札幌記念/水曜日版
(1998年8月20日提供)
今週はマルゼンスキーの一周忌
シーキングザパールがヨーロッパG1初制覇をした、タイキシャトルもそれに続いた、新聞は大騒ぎだし、ぼくらサイン読みの気もソゾロ…。
そんなとき気を落ちつかせて日本のターフを眺め直してみると、札幌記念に出走するエアグルーヴはとても異常だ。
だって、年度代表馬(=時代の天皇陛下)がローカルの競馬場に出走することはほとんど例がなくて、S50年の年度代表馬のカブラヤオーが翌年のS51年に札幌の日刊スポーツ杯短距離Sに出走した以来なんだもん。
このエアグルーヴの行為は「作為的」であると読むのが一般的なサイン読みの感覚だから、ここに何かのヒントがあると考えて構わないと思う。
一応、私は、
今週の8月21日(金)はマルゼンスキーの一周忌で、 そのマルゼンスキーのラストランは S52年の日刊スポーツ杯短距離S ↓ 年度代表馬のエアグルーヴが 異常ローテーションで出走することで、 過去のカブラヤオーの日刊スポーツ杯短距離Sを強調 ↓ つながりは日刊スポーツ杯短距離S、 夏はお化けが出るシーズンだから マルゼンスキーのお化けが出る ↓ ズバリ、 マルゼンスキーの日刊スポーツ杯短距離Sの目が 一発で連動する |
と勝手に読んでみた。
この頃のマルゼンスキーのお化け出現シーンもそうなっていて、
日本ダービー 札幌日刊スポーツ杯(1200m) 3枠右5番スペシャルウィーク
武豊3枠 3番マチカネエデン
松永幹8枠右16番ボールドエンペラー
河内8枠 8番ジェットアラウンド
的場マルゼンスキーのラストランとほとんど同義になる札幌日刊スポーツ杯では、夢を成就したBMSマルゼンスキーのスペシャルウィークのダービーが華を添える NHKマイルC 小倉記念 5枠右9番エルコンドルパサー
的場3枠 3番テイエムオオアラシ
福永3枠右5番シンコウエドワード
田中勝5枠右6番ツルマルガイセン
高橋亮マルゼンスキーの初盆に行われた小倉記念では、マルゼンスキーのために作られたレースのマル外のためのダービー・NHKマイルCが華を添える
いやー、それがサインだと分かっていて言い切れていない・買い切れていないとこが申し訳ないのだが、結果的にはマルゼンスキーのお化けが出ていることには間違いがない。
命日ジャストの週である以上、マルゼンスキーの日刊スポーツ杯短距離S(札幌競馬場)の出目をもらう札幌記念だと思う。
今マルゼンスキーであるタイキシャトルの凱旋パレード
そして、先週はシーキングザパールの簡単な凱旋パレードを、
モーリス・ド・ギース賞 小倉記念 3枠 8番シーキングザパール 3枠 3番テイエムオオアラシ
福永8枠 4番ジムアンドトニック 5枠右6番ツルマルガイセン
高橋亮2枠 1番ムシーア 6枠左8番ビワタケヒデ
藤田シーキングザパールの戦利品のうち1着の枠だけを使って、あとはダンマリ
という形でやったのだから、今週もタイキシャトルの簡単な凱旋パレードを何らかの形でやるのは間違いないと思う。
ただ、もしかしたらサイン読みの大半は、
「先週のシーキングザパールが1つならば、今週のタイキシャトルだっ1つしか絡まないよなあ。どっちなんだろう?」
のように、どれか1つしか絡まないと最初から思いこんでしまうんじゃないか?
ところが馬を比較してみると、
・タイキシャトルはG1レース3勝・JRA賞の馬、シーキングザパールはたかがG1レース1勝の馬、格が全然違う。
・シーキングザパールがモーリス・ド・ギース賞で得たJRAからの報奨金は約9200万円、タイキシャトルは約1億9000万円、もらう金も桁が違う。
・タイキシャトルは日本で種牡馬シンジケートが組まれてその額15億円+ボーナス1億円だから日本の馬産地に望まれている存在なのだが、シーキングザパールはアメリカでの繁殖生活でどうでも良い存在。
その他モロモロのことが全然レベルが違う存在。
レベルが違うタイキシャトルの凱旋パレードがシーキングザパールと全く同じのわけはないのだから、逆にジャック・ル・マロワ賞の戦利品が1点で絡むと度胸を据えてかかってみようかと思っている。
タイキシャトルは現代のマルゼンスキー(ほとんど不敗のレコードホルダー)のようなもんだし。
まとめ
というわけで、
マルゼンスキー様のラストラン 日刊スポーツ賞短距離S |
4枠 4番マルゼンスキー 中野渡 |
5枠 5番ヒシスピード 小島太 |
3枠 3番ヤマブキオー 蓑田 |
今マルゼンスキー・タイキシャトル様の フランスG1・ジャック・ル・マロワ賞 |
1枠 6番タイキシャトル 岡部 |
4枠 4番アマングメン M.キネーン |
3枠 2番ケープクロス L.デットーリ |
12頭立てか13頭立てになりそうな札幌記念で重なるのは、4枠4番と5枠6番。
そこに何が入るかは大注目だし、もしかしたら1点もあるんじゃないかと思っている。
エアグルーヴが出走回避をしたり11頭立て以下になったら、それはその時の話ということで…。
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