になったから、その週はファンタジーSのデータを使う。女の子から男の子へのバレンタインデーの競馬だから、同世代の女の子は同世代の男の子にプレゼントする。だから共同通信杯ではプリモディーネとゴッドインチーフの馬連02−05を使って(しかも露骨すぎるほど露骨に)、とんでもないプレゼントの114,650円。
決して冗談で書いたわけではないと分かってもらえただろうか?
書いている本人は、ダイヤルQ2ではヤマニンアクロが◎だったけれどキンショーテガラはついぞ言えなかったし、レースの流れを見ながらグラスグラードはない、エイシンウインダムもない、じゃどこどこ? そうかファンタジーSがあったか、もしやもしや? と思いながら半信半疑で極々微量の的中馬券にありつけただけだから決して自慢できるものではないのだが、いつものようにデータは提示しましたけれど買えませんでしたなんてエラーを犯さなかっただけ良かった。
ただ、そんなサイン信じられないよと言う方は多いと思うし、現に私もどこかで半信半疑。
でもデータが裏打ちしているんじゃ信用するしかない。
例えばファイナルファンタジー7の発売が98年1月31日ならば、その週のフェブラリーSは直近のファンタジーS(ロンドンブリッジとシンコウノビー)の枠連1−3を一発で使う。
ダービースタリオン(任天堂パワー版)の発売が98年9月1日ならば、その週の新潟3歳S・小倉3歳Sは直近のダービー(スペシャルウィークとボールドエンペラー)のデータのうち、新潟3歳Sでは8枠右を使ってロサードが1着、小倉3歳Sでは5番を使ってトウカイナンバーが2着になる。
そして今週は、土曜日の橿原SでファンタジーSの1着の5枠右を使いながら2着の河内がヘイアンウインザーで2着になる。
このようにきちんとやってくれる世間の場面を反映したサインなのだ。
そしてどうしてコンピュータゲームがサインにならなければならないのかの説明もつけられる。
恐らく、競馬に一番近いコンピュータゲームのダービースタリオンの薗部氏が「有名な競馬関係者」だから世間を反映するサイン読みに必要なアイテムなのだ。また、ダービースタリオンというゲームが新たな競馬ファン層を開拓していることに対しての主催者側からの秘かなプレゼントなのだと思う。
このことも裏打ちがなければ話にならないのだが、そのダービースタリオンが96年〜97年のJRA馬事文化賞の候補に上がった時期、薗部氏の個人名義であるベットモアマネーが初勝利をあげたことを覚えていらっしゃる方はいるだろうか?
その時の出目が、

▽95年/有馬記念
1着 7枠左10番マヤノトップガン田原
2着 2枠 2番タイキブリザード坂本
▽96年/有馬記念の前日の2R
1着 2枠右3番ベットモアマネー柴田善(馬主:薗部博之氏)
2着 7枠左14番キングスルッカー吉田

日曜日のメインと土曜日の2Rは週単位で見たときに表裏の関係になるレースだから色々な意味でサインになるのだが、JRAの理事長の名前を冠しJRAで一番売上が上がる「有馬記念」にはJRAの決済印(しかもJRA会計の年度末は12月末日)的ニュアンスがあるときに、真裏のレースで1年前の有馬記念を使った意味はでかい。
「薗部氏=ダービースタリオン、ひいてはコンピュータゲーム業界」にサインOKの決済印が押されたと考えられるし、1年前を使った以上そのサインのシステムは1年前も関係するでしょうと読めるからだ。従って、1年前のローゼンカバリー・1年前のオレンジピール(社台RHの名義ながら、その中に薗部氏も名前を連ねている馬)がサイン馬になるでしょうという発想がそこに生まれ、昨春の天皇賞の時に書いたようなローゼンカバリーのサインがレポート出来ることにつながる。
また有馬記念の日のサインだから同じ中山のビッグレースへのサインなんだと思ってみると、スプリンターズSに出走していたスタープログラマー(馬主:薗部博之氏)は、その1枠2番が有馬記念のグラスワンダー、中山金杯のニッポーアトラスにつながる仕事をしたんだと読むこともできる。
要するに、JRAが認めたコンピュータゲームのサインアイテムだからだし、そのバリエーションが既にGIレースで使われているのだ。
今回さらに念押し中の念押しの10万円馬券を出した以上、あとはわれわれがどう料理していくかだけじゃないだろうか。
例えば、ダービースタリオンとファイナルファンタジーがサインならば、ドラゴンクエストだってサインになるはず。どうして、中京スポーツ杯のドラゴンライトやトニーザグレート(トのリンク馬)が馬券になったりサインになったりしていたのに、共同通信杯の7枠右11番ドラゴンブライアンは使われていないのですか?
スタープログラマーが中山ビッグレースへのサイン馬ならば、ガーネットSに出走していたスタープログラマーの3枠右5番はまだ使われていないんじゃないでのですか? そういえばあのレース、同枠の3枠左6番にはセタノキングがいたけれど、セタノキングの同枠ということは必然的に、

▽93年/朝日杯3歳S
5枠右7番セタノキング蛯名
5枠左8番ナリタブライアン南井(1着)

を思い出すから、同枠にナリタブライアンがいることがイメージできるんじゃないですか?
そして、本来ならば「ファイナル」ファンタジーなのだからファイナルレースがサインになると考えて、女の子からプレゼントを受け取った共同通信杯の日の最終レースは、

・同世代の女の子のクィーンCにつながる。
・バレンタインのお返しはホワイトデーにするのだから3月14日の報知杯4歳牝馬特別につながる。


と当たりをつけられるんじゃないですか?
ファイナルファンタジー7の場合、

▽フェブラリーSの日の関東のファイナルレース
1着 1枠右1番シャープウィット岡部
2着 6枠右11番チムール田中勝
3着 4枠右7番ニシノローズ村田

に対しての翌週は、

▽東京新聞杯
1着 4枠右7番ビッグサンデー蛯名
2着 3枠左6番プレストシンボリ岡部
▽きさらぎ賞
1着 1枠右1番スペシャルウィーク武豊
2着 2枠左4番ボールドエンペラー松永幹

1着をきさらぎ賞、3着を東京新聞杯のように使っていたという過去がある。

▽共同通信杯の日の関東のファイナルレース
1着 7枠左13番シンコウローレルS.サンダース
2着 3枠左5番アスクマジェスティ横山典
3着 8枠右14番メイショウノブシ武幸

自分の持っている他の予告のサインと重なるのならば信用せざるを得ないと思うのだが。
どちらにしても、ダビスタ・FF・ドラクエを時間かけてやったところで金になるわけでもなし。
今回のファイナルファンタジー8の悪戯は、「コンピュータゲームもいいだろうけど、サイン読みは金になるし超万馬券のスリルも味わえますよ。」という相手方からの挑戦状であり、「サイン読ミノススメ」と考えて構わないだろう。
あとは、こういう馬券を自信を持って1万円ぐらい買えるかどうかだけだ。

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