共同通信杯・京都記念/開催前日版
(1998年2月15日提供)
レース後雑感へ

土曜日の競馬は、ゆりかもめ賞と橿原Sが大本線でとれた。安かったけど。
大本線で買えたのは、関東のサラブレッドインフォメーションの解釈がきちんと出来たから。

成就へ、剛脚に宿る魂がうなる。

インフォメーションには、よく「G1馬」や「G1のレース」が暗号にように織り込まれているけれど、今回のG1馬は、

・ナリタブライアン
※先頭文字の「成」=「成田」=普通はナリタブライアンのこと。
・シンザン
※成就は前に必ず「大願」「満願」とくっつける。ならば、成就をするためには、その前に神様にお祈りすることが必要。そうするとトキノミノル的馬で神様と言ったら普通はシンザン。だって京都競馬場のシンザンの銅像には「神賛」と刻まれている。サブコピーの「未だ成就への道程は険しく長い」=「辛酸をなめる」=「シンザン記念を眺める」というのはご愛敬。

「ナリタブライアン」「シンザン」の2頭だったりする。
そうすると、こういう名馬アイテムが出てきたときのパターンの1つとして、「その名馬と同じ誕生日の馬」が関連レースからサインするというのがあるんだけど、インデックスに記しておいた4月2日生まれは「シンザン」、5月3日生まれは「ナリタブライアン」なんですね。
だから、ゆりかもめ賞(関東・4歳)はキンバリーシチーの同枠スターパスが2着になり、梅花賞(関西・4歳)はスペーストラベラーの同枠ダイイチタテガミが1着になる。
この「馬の誕生日」データはレープロに書いてあるけれど、JRA−VANでデータをとって研究するのもいいかもしれません。JRA−VANはサイン読みには良い道具だよ。
ならば、日曜日の特別レースにこういう「シンザン」「ナリタブライアン」がいるかどうかだけど、いない。
ということは、土曜日に積み残したものを使うのは間違いないわけで、

東京障害特別 6枠右 7番ニケスピリット(シンザンと同じ4月2日生まれ、かつBMSにシンザン入り)
木津川特別  7枠左14番メイショウサチカゼ(これも4月2日生まれ)


さぁ、共同通信杯4歳Sと京都記念ではどちらをどう使うんでしょうか? という宿題になっているわけだ。
みなさんならばどう考えます?
それともこんなのサインじゃないと考えます?

まずは京都記念。
ぼくの勝手なる予定だと、

「過去にそのレースで牝馬が連対した最後の時を探し出してきて、その時の牝馬の枠が絡む。」
過去の牝馬連対のラストは96年の9頭立てレース、

1着 6枠 6番テイエムジャンボ(京都金杯の勝馬)
2着 4枠 4番ダンスパートナー(牝馬で武豊)


だったからダンスパートナーの4枠4番のはずだったんだけど、ファンドリリヴリアねー。
でもナリタブライアン性もシンザン性も余り説明できる状態じゃない。(ナリタタイシンのリヴリア産駒って話はある)
ならば、こういう風に考えるのはどうだろう。

1つは、ダンスパートナーは9頭立て4番だったから、外に出すと13番。今回の出馬を外に出した13番は2番のマイネルブリッジ。
そしたら、あらま、武豊と武豊が一致する。しかも武豊はナリタブライアンのラスト騎手だし、シンザン記念の2着騎手だったりする。
もう1つは、いままでの古馬のレースは牝馬ラスト連対の牝馬自身を使っていたけれど、ダンスパートナーについてはAJCCで1回使ったから今度はダンスパートナーの相手を使うという2分の1法則を適用。そうすると、6枠のテイエムジャンボが金杯勝馬だったことに対して、6枠ではミッドナイトベットが金杯勝馬。同枠に南井克巳のナリタブライアン・三冠騎手がいるし、6枠左の枠位置はシンザン記念の1着枠位置だったりする。


こういう風に考え直すと、ナリタブライアン性・シンザン性が説明できちゃう。
というわけで、

2枠 2番マイネルブリッジ
6枠左7番ミッドナイトベット

のどちらかで、この組み合わせにはならないはず。
みなさんならばどちらをとりますか?

