AJCC・日経新春杯/レビュー
  (1999年1月28日提供) [index] | [next] | [back]

先週の1つのポイントは、AJCCが「11頭立て/ダービー馬が4枠4番に出走/同馬主2頭出しの2ペア」という大道具で「S55年と同じ」を演出したことだろう。
しかもJRAは無駄なことはしないから反対競馬の日経新春杯もその影響を受ける。
というわけでS55年の日経新春杯の出馬を覗いてみると、
4着 3枠3番ファインドラゴン南井
前日の羅生門S(la縄文S=la証文S、歴史モノのサインにお墨付きを与えるレース)で南井が2着で復活した以上、歴史モノの南井の復活もOKだし、これからしばらくは南井から目が離せない(この2月28日で引退、GI最終騎乗機会のフェブラリーSでは主戦ウイングアローが登録さえしない)のは充分に想像できるのだから、3枠3番エモシオンだと考えていた。
で、2着だった。
ならば素直にAJCCも、S55年にダービー馬・サクラショウリが4枠4番で負けているのだから、今年は同じ4枠4番に入ったスペシャルウィークが執念を見せると思えば良いのにねえ。しかもS55年の「カネ」「カネ」と同じようにH11年は「臼田浩義氏」「臼田浩義氏」の同馬主の1・2フィニッシュだから、こちらの方で歴史を繰り返してしまった。
南井(=ナリタブライアン)とダービー馬(=スペシャルウィーク)はお似合いだから、同じサインを同じようにプレーしてもOK、と考えきれなかったことが中途半端だったのだろう。

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