クィーンC/開催前日版
(1998年2月22日提供)
レース後雑感へ

今日は思いつくがままに書いちゃったんで、途中のまとまりがないです。
まずは、水曜日版のフォローから。

どれをとるかは出馬を見てからにしたいけど、サハリンホーク・ストームティグレス・ベストマリーの同枠になったどれか1頭。ストームティグレスについては、とある理由でこれ自身もあるかもと考えているところ。

ということは、
4枠 7番ライプオレンジ
6枠11番スギノキュンティア
8枠15番ストームティグレス
8枠16番レディハーモニー
のいずれかの1頭ということになる。
そうすると、関東のサラブレッド・インフォメーション(以下、IMと略)、

春も目覚める新世代の美しさ。

これを競馬の管轄省庁の農林水産省的視点の林業で読んでやって、
「春が目覚めると山の中では『スギ』の花粉がいっぱい。」
「クィーンCのような女の子はスギは大嫌いなんだよなー。だからスギノキューティ消し!」
なんて都合良く考えたくなっちゃう。でもって、高配当だ、なんてね。
でも、強すぎる馬・騎手・出目にはネガティヴ・サインを与えて、逆にそれを克服して馬券になることで強さを強調してその後に繋げていく、なんてことがあります。
例えば、92年の菊花賞では、

3枠 5番ワカサファイヤー(ファイヤーは火)
3枠 6番グラールストーン(ストーンは石)
4枠 7番ミホノブルボン(皐月賞・ダービー馬の強い馬・2着)
4枠 8番ライスシャワー(シャワーは水・1着)
5枠 9番ランディバーン(バーンと殴るのバーン)

「火と石、水と殴る」に囲まれたミホノブルボンが2着、なんてことがあった。
でもその後ミホノブルボンの馬は故障で休養。騎手の小島貞博もそんなに良い馬(あ、ドージマムテキがいたか)に恵まれたわけでもなし。
あれあれ? と思っていると、この場合は「出目」と「相手に連れてきたライスシャワー」の強さが強調されていて、

92年 朝日杯3歳S
1着 4枠 4番エルウェーウィン
2着 6枠 7番ビワハヤヒデ

93年 ダービー
2着 4枠 7番ビワハヤヒデ

93年 菊花賞
1着 4枠 7番ビワハヤヒデ

93年・95年 天皇賞(春)
1着 2枠 3番ライスシャワー

のようになっていた。
そうすると土曜日のダイヤモンドSでこのネガティヴ・サインが出ていて、

1枠 2番キラージョー 柴田善臣(キラーは殺し屋)
2枠 3番ユーセイトップラン 河内洋(1着)
2枠 4番タニノタバスコ 武幸四郎(IMの「新世代」に似合う新人騎手)
3枠 5番インターパンチ 小野次郎(パンチで殴る)

7枠14番ステイゴールド 熊沢重文(2着)

「キラーとパンチ」に囲まれてユーセイトップランが1着した以上、ユーセイトップランの要素や相手に連れてきたステイゴールドの要素は、少なくともG3級には強いはず。
ということは同じG3のクィーンCでも、

5枠 9番ハートフォーユー 安田富男
5枠10番ヤマノ「センプー」 中舘英二
6枠11番「スギ」ノキューティ 河内洋
6枠12番ベストマリー 岡部幸雄(種牡馬のシャンハイは新種牡馬)

センプーとスギが接触したら花粉大嵐で大迷惑状態なんだけど、土曜日の強さの河内洋が克服したって誰にも文句は言えないんです。
あとは、ダイヤモンドSの2枠とクィーンCの6枠って似ている。

・「キラーとパンチの囲み」VS「センプーとスギの接触」
・「同枠の新人騎手」VS「同枠の新種牡馬」

こういう時は、土曜日が1着ならば日曜日は2着になることが多いですけどね。
果たしてベストマリーの同枠のスギノキューティは馬券になるでしょうか? それともベストマリー自身だったりして。

そして、もう1つの関東のIMの解釈としてこんなのはどうだろう?

目覚める新世代しさ

漢字を取り払ってひらがなだけ読んで「もめるのしさ」。そうすると、

「もめる」=「もめごとが多かった田原成貴騎手」
「しさ」=「示唆」=「教えてくれる」

でなかなか暗号的に楽しめるんだけど、こういう「姿煮」的なIMって、引退や何かが亡くなったときのお別れの時に結構ありますね。
マイルCSでシンコウラブリィが引退レースを飾ったときの関東のIMが、

「疾風迅雷(シップウジンライ)」=「シンコウラブリィ」

だったのを思い出します。
というわけで、引退にマッチした「もめるのしさ」姿煮状態の田原成貴騎手ですから、彼がもめた事件のいくつかを思い出せば良いと思う。

(1) スポニチ記者のムチ殴打事件。だからスポニチ賞京都金杯の出目や、連対した要素。
(2) IMに「春も目覚める」と書いてある以上、問題騎乗でもめたスプリングSのサルノキング事件。

