読売マイラーズC・報知杯弥生賞/水曜日版
(1998年3月4日提供)

日曜日の2つの読売巨人軍レースのここ何年間かの馬連配当を比較してみると、

  報知杯弥生賞 読売マイラーズカップ
95年 ¥360 ¥6,780
96年 ¥1,090 ¥4,710
97年 ¥910 ¥45,640
98年 結果=¥750 結果=¥1,980

明らかに読売マイラーズカップの方が高い。
そりゃ、報知杯弥生賞の方が「ようやく4歳牡馬クラシック勢揃い!」といった感じで盛り上がるだろう。巷でも、みんながみんなスペシャルウィークかキングヘイローかと思案中。
でも、私がここでそんな当たり前のこと言っても仕方がない。
何のためのサイン読みって、高配当を少点数で当てるための武器なんだもん。せっかく武器を持っている以上、魅力的な獲物の方に照準を合わせたい。
というわけで、読売マイラーズカップの方が高いことを祈りながら、「3つの法則」をレポートしていこう。

■法則/その1
「読売マイラーズカップは、マイル系の重賞レース、もしくはジャパンCのアクシデントの隣を使う。」

94年ジャパンC  除外 8番マチカネタンホイザ(ノーザンテースト産駒) 除外馬番の右隣が1着
翌95年読売マイラーズC 1着 7番ビッグショウリ(ノーザンテースト産駒)
96年東京新聞杯 中止 5枠右 9番ニホンピロプリンス 中止馬番の左隣が1着
中止枠位置の左隣が2着
96年読売マイラーズC 1着 6枠左10番ニホンピロプリンス
2着 6枠右 9番フジノマッケンオー
96年スプリンターズS 中止 5枠 5番ニホンピロスタディ 枠の右隣・馬番の左隣の
4枠6番が1着
翌97年読売マイラーズC 1着 4枠左6番オースミタイクーン

正確に法則を読もうとすると「馬番の次は枠、枠の次は馬番というように交互に絡む」「右隣の次は左隣、左隣の次は右隣のように交互に絡む」のようになるんだろうけど、こんがらがるから無視しちゃう。
「隣」でいいじゃないっすか。
というわけで、今年使いそうなのは、

97年マイルCS 落馬 5枠右 9番タイキフォーチュン 枠・馬番の隣
翌98年読売マイラーズC ?着 4枠左OR6枠右
8番OR10番

誰でも覚えている「あの落馬」の隣のはず。
4枠右か6枠右、もしくはフルゲートは14頭立てだから(5枠左)8番か(6枠左)10番のどれかは絡むだろう。

※結局は、今年は下記のように淀短距離Sのドージマムテキの大出遅れを使いました。
ということはタイキフォーチュンの落馬は残っている。
タイキフォーチュンはNHKマイルCの1着馬だから、NHKマイルCがあの落馬の近辺だと言うことでしょうか?


98年淀短距離S 大出遅れ 1枠 1番ドージマムテキ  
98年読売マイラーズC 1着 1枠 1番ビッグサンデー 枠・馬番のダイレクト
2着 2枠 2番オースミタクーン 枠・馬番の左隣

■法則/その2
(94年よりノーザンテースト産駒がサイン使いされるようになったので、)メインレースでノーザンテースト産駒が連対したもののうち、読売マイラーズカップに時系列的に一番近いレースの馬番を使う。」

96年前週
内外タイムス杯
2着 5枠左10番ダイイチノボル(ノーザンテースト産駒) 馬番が連動
翌週 読売マイラーズC 1着 6枠左10番ニホンピロプリンス
97年前日
ブラッドストーンS
2着 6枠  6番インターフラッグ(ノーザンテースト産駒) 馬番が連動
翌日 読売マイラーズC 1着 4枠左 6番オースミタイクーン

なんでノーザンテーストなのかは理由があるんだけど長くなるから、ま、いいか。
とにかくノーザンテースト。
というわけで、今年使いそうなのは、

昨秋 阪神牝馬特別 1着 1枠 1番エアウィングス 武幸四郎 馬番が連動するはず
2着 5枠 9番シングライクトーク
(ノーザンテースト産駒)
今春 読売マイラーズC 1着 1枠 1番ビッグサンデー お相手の馬番が連動
2着 2枠 2番オースミタイクーン 武幸四郎 お相手の騎手が連動

