天皇賞(春)/開催前日版
(1999年5月2日提供) | [index] | [next] | [back] |
競馬とプロレスはお互いショーアップされたスポーツの印象が強い。
JRAもそれを充分に意識しているフシがあって、その表れがスーパークリークの小川(Super creek=超・小川/スーパークリークが活躍していた同時期に柔道の世界では小川が大活躍をしていた)をJRAに入社させながら、その後プロレスの世界に天下らせて「へ? JRAがなんでプロレス?」を世間に印象づけたことだと思う。
そのスーパークリークも菊花賞・天皇賞(秋)(春)を勝って、特に古馬(競馬は4歳クラシックが主流。菊花賞はその古馬の入口の第一歩の金杯のようなもの。普通は古馬の競馬は「何でもあり」で馬券を売るがために存在していると考えるべき。)の世界でこその「スーパークリーク=小川」の性格が認めらていたりして。
そうすると、この天皇賞に出走しているスペシャルウィークはどこかスーパークリークのリバースの香りがする。
・スーパークリーク(超強い小川)とスペシャルウィーク(特別に弱い)。[馬名のリバース]
・スーパークリークは菊花賞で枠連8→3を作りながら武豊がGI初制覇をしたのと同じように、スペシャルウイークも枠連3→8を作りながら武豊がダービー初制覇をした。[初制覇時における春秋と出目のリバース]
・菊花賞でスーパークリークは8枠中17番で1着、スペシャルウィークも8枠中17番で2着。[菊花賞の着順のリバース]
さらにこのレースで3枠に入った意味が、
・スーパークリークが5歳の天皇賞(秋)で自分の菊花賞一発枠連8→3を作った時と同じように、スペシャルウィークは春秋を逆にして自分のダービーの枠連3→8のマイポジションに入った。[スーパークリークのリバースである以上、ダービーの枠連3→8が逆転してシルクジャスティス1着、スペシャルウィーク2着のようなことがあるのか。それとも全くのリバースでどちらも馬券にならないのか。]
・スーパークリークが6歳の天皇賞(春)で3枠に入って1着したそのポジションにわざわざスペシャルウィークを入れた。[リバースだから5歳春じゃまだ早いでしょうというわけで馬券にさせないのか、それとも同じ枠だから着順のリバースをして1着はなくとも2着はあるのか。]
のように読めないこともないのだから、スペシャルウィークの3枠はダービーポジションでもある以上、
「今回はスペシャルバージョンで、過去の天皇賞(春)の恒例通りにマジメに使うダービー馬のサインとは異なるのではないか。」
「今日はスペシャルウィーク=スーパークリークのダービーだ! プロレスのお祭りだ!」
と考えながら、全体を読むというのも面白いのではないだろうか。
ならば、ウマイ具合に(きっと世の中がそういう運命になっていると思うのだが)今日5月2日には東京ドームで故ジャイアント馬場さんの追悼試合がある。
「そうか、スペシャルウィーク=スーパークリークのプロレスのダービーだから荼毘なのか。」と思うのは人それぞれだとして、このようにプロレスの別れのテンカウントものがあるときは96年の有馬記念のデータを使うことが多い。
▽96年/有馬記念(14頭立て) 1着 4枠左6番(外に出した20番)サクラローレル横山典(境勝太郎師の引退宣言レース) 2着 7枠右11番マーベラスサンデー武豊 |
理由は、プロレス界は力道山や長州力でもわかるように韓国・朝鮮系の社会だから、同じ韓国・朝鮮系の馬主さんとして有名なさくらが師を見送ったレースが「偉い人を見送る別れのテンカウント」の場面にお似合いだからだし、あの時の関西のIMが「英雄へのカウントダウン。」の「カウントダウン(テンカウントする)」だったから。
TVCMで韓国・朝鮮系を強調(ビビンパ、クッパ)しながら、タレントさんが格闘技系の倉田氏であることもそういった意味なのかもしれない。
実際、ジャイアント馬場さんの訃報が流れたとき、
▽東京新聞杯 1着 6枠右11番キングヘイロー柴田善 2着 1枠左2番ケイワンバイキング横山典 ※11番と横山典で、馬番と騎手と。 ▽きさらぎ賞 1着 3枠左5番(外に出した20番)ナリタトップロード渡辺 2着 6枠右10番(外)エイシンキャメロン武豊 ※20番と武豊で、馬番と騎手と。 |
なんてことやっているわけだし、追悼試合前日の土曜日にも、
▽サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別 1着 7枠左14番スティンガー岡部 2着 4枠右7番フサイチエアデール武豊 ※枠連4−7一発、武豊が2着。枠連と騎手と。裏側の烏丸Sからプロレス界を去った「ジャンボ鶴田」のジャンボ(ムテキ)とツル(ミワールド)が一発でサイン。 ▽烏丸S 1着 4枠右4番テナシャスバイオ安藤勝 2着 7枠左11番ケイズドリーム古川吉 ※枠連4−7一発。 |
なんてことやっているのだから、いよいよこの天皇賞はこのサインのクライマックスになるはず。
そうすると競馬をプロレスのようにショーアップするためには馬に奇妙なことをしなければいけないのだから馬編に奇の字を書く騎手が大事でしょうというわけで、東京新聞杯・きさらぎ賞・サンスポ賞4歳牝馬特別のような重賞レースではまずは騎手を使っていたのだから、今回も騎手を使う可能性は非常に高いだろう。
▽天皇賞(春) 3枠 3番スペシャルウィーク武豊(マーベラスサンデーの武豊) 6枠左8番(外に出すと20番)セイウンスカイ横山典(サクラローレルの横山典弘がサクラローレルと同じ20番) |
問題はどちらを選ぶかだし、果たして1点まであるかどうかではないか。
ならば土曜日の女子プロレスは、スティンガーとフサイチエアデールのGI連対馬同士で450円の配当で、騎手も岡部と武豊の組み合わせだからいわゆるセメント勝負。
女子プロは姿形が美しければもうそれだけでヤローはウハウハだからこれはこれで良かったのかもしれない。
でも今日は(皆が本気で挑まなかった)ジャイアント馬場氏の追悼試合がメインイベント。
そんな中で3倍程度のセメント勝負を見せても、「遥か春光の彼方」に星となって輝いているジャイアント馬場氏は「おいおい、それじゃプロレスにならないだろうが。」と喜ぶわけでもなし。
というわけで、スペシャルウィークかセイウンスカイのどちらかが馬券になってその相手は弱い馬になるんじゃないかが第一希望だ。
どちらを軸にするかなのだが、ジャイアント馬場さんの追悼試合は東京だから格闘技大好きの藤原紀香も会場にやってきているでしょう、だから藤原が隣にいる方が正解でしょうと言うのならば、
▽府中ステークス 4枠左8番タイフウジョオー中舘 5枠右9番ユノダイナザウルス藤原 5枠左10番(外)タイキインパルス亀山 |
8番がセイウンスカイに当たるのだから、そういえば藤原はKIが大好きだったなあ、横山典はケイワン(K1)バイキングの主戦だったようなあ、サクラローレルも横山典だったよなあと思いながら買ってみようかと考えている。
そして、セイウンスカイはどこかヒールのイメージがあるのだが、そういうヒール上がりの実力派(たぶん1番人気か2番人気のどちらか)はプロレスの世界ではいつも強いというのも嬉しい。
セイウンスカイ OR スペシャルウィーク 恐らくセイウンスカイ。 たぶんセメント勝負にはならずに、 相手に弱い馬を連れてきて プロレスになるはず(希望)。 |
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