スプリングS・阪神大賞典/開催前日版
(1999年3月21日提供) | [index] | [next] | [back] |
土曜日の推理は途中までパーフェクトだった。
サインの選定とその背景のヨミ、そのサインによる軸馬の決定、バッチリ。
フラワーCはサヤカを軸にして相手はレッドチリペッパー1点しかないっ!
アネモネSは4枠7番のハギノスプレンダーの軸は間違いなくしかも万馬券っ!
ここまでは「たいへんよくできました、花マル」だ。
でも「スーパー競馬」エンディングのサイン=スティンガーにこだわって、阪神3歳牝馬Sの目ばかり見てしまったのが大失敗。
フラワーCの4枠7番キョウエイワンダーがスティンガーの代理だし、先週キョウエイユカがあんなことになった後のキョウエイ馬名(正確に言うとキョウエイの家族。IMの加速=家族ですから。)だから、これがハギノスプレンダー(しかもキョウエイユカの熊沢重文騎乗)に当たるで良かったのだけれど、スティンガーが教えてくれたのはこれだけだったか。
でも先週の関東のエンディングレースは、
▽2回中山6日12R 1着 5枠左10番ダンシングロード後藤 2着 7枠左14番シネマパラダイス岩部 3着 3枠左6番ドウカンサツキ武士沢 |
だったのだから、ゲゲ、5枠左10番はエンディングのこれだったのねえ。
しかも、先週の週の半ばにさとう珠緒さんがスーパー競馬の新キャスターになることが決まったら、
阪神10R 10番マグマノイカリ佐藤哲 〃 11R 10番クリムゾンクローバ角田(2着) 〃 12R 10番シャルマンレディ佐藤哲 |
だって。
というわけで、フジテレビがメインである以上、「スーパー競馬」が何らかのメッセージになっているのは間違いなかったりする。土曜日悔しい思いをしたのならば、日曜日どう楽しくしていくかだけだろう。
ならば、エンディングレースで使われないで残っている7枠左14番や3枠左6番や、1着〜3着の騎手には暗号としての意味があるはず。しつこく追いかけるのも良いだろう。
でもこれじゃ、去年、一発で05−10を教えたようなフジテレビらしい派手さがない。
そうすると先週の「スーパー競馬」で一番おかしかったのは、井崎さんのコーナーで井崎さんが急にハーモニカを吹いたことだと思う。
恐らく、あれこそフジテレビ賞スプリングSの一発のサインになるはず。
問題はどのように解釈していくかだけだろう。(これは日曜日午後のサイン会議に吹き込む予定)
まずは阪神大賞典。
水曜日版に書いた「1番手7番、2番手5枠右、2着になるのはどちらか一方」に対して優勢なのは5枠5番スペシャルウィークの方だろう。
一番単純な理由は、今年の土日のメインレースをチェックすれば一目瞭然なのだが、土曜日に武豊が負ければ、日曜日の連対はパーフェクトだから。
従って、アネモネSでお約束の3着だったトゥザビクトリー・武豊である以上、日曜日連対する可能性は大だろう。
逆に、メインレースの岡部はたった1鞍を除いて一切馬券になっていないのだが、これはタイキシャトルの岡部・シーキングザパールの武豊の成長の仕方という見方をすればいい。
シーキングザパール=3歳の小倉でデビュー、順調に使われながら成長していってGIレースのNHKマイルC1着。 タイキシャトル=4歳の4月20日、シーキングザパールの低配当だったNZT4歳Sの週の土曜日の第2Rでデビュー、馬連33,080円。遅咲き。 |
今の時期はタイキシャトルはまだ眠っていたのだから、岡部も同時に眠っているというお芝居なのではないかと思う。従ってその岡部が唯一フラッと起きたサンシャインS(サンシャインだから起きたのですね)の週の競馬には、タイキシャトルが起きた後の競馬が書かれていると思って間違いがないはず。NZT4歳S以降は、チューリップ賞→弥生賞(読売マイラーズC・中日新聞杯)をバイブルに戦うことなると宣言しておこう。