いつものようにノーザンテースト自身の9番かと思っていた。

※ところが結果は、今年は変化して「お相手の馬番」と「お相手の騎手」の連動になる。
これは読めなかったゾ。

法則/その3
「読売マイラーズCはアラブのレースと関係するから、中央競馬でアラブのムーンリットガールが最後に走った3つのレースのうち、一番高配当の出目が連動する。」

「風が吹けば桶屋が儲かる」的論法だけど、じつはその昔、アラブのレースで読売カップというのがあってこれは昭和48年に廃止されたんだけど、丁度その前後に読売マイラーズCが始まったんですね。従って、読売とアラブは大いに関係あり。
そして、どうして3つのアラブのレースが必要かと言うと、読売には「投手の三本柱」が必要だから。古くは堀内・高橋一三・渡辺から、現在の斎藤・槙原・桑田の三本柱まで、いつの時代にも三本柱がいればお家安泰でしょ?
また、どうして高配当かというと、JRAでアラブが廃止になったときのマイルチャンピオンシップが例の¥104,390のメイショウテゾロのレースだから。マイルは高配当の代名詞という位置づけなんだと思う。
というわけで、アラブのムーンリットガールがクサビを打った次のレースが関係する。

(1) スプリンターズS(95年にムーンリットガールは8枠左16番に出走)
(2) ニューイヤーS(96年に8枠右13番に出走)
(3) 淀短距離S(96年に1枠1番に出走)

95年 スプリンターズS
1着 4枠左 8番ヒシアケボノ 馬連08−12
¥510
2着 6枠左12番ビコーペガサス
96年 ニューイヤーS 1着 2枠  2番メイシヨウユウシ 馬連02−08
¥1,950
2着 5枠左 8番フジノマッケンオー
96年 淀短距離S 1着 8枠左11番フィールドボンバー 馬連06−11
¥9,630
2着 6枠右 6番イサミサクラ
96年 読売マイラーズC 1着 6枠左10番ニホンピロプリンス 馬連09−10
¥4,710
2着 6枠右 9番フジノマッケンオー

96年 スプリンターズS 1着 8枠左11番フラワーパーク 馬連08−11
¥750
2着 7枠右 8番エイシンワシントン
97年 ニューイヤーS 1着 4枠右 7番サクラスピードオー 馬連01−07
¥12,580
2着 1枠右 1番マリーゴッド
97年 淀短距離S 1着 8枠左12番マチカネジンダイコ 馬連11−12
¥8,970
2着 8枠右11番ダービーラブリネス
97年 読売マイラーズC 1着 4枠左 6番オースミタイクーン 馬連06−14
¥45,640
2着 8枠左14番ロイヤルスズカ

去年はちょっとバブルのような気もするけど、本家本元の巨人が、バブルで借金を抱えていた桑田が復活したり西武から大金積んで清原を入れたり、バブルでしたからね。
どちらにしても、3本柱の高配当の出目を使っているのが読売マイラーズCではある。
ならば、今年。

97年 スプリンターズS 1着 8枠左16番タイキシャトル 馬連03−16
¥1,130
2着 2枠右 3番スギノハヤカゼ
98年 ニューイヤーS  1着 1枠 1番ビッグサンデー 馬連01−02
¥490
2着 2枠 2番ストーミーサンディ
98年 淀短距離S 1着 6枠左10番センタームービング 馬連09−10
¥11,590
2着 6枠右 9番ナムラキントウン
98年 読売マイラーズC 1着 1枠 1番ビッグサンデー あっと驚く、
ニューイヤーSの1点連動で
馬連01−02
¥1,980
1着 2枠 2番オースミタイクーン

淀短距離Sの万馬券が突出して高いのだから、6枠左10番か6枠右9番が連動するはず。
大体、「センター馬名馬」は野球レースにお似合いだと言うこともあるし。

※結果としては、あっと驚くニューイヤーSの1点連動状態。
理由は宿題として残しておきたいが、いずれにしても、「アラブのムーンリットガールの楔」で一番価値があるのはやっぱりG1レースのスプリンターズS。これで3年連続絡んだことになる。
来年も?


というわけで、すべての法則で重なるのは6枠右9番だ。
何が入るかを楽しみにしましょう。
あとは、勘が良い人ならばここに書いた法則の1つから、弥生賞の重要な法則も導き出せるはず。(こちらはバッチリでした。)
トライしてみてくれ。

[index] | [next] | [back] | [mail]