札幌記念/レビュー
(1998年8月27日提供)
土曜日の月岡特別でシーキングザパールのモーリス・ド・ギース賞の馬連04−08を買ったなら、日曜日の札幌記念ではタイキシャトルのジャック・ル・マロワ賞の枠連1−4は必ず買う…。
当たり前の話だ。
カッコ良く1点でというわけではなかったけれど本線で50%分と言えたし、予習→出馬・インフォメーションを見てからの対応→実際の馬券購入といった流れにうまく乗れていたから大満足。今後は関屋記念の時のように出馬を見てからビビってしまうというようなエラーを犯さないことだろう。
特に良かったのは、水曜日版の段階から「ジャック・ル・マロワ賞の目が1点で絡む」とコメントできたことで、このことが理解できていれば逆算して土曜日のどこかのメインレースではモーリス・ド・ギース賞の目が絡む、と自分なりに予測できていたことだろう。
ということは、もしかしたらもしかして、
月岡特別の馬連04−08の25.7倍に1点で1万円投入 ↓ 札幌記念の馬連01−04の6.3倍に全額投入 ↓ 元金1万円が161.91倍になる |
というワザも可能だったことになる。
もっとも本当にそのように行動できるかどうかは、
「サイン読みという道具に対する『競馬で勝つためにはコレしかないんだ』という信念」
「そのサインの意味・理論をどれだけ理解しているか習熟度」
「特に2日目は元金の25.7倍分を賭けるわけだから、賭けることに対する自分の精神力」
全てを統合したものによるものだから、ちょっと心の中に曇りがあった今回はそこまでのことは出来なかったのが残念なのだが…。
ただ、それくらいの価値があるサインだとは叫んでおきたい。
そして、先週書いてみたレコードホルダーのサイン。
エアグルーヴの相手はジャック・ル・マロワ賞に左右されるのは間違いがなかったのだが、
▽ジャック・ル・マロワ賞 6番タイキシャトル岡部 4枠 4番アマングメンM.キネーン(キネーンだから記念のサインだって) 2番ケープクロスL.デットーリ |
果たしてストレートに1着の1枠をとってサイレントハンターなのか、それともとある理由から3着も大事にしたかったから3着の3枠をとってスノーエンデバーなのか、正直、迷いに迷っていた。
もちろんテーマは「タイキシャトルの凱旋」だから結果的にはタイキシャトル自身の1枠で正解だったのだけど、馬券を買うまではあらゆる可能性を考えなければならないし、考えるだけはいくら考えてもお金がかからないから、とにかく3着の3枠にも可能性があるだけに悩みに悩んだ。
でも、今の時期、全てはレコードホルダーなんですね。
サイレントハンター=新潟大賞典でレコード勝ちの経験あり(2着)
スノーエンデバー=レコード勝ちなし(5着)
エアグルーヴとスノーエンデバーの枠連3−4を選んだんじゃあ、レコードホルダーのサインが何も説明できない…。
というわけで、前日までは「等分に買うしかないかなあ」と思っていた1枠OR3枠でも、最終的に1枠に重きをおけたのはこのサインのためだった。
そうすると、G1レースの時は一定のサインが必ずシリーズ化されているのと同じように、夏のシリーズも何かのサインがシリーズ化されているもの。
どうやら今夏の一番の目玉は、
「レコードホルダーが出走していたら、それ自身か、その両サイドが絡む。」
で構わないようだが、新潟記念にもクラウンシチー・トウカイタローといったレコードホルダーの名前が見える。
「年度代表馬のエアグルーヴが認証したのは、新潟大賞典でレコード勝ちをしたサイレントハンターだった。」
といったことを踏まえながら、今週もレコードホルダーが何か1つを教えてくれることを期待しよう。
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