菊花賞/レビュー
  (1998年11月12日提供) [index] | [next] | [back]

水曜日版に書いたポジション&馬、2枠左4番「ウンスカ」馬名のセイウンスカイ OR 4枠右7番「スペ」馬名のダイワスペリアーのうち、セイウンスカイが正解だった菊花賞。残った4枠右は菊花賞の反対競馬、東京のブラジルCでレイズスズランが2着になっていたりして。
「過去の連対馬(マチカネフクキタル)の出走回避のサイン」
「 〃 の休職中のサイン」
こういうサインが存在しますよまでは正解だったのだが、出走回避のサインを曲解して「外側の17番を使ったら、内側の4番はダメ」としたのはマズかった。
ほとんどコレしかない状態の8枠17番スペシャルウィーク(ダイヤルQ2で申し上げた8枠16番エプソムダンディ&8枠18番グリーンプレゼンスの意味! もう一つ開催前日版に書いたガシガシに囲まれたの意味! 2つのガシガシはそれほど強力。)から4番と7番へ2点メッセージすれば良かったのだが、出馬の「コレのサイン」の配当的意味合いを間違えるは、記念レースの意味合いを間違えるは、IMの「最強馬とは、わずか一頭のことを言う。」さえ間違えるはで、ちょっと出直してきなさいよの気分だ。
ちなみに、3枠のコマンドスズカとレオリュウホウの「コレのサイン」は、去年のタイキシャトルが1着だったスプリンターズSの、
4枠右7番クトジュリアン小林久
4枠左8番シーバーW.マルチネス
を思い出して、あのレースの枠連2−8が連動すると思えばOK。
また関西のインフォメーションは、京都競馬場には菊の花で飾られたナリタブライアンの追悼ムードがぷんぷんなのだから、
「最強馬永遠(とわ)、わずか一頭のことを言う。」
と解釈して、サイレンススズカや他の色々な馬の追悼のことは放っておいて「ナリタブライアンよ永遠に!」というわけでナリタブライアンが一番美しかったダービーの馬連04−17を使うと思えばOK。
当然、いずれのこともレース前には考えているのだが、ミエミエだよなあ、それに安い配当だよなあ、ミエミエで安い配当には反発したくなるよなあ、というのがいつまでたってもネックだった。
トライアルの時なんか安い配当でも喜んで獲っているくせに、本番になるとこのザマだから、外国製の真っ赤でベタベタに甘いキャンディの上に濃縮砂糖水ぶっかけてその上に小倉あんとチョコレートと安物の砂糖漬けの金柑をトッピングしたぐらい、甘い。
ただ救いなのは、週の半ばや土曜日に思っていたダイワスペリアーを、土曜日の流れを見て全然違う、でもってスペシャルウィークだ、のように軌道修正できたことだろう。
いくつかをレポートしておくと、
(1) 冠には意味がある
日本の競馬は馬主単位の冠が独特の文化。
だから、サイン読みをするときは、メジロ、タイキ、ナリタ、マイネルのような冠には何かの暗号的な意味合いが込められているのだと思い込んで、将棋の駒のように「メジロはなになに」「ナリタはあれこれ」と性質を整理しておくようにしたい。そしてその性質はたったひとつということはなく、相手方は場面に応じて複数を使い分けていると考えるのが当然。
ちなみにダイワのひとつの性質は、
ダイワ=大和=戦艦大和=軍隊=隊列を組む。ダイワはダイワを呼び込む。つるむ。
具体例を示せば、
・安達太良Sでダイワテキサスとダイワオーシャンが同時に1・2着をしてつるむ。
・関屋記念でダイワテキサスが1着をすれば、月岡特別でダイワアンジェラが1着をする。
・オールカマーでダイワテキサスとダイワオーシュウが同時に1・2着をすれば、セントライト記念でダイワスペリアーが2着になる。
従ってダイワスペリアーが馬券になるためには、前日のアルゼンチン共和国杯でダイワオーシュウが馬券になって隊列を組むことが条件だった。
ところがダイワオーシュウは馬券にならず、しかも念押しのように土曜日の最終レース終了後に「ダイワの大将のダイワテキサスが有馬記念に出走しませんよ」のアナウンス有り。
これじゃ、とてもダイワスペリアーは無理だ。
(2) スペシャルウィークにも幾つかの意味がある。
スペシャルウィークには色々な意味があって、実は私が一番気に入っているのはダイヤルQ2でメッセージしたような「同日にラジオ福島賞というレースがあること」との関連性。スペシャルウィークが馬券になってくれたことでその威力は証明されたと思うから、聴いていただいた方、大事にして下さい。
もちろん、春先から言い続けているようにスペシャルウィーク=special week(point)の角度からもOKだった。
特別に弱い名前の馬だから、ダービーの時に関西のメインレースに露骨にダービーラブリネスが置かれていたことでもお分かりのように色々なサポートがないと走れない馬なのだが、スペシャルウィーク=ウィークは月火水木金土日と時間が経過するから、活動する=馬券になるためには前走の枠と同枠であってはいけない。
逆に前走と同枠にいるということは活動休止中の意。
これは皐月賞の時にも書いたように、弥生賞の8枠大外→皐月賞の8枠大外で馬券にならずでお分かりいただけると思うが、名馬はいずれこういうウィークポイントも乗り越えるはずだから「前走同枠」をどのように払拭していくかが見物だろう。
どちらにしても、スペシャルウィークは前走京都新聞杯の5枠からずれて8枠に入った。
これはOKサインだ。
他にもスペシャルウィークには幾つかの大事な大事な意味がある。
その意味を考えさせるきっかけとしてCM等で「ハーモニカ=おスペ=フェラチオ」のように連想ゲームをさせてくれるのが面白いのだが、実はエリザベス女王杯でもマイルCSでも武豊の替わりにスペシャルウィークが走ってくれるはず。ほとんどダジャレの世界なのだけれど、必ずお金になるはずだから、皆さんも良くお考えになって下さい。
とにかくGI馬にはそれなりに意味が込められているものなんです。

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