有馬記念/レビュー
(1998年12月29日提供) | [index] | [next] | [back] |
結局、水曜日版に書いた2枠両頭か1枠2番に加え、出馬と土曜日の流れを見た毎日王冠のサイレンススズカが説明できる11番セイウンスカイ(最終的にはこれが◎)の4つの選択肢から1つだけ選ばなければなかったのだが、その選んだ軸が間違い。
土曜日のレースが終わるまでの本命が1枠2番グラスワンダーで、土曜日の内容を吟味してセイウンスカイに持っていっちゃったから、実力不足は否めない。
出直しだ。
でも上手にグラスワンダーを選べたとしても、もう1つの選択肢グループの設定を間違えてしまったから、馬券は取れなかっただろう。
理由は、毎年、有馬記念に対してやってくれる絶対のサインとそのサインが発信されるレース(どのレースになるかは毎年変化する)があって、
有馬記念は そのレースの出目を1個だけ使い、 そのレースに置かれた布石を1個だけ使う。 |
というシステム(具体的にはぼかさしてください)になっているのだが、盲目的にそれを信じてしまって布石の内容を深く吟味しなかったから。
終わってみれば、出目は1個だけ使ってグラスワンダーが1着、他の出目が指したエアグルーヴやセイウンスカイは複勝対象にもならずだったから、出目に関してやっていることは毎年の恒例通りだった。
ただし、布石の使い方が毎年とは異なってしまった。
有馬記念には年度代表馬決定戦(その馬自身でも良いしその馬の代理が走るでも良い)の性格があるのだから、年度代表馬の最短距離にいるタイキシャトルは「史上初の(外)の年度代表馬」の存在だという、「異常性」「従来からの変化」を考慮しなければならない。 |
↓ |
タイキシャトルというアイテムは、 ・JRAが認める存在であること。 ・頭に(外)という帽子をかぶっていること。 ・ダートから勝ち上がった馬であること。 ・栗毛であること |
↓ |
毎年使っていたサインを、タイキシャトルアイテムに変化させて使う。 |
と変化させればメジロブライトかビッグサンデーかエモシオンのどれか1頭ということになるのだが、この変化が読めなかった。
とにかくこのサインにはこだわっていたのだが、その割りに変化を読めていないのだから実力不足を露呈したと言わざるを得ないだろう。
これも出直しだ。
ただ悪いことばかりでもない。
土曜日の関東の最終レースで3頭出走していた(外)のうち、5枠・7枠の(外)の同枠が馬券になったのだから、残った2枠4番(外)エイシンオークリーの同枠「2枠右」と馬番「3番か4番」の組み合わせが六甲S。
有馬記念の3番エアグルーヴは歩くはずの馬で同じ伊藤雄調教師の3番アラバンサが馬券になる可能性が高いのだから、2−3はどうしても買わなくてはいけない。
先週に続いてダイヤルQ2の裏街道レースが当たるから、有馬記念と合わせれば8.2倍の馬券でもチャラどころか浮き。
日曜日の関東の最終レースは先週タイキシャトルがメインレースで1番人気を裏切る→最終レースで岡部(1着)とタイキシャトルの13番(2着)の組み合わせで万馬券という流れだったのだから、メインレースで1番人気で負けたセイウンスカイ要素を組み合わせて買えば良い。
人気を分けていた2頭のうちトーシンクラウン・蛯名を馬券の軸にして、逃げ馬の10番と、セイウンスカイの6枠にいた12番(11番だと万馬券になるのだが、2週間続けて全く同じシステムで万馬券を作るバカな真似はしないから、6枠ならば12番しかない)に流す。
これが意外について19.3倍だったから、とりあえずは何とかなった。
でも、これじゃあ、裏方だ。
ダイヤルQ2を聴いてくれる方は大きなレースの的中を期待しているはずだから何とかしなければならないのに。
それにしてもどうして96年秋、エアグルーヴがカメラのフラッシュに驚いて負けたと言い訳した秋華賞の前日の土曜日、
▽デイリー杯3歳S 1着 1枠左2番(外)シーキングザパール武豊(新潟3歳S大出遅れ3着後の復活レコード勝ち) 2着 5枠左10番メジロブライト松永幹 |
シーキングザパールがグラスワンダーに変化しただけ、という露骨なコピーの仕方をしなければいけなかったのだろう?
どうして、タイキシャトルじゃなくてシーキングザパールなのだろう?
どうして、土曜日の3歳レースのG2じゃないといけなかったのだろう?
あの後は、表街道のGIレースは秋華賞→ジャパンCまで毎週社台の馬主が連対し続け、間にナリタブライアンの引退式(エリザベス女王杯・マイルCS)があったのだから、中山金杯・京都金杯以降はあの秋をコピーするのだろうか?
秋のGIは、このレースがサインレース(中にはぜんぜんピントがずれてしまったものもあるのだが)だと紹介し、実際そのレースの目が一発で絡んだことがどれほど多かったか。(エリザベス女王杯のホクトベガレース、福島記念の小倉記念、ジャパンCの中国関連レース(ピントズレ)、阪神3歳牝馬SのマーメイドS(ピントズレ)、スプリンターズSの弥生賞、そして有馬記念の95年有馬記念)
この方向は悪くはないと思うから、もうちょっと頑張ってみようと思う。
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