函館3歳S/レビュー
(1998年8月3日提供)
うまいよ、競馬会。
オグリキャップのドラマ放映の件からNHKマイルCの出目(5枠右9番−3枠右5番)は絡まなくちゃいけなかったし、頭数立てのサインから昭和59年の函館3歳Sの出目(4枠右7番−3枠右5番)もコピーされなければいけなかった。
そしたら、3枠は3枠でも右側じゃなくて左側のマイネレジーナが2着だって。
きちんと枠は絡んでいるから文句は言えないだよな。
そういえば今回はNHKマイルCがポイントレースだったときに、
NHK
マイルC |
17頭立てレースは
昭和52年以来 |
昭和52年(17頭立て) |
今年(17頭立て) |
馬連4−8を左に1個ずらした馬連5−9 |
2枠左4番プレストウコウ
岡部 |
5枠右9番(外)エルコンドルパサー
的場 |
4枠左8番ホリタエンジェル
福永洋 |
3枠右5番(外)シンコウエドワード
田中勝 |
函館
3歳S |
16頭立てレースは
昭和57年以来 |
昭和57年(16頭立て) |
今年(16頭立て) |
馬連5−7を右に1個ずらした馬連4−6 |
4枠右7番エルプス
木藤 |
2枠左4番リザーブユアハート
横山典 |
3枠右5番トウショウレオ
小谷内 |
3枠左6番マイネレジーナ
松永幹 |
なんだよ、「同頭数の時には1個ずらすシステム」がそのまま使われているだけじゃない。
ここまで書けばわかるように、最終的にもぼくが買ったのはNHKマイルCと昭和57年を素直に信じての3枠右5番ファイナルキス。しかも、もう1頭のほとんどこれしかないだろうと思っていたのが2枠4番リザーブユアハートだったから始末が悪い。
ゴール前は「帽子の色は合っているんだけどなぁ」とタメ息つくだけだったのだが、本線だと思っていた4−5には禁断の組み合わせ的なイヤなニオイがしていた。
例えば、関東のインフォメーションの「暑中見舞い」は近況報告のご挨拶のレター。
テレビのオグリキャップと同様に海外遠征中のタイキシャトルやシーキングザパールの近況報告は知りたいところだから、この馬の関係者たちがサインになるのは当然。そういう意味じゃ、リザーブユアハートの横山典弘はタイキシャトルのマイルCS騎手だしファイナルキスの武豊はシーキングザパールのNHKマイルC騎手だから、暑中見舞いアイテムとしては適当だった。
ただし、暑中見舞いのような挨拶ごとは代表選手が一人ずつ行うもの。何かの式で誰かが挨拶しているときは他の人は黙ってそれを聴く側なのだから、普通は馬券になるのは一人だけのことが多い。
他にもいくつかのイヤなニオイがあったから控えめな勝負にしたのだが、大体、ファイナルキスは目立ちすぎた。
・JRA有料カレンダー8月のアグネスワールドと全く同じダンチヒ産駒のマル外の武豊
・ダービージョッキーの武豊で、ダービーオーナーの臼田浩義氏が、ダービーポジションの3枠右5番
・土曜日は1日6勝した武豊
・出馬のマル外の配置が、マル外4頭出しのうち1頭だけポツンと離れた3枠の状態、また他のマル外はみんな枠の左側にいるのにファイナルキスは右側の状態
先週の北九州記念では、関東のインフォメーション「夏の夢は陽光の中で続く。」の夢に対して、
2枠 2番トウショウオリオン池添(1着)
3枠右3番(外)ザフォリア芹沢
3枠左4番ランフォザドリーム河内(1番人気)
4枠右5番マチカネヤマビコ菊沢仁(2着)
ベタベタに目立つドリーム馬名馬の両サイドが1・2着で超万馬券だったように目立つものの隣をポイントする雰囲気があったから、2枠4番リザーブユアハートは買わなくちゃいけないと思った。
これは良かったんだ。
でも、先週は目立つものがダメだったから今週は逆にOKと思ってファイナルキスを買いにいったのだけど、結局またまた隣同士で一発。
このあたりの心理戦の仕掛け方も、競馬会、うまい。馬連4−5の12倍の馬券よりは40倍の馬券の方が良いのだから、3枠ならば同枠のマイネレジーナも押さえりゃいいのにね。
ちなみに4番リザーブユアハートの方は、オグリキャップが一番新鮮だった中央デビュー戦のペガサスS、
1着 4枠 4番(地)オグリキャップ河内
2着 8枠左10番ラガーブラック村本
3着 1枠 1番マチカネイトハン猿橋
の4枠4番。
あとは、テレビで「オグリの子」が放映されるときに、種牡馬オグリキャップの子どものデビューは1994年だったからその年の函館3歳S、
1着 8枠右11番ダンツダンサー藤田(持込馬)
2着 7枠左10番ニホンピロスタディ小林徹
3着 6枠右7番テイエムロケット本田
のいろいろな要素がコピーされなければいけなかったのだけど、ダンツダンサーの持込馬がリザーブユアハートの持込馬にコピーされたし、枠連7−8の接触目が枠連2−3の接触目にコピーされた。
というわけで、お約束のレースは読み取れても同枠までには気が回らなくて40倍近い配当を取り逃がした今回。
この鬱憤を晴らすためには、来週の関屋記念でも「目立つものの隣」が絡む(北九州記念のインフォメーションでは「夏の夢は陽光の中で続く。」と「続く」と言っていたんだよなー)ことを期待して、
1番人気必至のダイワテキサスの隣
に大注目かなとも思っている。
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