オールカマー・神戸新聞杯/水曜日版
(1998年9月17日提供) | [index] | [next] | [back] |
早め早めの台風準備
そろそろ台風の季節だ。
たった一度の台風でそれまでの一年間の苦労が全て水の泡になってしまう可能性があるのが農家の方だから、この季節、そういう方たちは台風情報の収集に余念がないだろうし、早め早めの準備に怠りはない。
ならば、競馬は農林水産省の管轄下に置かれたゲーム。
競馬は実際の政治をシミュレートしているのと同じように農業の実際をシミュレートしているのだから、台風の季節のこの時期は、サインも、
「近いうちの台風襲来に備え、早め早めに対応する台風モード」
で書かれていると考えれば良いのかもしれない。
例えば、先週の京成杯AHでは、名月の季節の秋で反対側に朝日のレースがあるからナリタブライアンの皐月賞を使うんだと思っていたら、それより一歩先のダービーの枠連を一発で使っている、というようにナリタブライアン台風に早め早めに対応されてしまってる。
そして、今は「NAKAYAMAパスポートカード」運用中の開催だからあのカードに写っている皐月賞が1つのポイントなのだが、あの時期はマルゼンスキーの喪中だったから「大外枠でも良い、賞金も要らない、だからダービーに出走させてくれ。」というマルゼンスキーの夢を実現しなければならなかった。
だから、マルゼンスキーの「残念ダービー」だった日本短波賞(現ラジオたんぱ賞)の出目、
▽昭和52年/第26回日本短波賞 1着 2枠 2番マルゼンスキー中野渡 2着 6枠 6番プレストウコウ安田富 3着 4枠 4番インタースペンサー大崎 |
枠連2−6を、本番ダービーで使うのか、それともマルゼンスキーのために創設されたマル外のダービー・NHKマイルCで使うのか、それとももう1つの残念ダービーといわれたNZT4歳Sで使うのか、そんなことがどこか頭の片隅にあったのだが、結局は思っていたレースの一歩手前、一種のダービートライアルというべき皐月賞で枠連2−6ズッポシ。
これも予想できるマルゼンスキー台風に早め早めに対応されてしまってる。(ちょっと時期外れの台風だけど。)
そうすると、先週が他に何の台風に対応していたかというと、翌週にメジロライアンの種牡馬展示会が行われることが8月10日売りの競馬ブックで既報になっていると(台風情報の収集)、
メジロライアンのパートナー=横山典弘(エルムS、京成杯AHを1着)
子どものメジロドーベルのパートナー=吉田豊(ニューマーケットCを1着)
子どものメジロブライトのパートナー=河内洋(朝日CCを1着)
で「何だよ、全部1着じゃん」の台風対応ぶり。
おまけにメジロライアンの唯一のG1といえば宝塚記念の枠連1−8で、朝日CCは「ああそうですか」の状態。(以上、早め早めの準備)
台風云々なんて難しいこといわなくても、新潟記念やら新潟3歳Sで、
「NAKAYAMAパスポートカードや、JRAホースフェスティバルは、発表になった時点からサインなんだ!」
なんてこと言っている木村なんだから、どうしてこれへの対応を忘れたの?といったところだ。
ならば、今週はそのメジロライアンの種牡馬展示会がありながら、これも8月10日売りの競馬ブックで既報の通り翌週はバブルガムフェローの種牡馬展示会の台風警報発令中。(台風情報の収集)
そうにやってバブルガムフェローに改めて注目してみると、
・オールカマーのような国際レースにはバブルガムフェローの管理調教師の藤沢和雄師が似合う。
・藤沢和雄師の4番バッター・タイキシャトルの進路が決定して、またまたスポーツ新聞にタイキシャトル関連のニュース旋風が吹いた。
・先週は既にバブルガロフェローの目が爆発していて、京成杯AHの枠連2−8は良く考えてみればバブルガムフェローのスプリングSの目、札幌・UHB賞の枠連3−6はこれも良く考えてみればバブルガムフェローの毎日王冠の目。
このように、既にバブルガムフェローのアドバルーンを上げようとしていることが分かると思う。
というわけで、今週は、
・先週のようにバブルガムフェローのパートナーだった岡部(キングヘイロー)・蛯名(ミラクルタイム)なのか。
・バブルガムフェローはサンデーサイレンス産駒で社台RHの持ち馬だったから、同じような要素を持つ馬(ローゼンカバリー・メイショウオウドウ・デビルインサイド)なのか。
・それともバブルガムフェローの何かのレースの出目なのか。
どれかを満たす可能性が非常に大だろう。(早め早めの準備)
問題は、どういう理由でどれを取るかと、メジロライアンをどのように使うかだと思う。
水曜日版では、どれを取るかを決めるのはよそう。
ただ、オールカマーは6枠が良さそうだ。
どうしてかというと、非常に単純な話、この頃は北海道でカク地が絡んだレースは、そのカク地の枠が関東のメインレースに連動している。
・クローバー賞でカク地のシダソルジャーが2枠で1着になれば、翌週の新潟記念は2枠でブラボーグリーンが2着。
・8月29日(土)の第6R・3歳500万下でカク地のカミワザが8枠右で2着になれば、翌週の新潟3歳Sは8枠右でロサードが1着。
・9月6日(日)の第6R・3歳500万下でカク地のエレガントウィナーが4枠左で2着になれば、同日の新潟3歳Sは4枠左でノーザンカピタンが2着。(従って、新潟3歳Sはカク地の連対だけでサインをしてくれたレースということになる。)
・9月12日(日)の第6R・3歳500万下でカク地のアプローズラインが2枠左で1着になれば、翌日の京成杯AHは2枠でタイキマーシャルが2着。
このように、ことごとく関東のメインレースに出目を送り続けている。
そうすると、先週のUHB賞で2着だったカク地のリードリズムは6枠。
その6枠がオールカマーへつながる可能性が大だからだ。
そして神戸新聞杯は、この前、小倉3歳Sの前週の小倉日経オープンに去年の小倉3歳Sの1着馬のタケイチケントウが出走していたら、彼の位置を使うんじゃなくてその時の1着馬番の5番が小倉3歳Sの2着のトウカイナンバーにつながっていたというように、そのパターンを踏襲するんじゃないかと思っている。
例えば、今年の前半で言えば、
中山金杯に、過去の京成杯の1着馬であり、過去のニューイヤーSの1着馬であるサクラスピードオーが出走していたら、 (1) 翌日のニューイヤーSは、中山金杯の2着だった1枠左2番を使っての、枠連1−2、馬連01−02。 (2) 翌週の京成杯は、中山金杯の1着だった8枠右を使っての、枠連8枠右−6枠。 |
このように、前週に過去の連対馬が出走していれば、その出目が連動しちゃうというパターンがある。(その馬のポジションじゃなくて)
先週の朝日CCには、8枠左10番に2年前の神戸新聞杯の1着馬のシロキタクロスが出走していたから、
▽朝日CC 1着 8枠右9番ランフォザドリーム河内 2着 1枠 1番(外に出すと11番)ファンドリロバリー和田 |
この数字のどれかを使うんじゃないか。
1枠か8枠右、9番か11番か、
そのどれかにバブルガムフェロー性が読み取れるかどうか、
今週の本来の主役であるメジロライアンは菊花賞TRの京都新聞杯をレコードで1着した馬だったから何らかの形でメジロライアンも説明できるかどうか。
そのいずれも気にかけながら、インフォメーション&出馬に臨んでみたい。
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