府中牝馬S・京都新聞杯/開催前日版
  (1999年10月17日提供) [index] | [log] | [back]

来週から少々スタイルを変えて、従来の水曜日版・開催前日版は要点のみの提供とし、先頭ページにある「ココのサイン」のようなコラム系を充実させた「online『サイン読み』作戦本」の方向に進みたいと思います。
また、日曜日の重賞レースをリアルタイムに推理するメール会員を募集予定です。
メールはクローズの世界ですから、いままで「オープンの場では書けない」と考えていたことも心おきなく書くつもりで、実は最近はそちらの方に時間をとりたくて仕方がありません。
募集告知は10月19日(火)に行います。
ただし、水曜日版・開催前日版の質を下げるつもりはありませんしサイン会議への書き込みを減らすこともありません。
自分の中に新しい緊張感を持ちたいから少しだけ変化します。
もっとも、平日から復習・予習の連続に時間をとられてばかりだったり、やると言いながら積み残しておくことも多かったり。ゆっくりやっていきます。

京都新聞杯
10月16日(土)はサイン読みの祖・高本公夫氏の5回目の命日。
その週の競馬のために発行された関東のIMが、
 
が美しく秋を染めていく。
それぞれの美を競う艶やかな風の淑女たち。
彩りの秋を自らの色で染め上げていくがいい。
君が描く物語に新たな時代の輝きが見えてくる。
 
ヘッドコピーの書き出し文字:=きみ=
サブコピーの書き出し文字 :それぞれ
お互いの先頭部分に公夫が君臨しているのだから、今週は高本公夫氏のサインが大活躍する週と考えて差し支えないだろう。
ならば、96年に高橋亮がJRAに入社して以来、彼は高本氏の「高」の字を持っているという理由で、高本公夫氏追悼の今週は必ずサインの仕事をしてくれるようになった。
他にも高橋明・高橋智大・高橋康之がいるのだが、
□96年/関西メイン/夕刊フジ杯オパールS
7枠右8番(外)エーピーゴールド石橋
7枠左9番(父)スモグローリ福永
8枠右10番ザームーン橋亮(1着)
8枠左11番ザゴールド松永幹
高本氏追悼レースの夕刊フジ杯(彼の訃報は夕刊フジにのみ掲載された)で、高本氏が頻繁に原稿を書いていた競馬ゴールドのゴールドで囲い込み、コレのサイン(売り物だし、やりたいことだから「コレが買いですよ」をアピールするために使うサイン)の「レ」を使い、高橋亮自身メインレース初勝利を記録したのだから、完全に「これでもか」の連発。
サインとしての役者が違いすぎる。
サイン読みの担当の方は、一度コレと決めたらそのアイテムがJRAを去るまでその役目をさせ続けるクセがあるから、今週も高橋亮に大注目だ。
ならば、その高橋亮が小倉3歳Sの週の土曜日・第4Rで落馬をし、そのまま入院、療養後の今週退院しましたよのニュースがあったのだから、イの一番にチェックしなければならないのが関西の土曜日・第4Rがどんな退院祝いになっていたかということ。
▽3小7/4R(高橋亮落馬のレース)
1着 7枠左11番エーブヤングマン植野
2着 6枠右8番エプソムハラジロー佐藤哲
3着 2枠 2番(父)タケノシンボル武英
落馬 6枠左9番ビッグブライアン高橋亮
落馬 4枠左5番(父)ラブイズドリーム幸
▽4京3/4R(高橋亮退院・復活のレース)
1着 6枠右9番(父)エイユータイガー福永
   (JRA通算200勝)
2着 4枠右5番ポンデローザ松永幹
3着 3枠左4番ブラックシャワー武豊
 
