セントライト記念・ローズS/レビュー
  (1998年9月30日提供) [index] | [next] | [back]

セントライト記念/3着の連動無視して痛いなり(ちょっと字余り)
春シーズンに頻繁にここに書いたように、3着だってカネになって記録として残っているのだから、連動を考えるときは常に3着を意識するというスタンスでいなければならない。
そして地方競馬は天体テーブル「水金地火木土天海冥」の3番目の「地」の開催だから、地方競馬絡みのサインを考えるときには常に「3」という数字を大事にしなければならない。
さらに、JRA最大の売り物のレース(一番売上が上がるからJRAにとっては一番の商品のはずだ。)でありかつ年度代表馬決定戦である有馬記念をスルーして選ばれた現在の年度代表馬が、その時の3着馬のエアグルーヴ。その年度代表馬が、
有馬記念(中山)3着→産経大阪杯(阪神)1着[2着に吉田豊]
宝塚記念(阪神)3着→札幌記念(札幌)1着[2着に吉田豊]
全く同じように「3着から1着への復活」をしている以上、ますますもって3着にはナーバスにならなくちゃならない。
しかも、来年の拡大連複の導入に向かって「3着だってカネになるんですよー。」と散々アピールしている昨今でもあるのだ。
このように、
・セントライト記念は(地)オグリキャップの隠れ系列のレースだから大いに地方競馬が関連する。
・セントライト記念は三冠馬のレースで年度代表馬のレースのようなものだからエアグルーヴのやり方が重要である。
で充分に「3着連動」が予測できる時に、どうして関連レースの3着を気にとめていないのだろう。
水曜日版に書いていた3着までのデータは、開催前日版にはどこかに行ってしまっていた。
  NZT4歳S 高松宮杯(記念) ラジオ日本賞
セントライト記念
98年 8枠中16番(外)エルコンドルパサー
的場
4枠左8番(外)シンコウフォレスト
四位
8枠左13番レオリュウホウ
江田照
1枠右1番(外)スギノキューティー
福永
1枠右1番(外)ワシントンカラー
柴田善
3枠 3番ダイワスペリアー
菊沢徳
3枠左6番(外)マイネルラヴ
蛯名正
8枠中16番(外)エイシンバーリン
南井
1枠 1番シンコウシングラー
四位
正確には、
・NZT4歳Sの1着・エルコンドルパサーと高松宮記念の3着・エイシンバーリンが共通した8枠を使って、レオリュウホウが1着。
・NZT4歳Sの3着・マイネルラヴを使って、ダイワスペリアーが2着
だったのだ。
しかも、先週のレビューに書いたオールカマーのサンデーサイレンス産駒一発のサインもどこかに置き忘れてしまっている。
■シービーエンドレスはケージーカグラを彷彿させるかのようにアルファベット馬名の一発サインを行ったのだから、そのエリザベス女王杯が2頭しか出走していなかったパドスール産駒の一発だった以上、先週出走していた2頭出しの種牡馬がセントライト記念・ローズSの予告になるだろう。
オールカマーの2頭出し種牡馬=サンデーサイレンス産駒
3枠 3番ローゼンカバリー安田富
8枠左13番サイレントハンター吉田

神戸新聞杯の2頭出し種牡馬=ドクターデヴィアス産駒
1枠 1番アグネスハヤテオー古川吉
3枠左4番ヤマニンハイパー高橋康
このサンデーサイレンス産駒一発のサインで果たして馬券が買えたかどうかは何とも言えないのだが、少なくともオグリキャップの隠れ系列のレースの3着を意識していなかったのはエラーだろう。
もう一度、年度代表馬・エアグルーヴの意味をしっかり考えて、エラーを繰り返さないようにしたい。

ローズS
ローズSは桜花賞の出馬とそっくりだった。
(a) ファレノプシスの馬主・ノースヒルズとラティールの馬主・前田晋二氏は「会社と社長」の関係。
▼桜花賞
1枠 1番ラティール(前田晋二氏)
4枠 7番オルカインパルス(ノースヒルズ)
5枠 9番ファレノプシス(ノースヒルズ)
▼ローズS
1枠 1番オルカインパルス(ノースヒルズ)
5枠 5番ファレノプシス(ノースヒルズ)
7枠 9番ラティール(前田晋二氏)
※同じグループの3頭出し。かつ1枠・5枠がノースヒルズグループで共通。
(b) サンデーサイレンス産駒の出走パターン。
▼桜花賞
4枠 7番オルカインパルス(サンデーサイレンス)
6枠 12番サイキョウザクラ(サンデーサイレンス)
7枠 13番バプティスタ(サンデーサイレンス)
▼ローズS
1枠 1番オルカインパルス(サンデーサイレンス)
7枠 8番アドマイヤサンデー(サンデーサイレンス)
8枠 11番ブライダルスイート(サンデーサイレンス)
※サンデーサイレンス産駒の3頭出し。かつ桜花賞で12番と13番とで接触させているのと同じように、ローズSでは1番と11番とで接触させている。
こういう時は、連対馬の1頭は桜花賞から出目・馬・騎手がコピーされて、もう1頭は新しい物に変化することがほとんどだから、1頭は桜花賞から何をもらうかを考えれば良かった。
・桜花賞馬のファレノプシスが桜花賞と同じ5枠に入った。
・その5枠は、すずらん賞の2着の5枠と重なる。
・騎手の武豊は去年のシーキングザパールで負けた騎手だから、シーキングザパールのリベンジも説明がつく。
というわけで馬券の軸はファレノプシスだったのだが、これで正解。

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