次に共同通信杯。
これもぼくの勝手なる予定だと、

「注目の牝馬が回避をしたら、回避をしたレースでその冠が馬券になる。」
マル外のショウナンハピネスが回避をしたから、マル外のショウナンワールドが馬券になる。

「注目の牝馬が回避をしたら、その牝馬の前走の出目が絡む。」
ショウナンハピネスが回避をしたから、前走のホープフルSが連動する。

12/21 5中8 7R ホープフルS(10頭立て)
1着 3枠3番ショウナンハピネス
2着 5枠5番パルシファル

エリモシック的パターンだから、お相手の5枠5番パルシファルの方の可能性が大だと思う。
それとも、マル「外」のショウナンハピネスだから、10頭立てを「外」に出した15番みたいな形になるのか。


こんなことを勝手に予定していたら、おっと、問題のショウナンワールドが9頭立ての6番だから外に出した15番の状態になってしまった。
じゃ、このショウナンワールドがナリタブライアン性・シンザン性が説明できるかというと、

東京8Rの6番ピアソニックがナリタブライアンと同じブライアンズタイム産駒。
東京10Rの6番ビワプリムラの的場騎手(乗替)が天皇賞(秋)のナリタブライアンの的場騎手(乗替)と同じ。
京都記念の6番カミノマジックの南井克巳騎手はナリタブライアンの4歳時の主戦だから、4歳のレースの共同通信杯にはお似合い。


説明できちゃう。
しかも「成就」をするためには神様へのお参りの仕方が大事だと思うけど、神社での豆まきをする先週の節分賞で、

節分賞
4枠8番エアパッション(ヘイロー産駒、ヘイローは親)が2着
東京新聞杯
4枠7番ビッグサンデー(サンデーサイレンス産駒、ヘイローの子)が1着


みたいに種牡馬の親子が馬番を1個ズラして配したら、同時に1・2着するなんてことがあった。
そうすると、共同通信杯と京都記念を外に出してみると、この形が全く同じ。

共同通信杯
(外出しの)15番ショウナンワールド(ヘイロー産駒)
京都記念
(外出しの)14番サンデーカイザー(サンデーサイレンス産駒)
(外出しの)16番イシノサンデー(サンデーサイレンス産駒)


フーンという感じ。
どうやら6枠6番ショウナンワールド、わーい、かもしんないと思っているんですけど。

◆レース後雑感

サイン読みの競馬って、マークシートの試験問題に解答するようなもんだと思う。
いつもそうなんだけど、A群の選択肢から1頭を選べ、B群の選択肢からも1頭を選べ、それをマークシートに塗りつぶして窓口に提出すれば、正解の組み合わせには配当という点を与えてくれるというシステム。
成功するコツは、A群・B群のブロックを正確に見破ることかもしれない。

京都記念は、
A群(牝馬のラスト連対のサイン)
4枠4番ファンドリリヴリア
2枠2番マイネルブリッジ
6枠7番ミッドナイトベット

B群(ヘイロー+サンデーサイレンスの親子種牡馬のサイン)
3枠3番サンデーカイザー
5枠5番イシノサンデー

結局、東京障害特別(春)の6枠右ニケスピリットの同枠にあたる6枠左を決め手としてA群からミッドナイトベットをチョイスしたら、あとはB群の2頭に流すだけ。
それで、16.7倍の配当が与えられたわけ。
書いたことが書いたとおりの結果になっただけだから、これはいいでしょう。
先週レポートした「頭数立てのサイン」を mix したらイシノサンデーしかなかったか、というのはご愛敬。

共同通信杯は、ごめん。

「注目の牝馬が回避をしたら、その牝馬の前走の出目が絡む。」
ショウナンハピネスが回避をしたから、前走のホープフルSが連動する。

12/21 5中8 7R ホープフルS(10頭立て)
1着 3枠3番ショウナンハピネス
2着 5枠5番パルシファル

少しでも高配当をと思って10頭立ての5番を外に出したショウナンワールドの方をとってしまったが、単純に3枠3番ハイパーナカヤマだったよ。

A群(牝馬のサイン)
ホープフルSの内側の馬番、
5枠5番フジラッキーボーイ
3枠3番ハイパーナカヤマ
ホープフルSの外側の馬番
4枠4番ミツルリュウホウ
6枠6番ショウナンワールド

このどれか1頭が正解だったってことですね。
1着だったエルコンドルパサーはシンザンと同じように「連対を外したことがない馬」だったし、ナリタブライアンの騎手の「的場」が乗っていただけの話。
だけど、労多くして実らずの200円の馬券じゃね。
ハイパーナカヤマが馬券になったのだから、このレースの出目が「ハイパー・リンク」をして中山競馬場の中山記念・弥生賞・スプリングSに繋がることを楽しみにしましょう。
あとは、結局、こちらの方も「頭数立てのサイン」が爆発です。
東西両メインは「頭数立てのサイン」が2着のサインで「共同通信杯」という形になりましたが、来週も続けてくれるでしょうか。

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