新潟記念/開催前日版
(1998年8月30日提供)

土曜日の《ひとことヒント》に書いた、
《ひとことヒント》イベント「NAKAYAMAパスポート」の考え方の1つは、「新潟の中山なのだから、2年前に中山競馬場で行われた新潟競馬を振り返っちゃえ!」ということ。
そうすると、土曜日の信濃川特別の2年前(実際は新潟競馬場で行われたのだけれど)は、
  1着 8枠 8番アトミックバイオ蛯名正/2着 1枠 1番マイネルスマイル中館
この目に注目してみると、1枠・ウィンラック橋本広、8番・トーホウエイシュン蛯名正、8枠・テイオージャ柴田善、みんなソコソコの人気馬でありながら、かつタイキシャトルの岡部ファミリーの一員だったりしてね。

(駿)
は、
▽98年/信濃川特別
1枠 1番ウィンラック橋本広
8枠右12番テイオージャ柴田善
4枠右4番フジヤマゲンスイ後藤
で何と2年前の出目が一発で絡んでいたから、解釈はバッチリだった。
サラブレッドインフォメーションやJRA・インターネットにさり気なく書いてある「NAKAYAMAパスポート」も、「別に中山開催になるまで待たなくたっていいじゃん、サインとして必要なんだから告知したんでしょ、だから書かれた瞬間からもうサインはスタート」と強気に考えてみると、こんなサインアイテムを発掘することができる。
というわけで、新潟の米どころを潤す信濃川特別の水の流れが「2年前の出目の一発」だった以上、その水で育つ「農林水産省典」新潟記念も2年前の出目が必要なのは間違いがなさそうだ。
▽96年/新潟記念
8枠右10番トウカイタロー田原
3枠 3番サクラキャンドル蛯名
8枠左11番アルセンチンタンゴ角田
しかもだ。
今回はトウカイタロー自身が出走しているんだけれど、土曜日の信濃川特別では2年前の「一時的中山開催の新潟開催」の時の別なマイナーレースの1〜3着馬が2頭出走していて、
▽96年/松戸特別
3枠 3番チアズスキー中舘
1枠 1番カネサローマン柴田未
6枠 6番ウィンラック橋本広(乗り替わって田中勝)
▽96年/木更津特別
8枠右11番ダイタクビクトリー嶋田
8枠左12番シリウスシチー蛯名利
6枠左8番ピアジュピター土谷
この2つのレースの1着と2着を合成したに過ぎないのが信濃川特別の出目。
トウカイタローが出走しているからこそ、2年前の出目が効力を発揮するとも言えるんじゃないだろうか?
水曜日版で触れた「一番手は8枠右」は2年前のトウカイタローの8枠右だから、土曜日の流れを見る限りかなり可能性が高そうだ。

そして、今週はプリンセス・ダイアナの一周忌。
日本の競馬は、イギリスからクラシックの範をとり、フランスから将来の拡大連複につながるシステムを導入する、というように「全体の設計思想」はヨーロッパから持ち込むことが多いのだけれど、今週はタイキシャトルがフランスから帰ったばかりだから当然イギリス・フランスにわたる「プリンセス・ダイアナの追悼」の雰囲気を持ち込んでいる。
そうすると、去年、正式に競馬場でプリンセス・ダイアナの追悼のために半旗が掲げられたのが第4回中山・阪神の週。
▽去年の土曜日/
阪神メイン・ムーンライトハンデキャップ(ハンデ戦)

5枠右7番カミノショーター南井
3枠右3番マルタカオーカン小池
2枠 2番アグネスヒロイン河内
▽今週の土曜日/
京都メイン・西部日刊スポーツ杯(ハンデ戦)

2枠右3番マグマノイカリ高橋亮
7枠右13番マルタカオーカン石橋
3枠左6番トウカンイーグル幸
一周忌のセレモニーの前半、土曜日のハンデ戦ではマルタカオーカンをテーマにして、

「マルタカオーカン自身の追悼ポジションの3番が1着」
「マルタカオーカン自身が2着」


だったから、セレモニー後半・新潟記念も何らかの形でプリンセス・ダイアナの追悼があるのは間違いないと思う。
当然「半旗を掲げたときのシンボルマーク」が欲しいことになるのだが、
▽去年の日曜日/
中山メイン・京王杯AH(ハンデ戦)

1枠 1番クロカミ岡部
6枠 6番プレストシンボリ橋本広
5枠 5番クラウンシチー柴田善
▽先週の日曜日/
札幌メイン・札幌記念(記念タイトルレース)


8枠右11番プレストシンボリ岡部

そのプレストシンボリは先週の札幌記念の8枠右11番にいた。
セレモニー前半が「マルタカオーカン自身が2着」だった以上、後半も「プレストシンボリ自身の位置を使う」可能性は大なんじゃないだろうか。
このようにプレストシンボリがいた8枠右には、さらなる価値が加わっている。

さらに2週間前の小倉記念では、ジャック・ル・マロワ賞に出走のタイキシャトル・岡部が1枠6番だったらその馬番の6番を使ってツルマルガイセンが2着だったから、今週はドイツに遠征している(タイキシャトルの)岡部の馬番がサインになっても良いだろう。
しかも新潟は「米=イネ」の本場だからマイネル馬名馬がシンボルマークの競馬場なのだけれど、「マイネル=ドイツ語」だからドイツのレースは新潟記念にふさわしい。
ジャック・ル・マロワ賞は岡部と武豊が同時出走だったから、ドイツのレースでも岡部と武の同時出走レースが欲しいのだけれど、
▽ドイツ2R(一般競走)
3番アルペラ武豊
7番ラアグアルダ岡部
▽ドイツ5R
(バーデンバーデン貯蓄銀行賞)

16番ロミーダ武豊
17番フェーマスガール岡部
そういうレースはこの2鞍だけ。
普通は、新潟記念のようなタイトルつきのレースにはバーデンバーデン貯蓄銀行賞の方が欲しいから、まずはポイントになるのが17番の岡部だろう。
15頭立てを外から数えた17番が8枠右14番オフサイドトラップに当たる、で構わないんじゃないだろうか?
8枠右14番オフサイドトラップから入ることになるだろう。
相手も、プリンセス・ダイアナ妃の追悼は必ず説明つけられるような形になるはず。ただし、土曜日が「マルタカオーカン自身」と「マルタカオーカンがいたポジションの3番」で決まったからといって、格上の新潟記念が全く同じことをやるのはどうかと思う。(もちろん可能性が0%とは言わないが)
興味がある方はダイヤルQ2をお聴きになって下さい。

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