落馬の一発だった以上、「秋のトライアルシリーズのラスト」「菊花賞トライアルとして行われるラスト」とラストづくしで行われるこのレースは、あの週の開催ラスト重賞・小倉3歳Sで発生した乗替のポジションを使うに決まっていると思う。
▽小倉3歳S
4枠右4番(父)(市)ダンツキャスト→河内
5枠左7番(外)カツラファビュラス高橋亮→太宰
6枠左9番(市)ハッピーデー佐藤哲→野元
同じ4番にいる幸が「目になりますよ」のメのサイン馬・メジロロンザンに乗っているのだから、それにつられた7番か9番の一方が目になるはず。
高本公夫さんの命日だから、高橋亮が乗り替わっていた7番の方で構わないだろうし、これは水曜日版に書いた京都大賞典のスペシャルウィークの7番と重なる。

4枠右7番オースミブライト武幸四郎
(ただし、2着)

 
問題は相手だけだ。

府中牝馬S
水曜日版に書いた「サクラローレルの有馬記念から導かれる4枠」は、ちょっと変更。
このレースの2枠2番に出走している(外)ショウナンハピネスは、とあるサイン(オープンの場で書くべき質のサインではないので内容はキャンセル。こういう応用編が効くやつをズバッと書きたいのですが、さすがにちょっと。)をプレイする役目を持っていて、その仕事は「前走の朝日CCの出目を持ってくること」。
マーメイドS7着後の牝馬限定戦・弥彦特別では、
▽弥彦特別
1着 7枠左8番(外)ショウナンハピネス吉田
2着 2枠 2番ラスターゲイン小林淳
自分自身が馬券になりながら相手にマーメイドSの2着の2枠2番を持ってきての馬連28,720円の万馬券だったのだが、
あの時はマーメイドS7着後、今回も朝日CC7着後(この7着後っていうのが次走のスペシャルウィークですね)
あの時と同じように乗替吉田
弥彦特別にはブリンカーが2頭出走、今回も2頭出走
弥彦特別には兄弟馬に重賞連対馬がいる馬が2頭出走、今回もマルカコマチ(ステイヤーズS1着/インターフラッグの兄弟馬)・ナリタルナパーク(新潟3歳S・福島記念1着/ペガサスの兄弟馬)の2頭が出走
非常に状況が良く似た今回、同じことをリプレイしてくれる可能性は限りなく高い。(だから関西のIMが「強い馬には指定席が在る。」と、弥彦特別の「弥」と同じ弓へんで書き出すのかも。)
▽朝日CC(12頭立て)
1着 1枠 1番(外に出すと13番)(父)ツルマルツヨシ藤田
2着 4枠 4番(外に出すと16番)メイショウオウドウ飯田
1枠か4枠か
4番か13番か16番か
問題はどれを選ぶかだ。
また反対競馬の京都新聞杯にはダービー1・2着馬のアドマイヤベガ・ナリタトップロードが出走する。
このようにダービー同時連対馬が出走するケース、女の子はカッチョいいダービー馬に憧れるというわけで、府中牝馬Sの方でダービーの目が連動することがある。
□94年/府中牝馬S(京都新聞杯にナリタブライアン・エアダブリンが出走)
1着 4枠右7番ホッカイセレスA.ムンロ
2着 8枠右15番(父)ノーブルアクション横山典
※ダービーのナリタブライアンの8枠を使う。

□98年/府中牝馬S(京都新聞杯にスペシャルウィーク・ボールドエンペラーが出走)
1着 8枠右10番(父)メジロドーベル吉田
2着 4枠 4番グレースアドマイヤ藤田
※ダービーのボールドエンペラーの8枠右を使う。
▽99年/ダービー
1着 1枠左2番アドマイヤベガ武豊
2着 6枠右11番(父)ナリタトップロード渡辺
3着 7枠中14番(市)テイエムオペラオー和田
従って先ほど書いた朝日CCとは、
朝日CCの1枠1番とダービーの1枠=1枠1番
朝日CCの外に出した16番とダービーの2番=2枠2番(外に出すと16番)
が重なる。

1枠1番(外)スギノキューティ 岡部
      (単勝前売り12,9倍)
2枠2番(外)ショウナンハピネス吉田
      (単勝前売り18.7倍)

 
どちらかが1着になるはずだ。

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