京成杯AH・朝日CC/レビュー
  (1998年9月16日提供) [index] | [next] | [back]

思いっきし、逆クラって負けた。
しかも朝日CCは、サンライズフラッグとファンドリロバリーの組み合わせが本線だったから、ゴール前はランフォザドリームの前に飛び出したくなったくらいだった。
先週までと比べりゃジェットコースターだ。
そんな後には、
「んまいよ、競馬会」
お決まりのセリフの1つでも吐いて、イモ食って屁こいて寝たあとで、朝風呂浴びて髪の毛ガシガシ洗えばスカーッとするから、もう大丈夫。
要は、どこかでその気分を断ち切れればいい。
でも本当に、うまいの、あの人たち。
  競馬会が考えていた2つのシナリオ 私が読んでいたシナリオと買い目
京成杯
AH
競馬会のシナリオ(1)
・シーキングザパールのモーリス・ド・ギース賞を使った
競馬会のシナリオ(2)
・ナリタブライアンのダービーを使った
私が読んだシナリオ
・ナリタブライアンの皐月賞を使うだろう
私の買い目
3枠 8番シーキングザパール 8枠中17番ナリタブライアン
南井
1枠右1番ナリタブライアン
南井
2着の4枠を軸にしての、4枠−8枠右が大本線
8枠 4番ジムアンドトニック 2枠左4番エアダブリン
岡部
4枠右7番サクラスーパーオー
的場
2枠 1番ムシーア 3枠右5番ヤシマソブリン
坂井
8枠右16番フジノマッケンオー
武豊
レース結果
8枠右9番シンコウスプレンダ
横山典
2枠 2番タイキマーシャル
田中勝
5枠 5番ビッグサンデー
蛯名正
朝日
CC
競馬会のシナリオ(1)
・ナリタブライアンの皐月賞を使った
競馬会のシナリオ(2)
・お祝いだから金杯(しかも反対土地の中山金杯)を使った
私が読んだシナリオ
・シーキングザパールのモーリス・ド・ギース賞を使うだろう
私の買い目
1枠右1番ナリタブライアン
南井
8枠右15番グルメフロンティア
岡部
3枠 8番シーキングザパール 1着の8番を軸にしての、08−04、08−01
4枠右7番サクラスーパーオー
的場
1枠左2番セイリューオー
加藤
8枠 4番ジムアンドトニック
8枠右16番フジノマッケンオー
武豊
8枠左16番マイネルブリッジ
横山典
2枠 1番ムシーア
レース結果
8枠右9番ランフォザドリーム
河内
1枠 1番ファンドリロバリー
和田
7枠左8番サンライズフラッグ
安田康
そう、全ては逆なのねー。
京成杯AHがナリタブライアンの皐月賞だと思っていたら、実際はシーキングザパールのモーリス・ド・ギース賞。
朝日CCがナリタブライアンの朝日CCだと思っていたら、実際はナリタブライアンの皐月賞。
完全に「場をクロス」している。
表面の見栄えも、京成杯AHは皐月賞じゃなくて、ナリタブライアンの一歩先のダービー。
そして、タイキシャトル・シーキングザパールの凱旋を祝うかのように朝日CCは金杯で乾杯、ただし場をクロスした中山金杯で。
土曜日の「シーキングザパールデーのくせにタイキシャトルのジャック・ル・マロワ賞を他場で一発」の天の邪鬼さを見て「あれあれ?」だったから、水曜日版で読んでみたシナリオは「素直過ぎるかなあ」と若干疑問を感じていたのは事実だった。
それを覆せなかったのは「テーマ馬は上手に読んだんだから」と自分の手に溺れていたからかもしれないが、あんまりお決まりの台詞の反省会はしたくないものだ。
どうしてクロスしたかの自分なりの分析だけれど、
今週の主役は、

・中山がタイキシャトルデーだからタイキシャトル。
そのタイキシャトルは三冠馬というキーワードでナリタブライアンと結びつく。

・阪神がシーキングザパールデーだからシーキングザパール。
そのシーキングザパールのパールは冠婚葬祭用にオールラウンドの宝石だから、お目出たさの象徴であり、悲しみの象徴でもある。


そして、秋は名月の季節だから、主役の像は照明で浮き上がらせる。
つまり、他場で皐月賞を使うことに寄って中山のタイキシャトル(ナリタブライアン)が浮かび上がり、他場のモーリス・ド・ギース賞が阪神のシーキングザパールを浮かび上がらせる。
表にすると、
  主役 照明係
京成杯
AH
・8枠右9番シンコウスプレンダ
横山典
タイキシャトルの帯同騎手
・朝日CCのナリタブライアンの皐月賞の1着枠と3着枠
・2枠 2番タイキマーシャル
田中勝
同じタイキの仲間
・ナリタブライアンをお迎えするフェスティバルだから、彼の一番のお祭のレースのダービーの枠連2−8  
朝日CC ・8枠右9番ランフォザドリーム
河内
シーキングザパールと同じように重賞勝ちがある牝馬
京成杯AHのシーキングザパールのモーリス・ド・ギース賞の2着枠と3着枠
・1枠 1番ファンドリロバリー
和田
シーキングザパールと同じMr.Prospector系種牡馬の唯一の出走馬
こんなとこだろう。
要は、照明係にばっかり目がいっていて「主役を見失っていた」ということだ。
他に補足説明をしておくと、
(1) 開催前日版に書いた「岡部の兵隊・生徒・弟子」が馬券になる件
1着だったシンコウスプレンダの横山典は、タイキシャトル・岡部の帯同騎手。2着だったタイキマーシャルの田中勝は、岡部の弟子。大正解だ。ダイヤルQ2でのクロカミ・柴田善の相手は、この理由もあってほとんどシンコウスプレンダ・横山典だと思っていたから、シンコウスプレンダの方から入るのが正解だったのか?
(2) 開催前日版に書いた「京成杯=平成杯」と考える件
競馬は投票行為だから、投票行為が大いに関係ある実際の政治の場面を色々な部分でシミュレートしてくれるゲームだ。
例えば1996年の天皇賞(秋)、関東のインフォメーションが、

その名の連呼が盾の詩となる。

だった時に、選挙の結果は投票前日の街頭演説の最後の一声が左右するもの。
そうすると、
▽天皇賞前日の最終レース
1着 3枠左4番ヨイチオー牧原
2着 5枠左8番イースタンヤング柴田善
3着 7枠左12番ヘッドライン伊藤直
▽天皇賞(秋)
1着 2枠左4番バブルガムフェロー蛯名正
2着 4枠左8番マヤノトップガン田原
3着 8枠中16番サクラローレル横山典
最終レースの応援演説が一発で天皇賞(秋)で認証される、なんてことがある。
というわけで、京成は、常に「平成」と「平成を発表した小淵官房長官」と「新時代」を意識するレースだと思っている。
結局、8Rの3枠右4番ヘイセイレモン・小野騎手は15頭立てを外に出しての19番だったから、その19番が10頭立ての9番シンコウスプレンダに当たる、が正解だったようだ。
(3) 平成元年の出目が連動する件
これも、平成元年の出目は4枠4番−8左10番、その8枠左の同枠がシンコウスプレンダに当たった、が正解だろう。
(4) 朝日CCの「応援する側」「サンライズフラッグを朝日新聞の小旗」と読んだ件
完全なる誤解釈。
というより、朝日杯3歳S&モーリス・ド・ギース賞の8番を正当化するために勝手にストーリーを作成してしまったのかもしれない。
今日はこんなところで。

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