関屋記念/水曜日版
(1998年8月5日提供)

日本馬の海外遠征のサイン
今週の日曜日、フランスのモーリス・ド・ギース賞(G1・1300m)にシーキングザパールが出走する。
こういうときは、
a その馬のG1レース優勝の目
b その馬の国内ラスト連対の目
c その馬の国内ラストランの目
といったメモリアルレースがその週のナンバー1レースに連動することが多くて、
日付 遠征馬 遠征馬のメモリアルレース その週のナンバー1レース 連動の仕方
97/ 9/14 サクラローレルがフォア賞に出走 G1レース優勝 有馬記念(G1) オールカマー ・有馬記念のサクラローレルの馬番が1着
・天皇賞(春)のサクラローレルの馬番が2着
4枠6番サクラローレル
横山典
6枠 6番メジロドーベル
吉田
7枠右11番マーベラスサンデー
武豊
8枠右8番ヤシマソブリン
坂井
3枠左4番マイネルブリッジ
坂本
2枠 2番ホウエイコスモス
大西
国内ラストラン、連対 天皇賞(春)(G1) 神戸新聞杯 ・有馬記念の枠連が一発で連動
・天皇賞(春)の馬連が一発で連動
2枠左4番マヤノトップガン
田原
4枠 4番マチカネフクキタル
南井
4枠左8番サクラローレル
横山典
7枠右8番サイレンススズカ
上村
7枠左14番マーベラスサンデー
武豊
6枠左7番トウジントルネード
福永
97/10/19 タイキブリザードがオークツリーBCマイルHに出走 G1レース優勝、国内ラストラン、連対 安田記念(G1) 秋華賞 ・安田記念の枠連が一発で連動
5枠左10番タイキブリザード
岡部
5枠左10番メジロドーベル
吉田
8枠右16番ジェニュイン
田中勝
8枠中17番キョウエイマーチ
松永幹
4枠右7番スピードワールド
田原
4枠左8番エイシンカチータ
山田和
ひょえーという仕事(派手な仕事のくせに、配当は安いんだけど)をするし、今年になってからも、
日付 遠征馬 遠征馬のメモリアルレース その週のナンバー1レース 連動の仕方
98/ 3/28 キョウトシチーがドバイワールドCに出走 国内ラストラン、連対 東京大賞典(G1) 毎日杯 ・東京大賞典のキョウトシチーの馬番が1着
8枠右12番トーヨーシアトル
松永昌
4枠左7番ミラクルタイム
蛯名
5枠左7番キョウトシチー
松永幹
6枠右10番ディヴァインライト
福永
7枠右10番アブクマポーロ
石崎
(同着)2枠左3番トウカイパンチ
石橋
(同着)6枠左11番ボールドエンペラー
河内
例の超万馬券・日経賞の裏側でもやってくれちゃっている。
当然3乗、シーキングザパールの3タイプのレースにゃ注目せねばなるまいし、そのカードにプライオリティ付けをするのならば、
1に、そりゃG1馬のクライマックスはG1レースなのだから、彼女のNHKマイルC
2に、普通海外に行くのはそれなりの実力があるからで、負けたレースをカードとして出しても通用しないのだから、せめて彼女が最後に連対したシルクロードS
3に、かなり弱めのカードだけど、国内ラストランの
安田記念
みたいなとこだろう。
おまけにサクラローレル・タイキブリザード・キョウトシチーの例を見ればわかるように、すべてG1馬が連対したG1レースのG1馬の位置。
日本最強馬のシンボルマークの扱い(サイン上の話)を受けているシンボリルドルフでさえ欧米のG1ではいいところがなかったのだから、せめて、海外遠征のサインのカードとしては「その馬が持っている最強のカード」を出すといったところなのかもしれない。
ズバリ、シーキングザパールのNHKマイルCの目のうち、シーキングザパールの位置、
▽97年/NHKマイルC
1着 7枠右13番シーキングザパール武豊
(Seeking the gold産駒/Mr.Prospector系)
2着 7枠中14番ブレーブテンダー松永幹(Gulch産駒/Mr.Prospector系)
3着 6枠左12番ショウナンナンバー吉田(ジェイドロバリー産駒/Mr.Prospector系)
7枠右13番の枠位置か馬番(12頭立て以下の関屋記念だから、13番は外に出して考える)に注目だ。
そうすると、新潟競馬のシーキングザパールと言えば、
▽96年/新潟3歳S
1着 5枠左6番パーソナリティワン徳吉
2着 8枠右11番シンコウスプレンダ柴田善
3着 8枠左12番シーキングザパール武豊(大出遅れで届かずの3着)
「大出遅れとはなかなか変わった女じゃないか」のイメージ。
枠位置よりはちょっと変わったスタイルになる「(例えば)12頭立てを外に出した13番」のように先読みしておいても良いと思う。

そして、シーキングザパール最強のカード・NHKマイルCの性質は、一目瞭然、Mr.Prospector系バブル
この頃は、Mr.Prospector系の種牡馬の隣や、シーキングザパール騎手の武豊の隣が絡むことが多いのだから、今回もどうしてもMr.Prospector系の種牡馬にゃ注目せざるを得ないでしょう。
●ドゥーワップ
5歳牝馬=シーキンクザパールと同期(そろそろ終戦記念日ですから、貴様と俺とは同期の桜、同期がポイントですね)の牝馬で、しかも出走すれば唯一の牝馬
ジェイドロバリー産駒=このレースに出走するであろう唯一のMr.Prospector系の種牡馬
函館3歳Sのレビューで書いたダイワテキサスの「1番人気だから目立つだろう」よりは、サイン的にはこちらの方が数段上の目立ち方かもしれない。
12頭立てになって、
7枠右9番連対候補(その1)[シーキングザパールの7枠右](結局、この位置のスガノオージが2着した)
7枠左10番
8枠右11番8枠のどちらかにドゥーワップ(唯一の牝馬でMr.Prospector系種牡馬)
8枠左12番
1枠 1番連対候補(その2)[シーキンクザパールの13番、こちらが正解だと思う
君なら7枠右、それとも13番? と鋭い刃を突きつけられるような出馬になるんじゃないだろうか?

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