東京新聞杯・きさらぎ賞/レビュー
(1999年2月12日提供) | [index] | [next] | [back] |
先週のIMの解き方は少し難解だったかもしれないし、その割には配当的なメリットが少なかった。
とりあえずお金になったからいいか、という程度。
でも、難解な解き方でしか馬券が取れないのだったら面倒臭くて誰もIMに見向きはしないから、あれがベストと言うわけではない。
本当は、たったひとことだけで東京新聞杯もきさらぎ賞も教えてくれる単純な解き方があって、現にダイヤルQ2ではそちらの方向から攻めて成功しているし、それがIMの解き方の王道だと思っている。
でも、単純パターンをここに書くわけにはいかない。
どんなときでも応用できる作戦を無料で公開するわけにはいかない。
というわけで、今回Q2を聴いていただいた方、私が「1番人気のキングヘイローと2番人気のケイワンバイキングはこういう理由でこのポジションに入った。」と言った箇所を大事にしてください。
あれが単純パターンのエッセンスなのです。
それにしても1週間早かったか、6枠右11番の柴田善。
とは言え、難解パターンだってそれなりに強力。
単純パターンと難解パターンが教えてくれることが1点に集中するのならば、極端な話、100万でも200万でも馬券を買える勇気につながる。それは今回みたいな低配当だろうと万馬券だろうと同じ話だから、「いつも色々な角度から攻める」という気持ちを大事にしたいものだ。
改めて先週の解説をしておくと、
▽フェブラリーS
5枠右9番[地]メイセイオペラ菅原勲(1着)
5枠左10番タイキシャーロック横山典
6枠右11番(外)ワシントンカラー柴田善
6枠左12番エムアイブラン武豊(2着)
この1・2着に囲まれ虐げられた「冬の芽」は一体何なのかをつかむことがポイントだったのだが、実は、
▽93年/朝日杯3歳S
5枠右7番
5枠左8番ナリタブライアン南井(1着)
6枠右9番(外)フィールドボンバー柴田善(2着)
6枠左10番
このナリタブライアンがタイキシャトルを経てタイキシャーロックにつながり、フィールドボンバーがワシントンカラーにつながり、その2頭を囲い込むような形でナリタブライアンの追悼をしたと読みとらなければならなかった。
従って、その「冬の芽」から咲く花はナリタブライアンとフィールドボンバーということになる。
そして、毎日王冠がテーマだったフェブラリーSの日曜日は、
▽フェブラリーS
1着 5枠右9番[地]メイセイオペラ菅原勲(サイレンススズカのような綺麗な栗毛)
2着 6枠左12番エムアイブラン武豊(サイレンススズカの騎手)
▽飛鳥S
1着 1枠 1番(外)ゼンノモトーレ南井(エルコンドルパサーと同じ冠の(外))
2着 8枠右10番(外)クリプトシチー安藤勝(エルコンドルパサーと同じ冠の(外))
東西両レースでサイレンススズカとエルコンドルパサーを分離して使ったのだから、今回も分離して使うと考えれば良い。
さらにGIレースのフェブラリーSで、
1着 サイレンススズカの個性
2着 サイレンススズカの騎手
馬の個性と騎手という組み合わせだったのだから、重賞レースは一方が馬ならば一方は騎手という組み合わせになると考えれば良かった。
というわけで、東京新聞杯は1枠2番ケイワンバイキングにバチバチなサインが出ていたのだから、ケイワンバイキングがナリタブライアン・フィールドボンバーのどちらに当たるかと言うと、フィールドボンバーの種牡馬のセクレトはあの時代に日本に購入され青森県で種牡馬生活を送ってるのだからポイントは「青森」。ケイワンバイキングは珍しい青森県出身の馬だから、東京新聞杯がフィールドボンバーだった。
▽東京新聞杯
1着 6枠右11番キングヘイロー柴田善(出走騎手中、唯一の青森県出身)
2着 1枠左2番ケイワンバイキング横山典(出走馬中、唯一の青森県馬)
ならば、きさらぎ賞は自動的にナリタブライアンということになる。そしてエイシンキャメロンにはバチバチのサインが出ていた。
▽きさらぎ賞
1着 3枠左5番ナリタトップロード渡辺(ナリタ馬名馬)
2着 6枠右10番(外)エイシンキャメロン武豊(ナリタブライアン騎手)
このように、一方でフィールドボンバーの個性と騎手を使い、一方でナリタブライアンの個性と騎手を使ったに過ぎない。
とりあえず今回は解釈も結果も良い点数が取れたと思っているのだが。
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