クィーンS・セントウルS/レビュー
  (1998年10月7日提供) [index] | [next] | [back]

クィーンSの馬連2−8は第2本線だった。
《ひとことヒント》のバックナンバーのフォローを交えながらの一人だけの反省会などを。

まずは菅原隆明騎手の引退→同じ派閥のセレモニーだが、彼と同じように浩宮様と同期になる騎手の引退は昨冬のスポーツニッポン賞ステイヤーズSの7枠右10番オンワードチェストの平目孝志以来だった。
さらに、今週の関東のインフォメーションが、

夢を咲かせる華となれ。

で、これはあの時の、

夢へ走り出した妖精がいる。

で書き出し文字の「夢」が同じ。
しかもあの週のメインは阪神3歳牝馬Sだったのだが、あの時はブライアンズタイム産駒のマヤノトップガンの引退式があったことに対して今週はナリタブライアンの追悼式。
これだけ舞台装置が揃ったら、普通はその週のメインレースの出目・要素を1つだけ持ってくる。
そうすると、

▽阪神3歳牝馬S(16頭立て)
1着 1枠左2番(外に出すと18番)(抽)アインブライド古川吉
2着 6枠右11番( 〃 27番)(外)キュンティア高橋亮
3着 8枠右15番( 〃 31番)(父)ダンツシリウスO.ペリエ

騎手は出ていなかったから数字のどれかなのだが、今回のクィーンSの出馬は見る人がみればわかるように欲しいのはアインブライドの位置だった。

・内側をとって2番ナオミシャイン柴田善か。
・外側をとって18番に当たる4番マックスキャンドゥか。


問題はどちらを選択するかだった。

次に親戚縁者のナリタタイシンと兄弟馬のビワハヤヒデの件だが、これは今回の1点のサインで大事にしておきたいので、インターネットでは隠しておく。
ダイヤルQ2を聴いていただいた方、私が「何で今時こんな馬がテーマになるのか疑問に思われるかもしれませんが、これにはこだわりたい!」と言ったことが全てです。

そして遠くの親戚より隣の知人は、単純明快。
▽福島民報杯
1着 2枠 2番マジックシンガー芹沢(森厩舎=シーキングザパールの管理厩舎)
▽クィーンS
1着 5枠 8番エアデジャヴー横山典(8番=モーリス・ド・ギース賞でシーキングザパールが1着だったときの馬番)
▽セントウルS
1着 7枠左11番(外)マイネルラヴ武豊(武豊=シーキングザパールの騎手でありながら、同じSeeking the gold産駒)
すべてのメインレースで主役・シーキングザパールが説明できる。
さらに、14頭立てのクィーンSで当然ナリタブライアンの有馬記念が思い出されるときに、その時2着だったヒシアマゾンは今は遠い国のアメリカにいるのだから、彼女は遠い国から弔意を表わすと考えなければならない。
関東・関西から見た遠い国=福島
遠い国からの弔意=出馬を外側に出しての弔意
よって福島民報杯のヒシアマゾンアイテムを外に出してこそ有効なサインなのだが、
▽福島民報杯
4枠 4番(外に出すと16番)(外)ヒシナイル勝浦
7枠左10番(外に出すと22番)クロシェットノエル中舘
外に出した16番−22番がクィーンSのナオミシャイン−エアデジャヴーの一発のサインになっている。

そして、水曜日版に書いたこと。
まず中山金杯・京都金杯については、開催前日版ではちょっとアタフタと「クロスして使っても良い」などと書いたのだが(そういう場合もある)、結果的には、
▽クィーンS
1着 5枠左8番エアデジャヴー横山典(中山金杯の3着騎手)
2着 2枠 2番ナオミシャイン柴田善(中山金杯の2着馬番の2番)
▽セントウルS
1着 7枠左11番(外)マイネルラヴ武豊(京都金杯の2着騎手)
2着 5枠右6番マコトライデン福永(京都金杯の2着枠位置)
のように、関東では中山金杯、関西では京都金杯のように地元主義を貫いて使った。
ナリタブライアンの追悼は人間社会で行われるセレモニーと同じように、49日、お彼岸、お盆、一周忌と行われるものだから、そういう度に金杯は意識せざるを得ないだろう。

そして馬券の主役は社台グループ・もしくは重賞級のマル外は、
▽クィーンS
1着 5枠左8番エアデジャヴー横山典(種牡馬ノーザンテースト=社台グループ)
2着 2枠 2番ナオミシャイン柴田善(種牡馬トニービン=社台グループ)
両頭とも社台系だからこれは正解。
共同通信杯のマル外が時事通信杯では社台に変化しながら、出目は8番を1つ共通させたとまとめておこう。
ちなみに、クィーンSには社台グループの種牡馬が5頭出走していてどれをどう選ぶか迷うようになっているのだが、福島民報杯の出馬を見てみると、
▽福島民報杯
2枠 2番マジックシンガー芹沢(種牡馬ノーザンテースト、馬主社台RH、紛れもない社台グループ)
6枠左8番オーバーザウォール常石(種牡馬ドクターデヴィアス、馬主社台RH、これも紛れもない社台グループ)
紛れもない社台グループが一発でサインになっている。
今週はJRAカード(指定席券の電話予約が出来るクレジットカード)の情報がオープンになっていたから、クレジット会社系の馬主(社台RH、日本ダイナー、ジョイRH)には注目だったのだが、そういう意味で今後ともにサインになっていくのかもしれない。

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