そんなとき、土曜日の競馬は完全にシーキングザパールの97年の競馬だった。
▽フラワーC=シンザン記念で同時に連対したシーキングザパールとホッコービューティがまたまた連対して低配当。今年はクロッカスSで同時に連対したサヤカとレッドチリペッパーがまたまた連対して低配当。 ▽アネモネS=97年は78,570円の万馬券、今年は58,270円の万馬券。 |
シーキングザパールがまだまだ元気であることを証明したのが土曜日の競馬なのだから、日本の競馬でタイキシャトルとシーキングザパールが同時に馬券になったことはない以上、日曜日はスペシャルウィークの武豊OK、スプリングSのモンテカルロの岡部? になるんじゃないかと思う。
そしてスプリングS。
水曜日版に書いた「8枠左16番」は8枠右15番タイクラッシャー和田の方だと軌道修正したい。
ゆりかもめ賞の1着8枠左11番のうちでも同枠になる8枠右、ロンドンブリッジの隣は16番じゃなくて7枠左に対する8枠右、有馬記念のビッグサンデーは隣じゃなくてこれだけ東京都知事選が騒がれているのだから東京ビッグサイト(馬鹿高い建築費をかけた東京都の公共施設)ジャストの8枠右15番、というわけだ。
軌道修正する理由は2つ。
1つは、マーチSの枠連1−8が大事だと書いておいたが、今週の関東のIM「加速する情熱は止められない。」の「加速」は走ることがどんどん進んでいくことで、どのレースが欲しいかを解説してくれるサブコピーに「ハイセイコー」とダート競馬からやってきた馬の名前が書いてあるのだから、ダートレースのマーチSが欲しい。 ▽マーチS 1着 8枠右15番タヤスケーポイント加藤 2着 1枠右1番ビーマイナカヤマ鹿戸 どちらが欲しいかは「加速」の「加」と書いてある以上、加藤のタヤスケーポイントの8枠右と考えて構わないから。 |
もう1つは、今週はお彼岸の中日だからナリタブライアンを頂点とした様々な追悼アイテムが欲しい。 そうするとその様々な追悼・残念賞の1つのパターンが、最近競走中止・落馬があった場合はその馬に乗っていた騎手自身、またはその仲間が馬券になったりサインになったりすることだ。 これは土曜日、関西のアネモネSで1週間前の競走中止・キョウエイユカ熊沢が1着になったことで説明がつくし、フラワーCでは土曜日の9Rのトーシンクラウンで競走中止した柴田善が1着になったことでも説明がつく。 そして土曜日馬券になったならば、普通は日曜日は教えのサインになるもの。 ならば残っている競走中止・落馬は三題だから、日曜日はこれがサインアイテムになると思えばよい。 (1) 先週日曜日の関東の最終R(問題の)の競走中止の横山典 (2) 土曜日の関東の10Rの落馬の柴田未 (3) 同じく土曜日の関東の11Rの競走中止の横山賀 このうち(3)の横山賀はメインレース近辺に出ていない場合は親戚縁者の横山典が代理してくれる。 そうすると、 ▽日曜9R・春風賞 8枠右15番ラージャスターン柴田未 ▽日曜10R・東風S 8枠右13番エアガッツ横山典 この束ねられた(加速された)8枠右がタイクラッシャーに当たるから。 |
そんなときに今週の土曜日はオウムの地下鉄サリン事件があった日。
中山競馬場の方針を示してくれる一里塚的なレースの中山記念では、サイレンススズカの追悼のくせに彼を追い抜くように1・2着をしたオフサイドトラップの柴田善とステイゴールドの蛯名が馬券になってサイレンススズカの悲劇的な写真を見せつけてくれたのだから、こんな事件があった日にはタイクラッシャー=破壊者が現代史の1ページに名前をとどめても良いのかもしれない。
でも、ビッグサイトは壊すなよ。
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