普通は、4歳のクィーンCですから、4歳のスプリングSの方でしょう。

第31回フジテレビ賞スプリングS
1着 7枠10番ハギノカムイオー(単枠指定)
2着 6枠 9番ワカテンザン(単枠指定)
3着 1枠 1番アズマハンター
4着 8枠11番サルノキング 田原成貴(単枠指定)


このレースはたしか中山競馬場で見た記憶があるんだけど、そんなことどうでもいいか。
IMに「春も目覚める」と書いてあるんだから必要なのは出目じゃないでしょうか。しかもあの時代は枠連しか発売していないんだから枠連6−7の数字。そうすると、あらま、クィーンCの6枠と7枠には人気の馬がいたりする。
さあ、どうしようかな。

◎レース後雑感

つらつらと。
クィーンCの01−14は、お仕事の方でも言えたし、本線で買ってたから、自分なりには良い週でした。
まずは、ネガティヴ・サインの件は、

(土曜日のダイヤモンドSで)「キラーとパンチ」に囲まれてユーセイトップランが1着した以上、ユーセイトップランの要素や相手に連れてきたステイゴールドの要素は、少なくともG3級には強いはず。

これに対して、クィーンCで該当するのは3頭。

2枠 3番ショウナンハピネス/ユーセイトップランの出目
6枠11番スギノキューティ/ユーセイトップランの河内洋
7枠14番エイダイクイン/ステイゴールドの出目

結局、いつもそうなんだけど「同じサインで連対馬の両方を教えることはない」から、この3頭のどれか1頭がいわゆる「選択肢のA群」だったわけ。
そうすると、他のサインやマイナージョッキーの菊沢孝徳だったことで馬券の軸はエイダイクインしかないと思っていたから、あとはそれでも6枠のスギノキューティがとれるかどうかだった。
でもダメ。
だって、枠連6−7だと「枠連の接触目の低配当」ということになるんだけど、東京競馬では3R・4R・9Rで「枠連の接触目の低配当」が出ているんだもん。こういう時は、もし枠連6−7になるにしても、馬連なら高配当の組み合わせになるベストマリーの方を考えなくちゃならない。


ならば、問題は相手で、姿煮サラブレッドインフォメーションが「もめるの示唆」だったから、もめごとが多かった田原成貴騎手の出目は絶対に説明できなければならなかった。
ここで触れたのは、

(1) スポニチ記者のムチ殴打事件。だからスポニチ賞京都金杯の出目や、連対した要素。
(2) IMに「春も目覚める」と書いてある以上、問題騎乗でもめたスプリングSのサルノキング事件。

の2つだけだったけど、

(3) 東京競馬場の牝馬のレースだからオークスで田原が2着をした時の、
1着 7枠左15番 エアグルーヴ
2着 1枠右 1番 ファイトガリバー


も当然視野に入れて考える。
7枠14番のエイダイクインは、

・淀短距離Sで、京都金杯騎手のオリビエ・ペリエが14番。2着騎手の武豊が7枠左。重ね合わせた7枠左14番がエイダイクインに当たる。
・サルノキングのスプリングSは7枠が1着。7枠エイダイクイン、OK。
・田原のラストオークスは7枠左が1着。7枠左エイダイクイン、OK。

3つともに説明できるから全然問題ない。
あとは、4歳のレースだから、スプリングSかオークスが説明できれば良かった。そうすると、本線で買えたエイダイクインとエアデジャヴーの組み合わせは、オークスの出目と全く同じ。ふー、やっと追いつめられたか、という感じでした。

そして、それじゃスプリングSのサルノキングはどこに行ったのさ、と思っていると、なんと淀短距離Sの馬連09−10にズバコンの一発連動で万馬券。「枠」ばっかり考えていたので、さすがに「馬連」まで気は回らなかったけど、こちらの方も田原成貴騎手の出目が説明できます。

というわけで、「もめるの示唆」の解釈には異論・反論はあるかもしれませんが、きちんと説明できたし、馬券もとれましたから、これも正解にたどりつく「1つの方法」としてご利用になって下さい。ただし、「引退などのお別れのときのみ有効」の条件は大事にして下さい。お別れでは相手の姿を目に焼き付けますから、インフォメーションの中に姿を焼き付けてぼくらに提示してくれる、というわけなんです。

じゃ、枠連1−7じゃ「夏の北海道で脚を鍛えた馬の同枠が連対する。」が説明できないでしょう、と考える方もいらっしゃるかもしれません。
自分なりには、

6枠12番ベストマリー(夏の北海道組
7枠13番スバルマドンナ
7枠14番エイダイクイン(1着)
8枠15番ストームティグレス(夏の北海道組)

囲まれたところでOKと納得して買ったんですが、それじゃダメ?
でも、同じサインを何回か続けて同じパターンで使ったら、ちょっとした変化をつけると言うのは良くある話なんです。
今回は、そういう変化があったということで許して下さいな。

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