マーメイドS/レビュー
(1998年7月1日提供)
マーメイドSでは、一貫して馬連06−10を大本線だと言い続けられた。
だって2年前の阪神3歳牝馬S、
1着 6枠 6番メジロドーベル吉田
2着 8枠左10番シーズプリンセス四位
と同じ目なんだもん。
そう、2年前の阪神3歳牝馬SとマーメイドSは連動レースなんです。
どうしてかというと、
阪神3歳牝馬S=(阪神牝馬=半身牝馬)+(3歳=ピチピチ、瑞々しい)+ステークス
マーメイドS=(マーメイド=半分女性、半分魚、だから半身牝馬)+(人魚=水に棲息するからみずみずしい)+ステークス
半身牝馬の瑞々しさが共通するレース。
普通は1年後に連動するのだけど、マーメイドSは4歳馬よりは古馬色が強いレースだから4歳時の1年間は古馬になるための熟成期間として置く。
だから、2年前の阪神3歳牝馬Sなんですね?
2年前の阪神3歳牝馬S マーメイドS 連動結果 94 8枠右9番ヤマニンパラダイス
武豊96 8枠右13番シャイニンレーサー
河内1着の枠位置が1着に連動 3枠 3番スターライトマリー
小島貞1枠 1番ゴールデンジャック
福永2枠 2番エイシンバーリン
南井3枠左4番シンフォニー
土肥95 6枠右6番ビワハイジ
角田97 8枠左13番エアグルーヴ
武豊・2着馬が1着に連動
・3着騎手が1着に連動7枠左9番エアグルーヴ
M.キネーン1枠 1番シングライクトーク
横山典3枠 3番イブキパーシヴ
武豊7枠左11番カモンマイハウス
小島貞96 6枠 6番メジロドーベル
吉田98 7枠右10番ランフォザドリーム
河内・馬連が一発で連動
・3着枠位置と3着騎手が1着に連動8枠左10番シーズプリンセス
四位5枠右6番ヴィクトリーバンク
藤田7枠右7番スーパードレス
河内3枠 3番エガオヲミセテ
高橋亮
過去2年間は「半身牝馬」だから片方しか使わなかったのだが、今回のメジロドーベルはそれまでの阪神3歳牝馬S1着馬とは異なって「最優秀4歳牝馬」「最優秀父内国産馬」まで獲得したスーパースターだから、もしかしたら一発連動もありかと思って一貫して馬連06−10を言い続けたら大正解。
配当的には平和・ドラ1のような上がりだったけど、精神的には春前半に6週連続で2〜3点で重賞を当て続けられたときと似たようなきっかけをつかめたかもしれないと思っている。
しかも土曜日にダイヤルQ2でレポートしたサイン(そのサインは非常に簡単にマーメイドS・阿武隈S・青函Sさえ教えてくれた。)は大正解だったのだから、これで超豪華メンバーの宝塚記念はほとんど1ポジションは分かったようなものだし。
というわけで今日はちょっとホッとした気分で、週末に触れたことへの追加のコメントです。
a 唯一の関東馬・関西馬のサイン
年度代表馬が行ったことが「神の声」に等しいのならば、競馬はいつも「人と馬の300年ロマン」、当然、JRA賞受賞騎手が行ったことだって「神の声」に等しい。
だから、常に、武豊(平成9年度優秀騎手賞三部門完全制覇、JRA賞騎手大賞)が行ったことには気を配りたいし、関西が武豊ならば関東の受賞騎手の常連は岡部幸雄なのだから、岡部幸雄にも気を配りたい。
この頃、二人の異常なことの1つが、
初日 福島/安達太良S 阪神/安芸S 3枠3番ギガトン
岡部(唯一の関西馬)8枠左16番フェイマスケイ
武豊(唯一の関東馬)
どうして夏競馬の幕開けの初日から唯一の関東馬・関西馬に乗っていなくちゃいけないのかということ。
結局ギガトンもフェイマスケイも馬券にはならなかったのだが、武豊・岡部が乗っていて意味がないわけがない。
ならば、初日の競馬は「金杯」のようなものだから(しかも、岡部は中山金杯1着だし、武豊は京都金杯2着だし)、この開催は、唯一の関東馬・関西馬が旬のサインになりますよという相手方からのメッセージだと思えば良い。
すると、「唯一の関東馬・関西馬のサイン」には、私が把握している限り7つの意味がある。
その意味のどれを使うかを教えてくれるのがサラブレッドインフォメーションなのだけど、
関東:彼方で馳せた想いが希望に変わる。
は、
・彼方で馳せた=場所的・時間的に遠いところで作った
・想い=出目
・希望に変わる=馬券になる(連動する)が、馬券になる要素は変化して昔とは違ったものが絡む
「場所的・時間的に遠いところで作った出目が連動する、ただし馬券になる要素は変化する。」と解釈できるから、唯一の関東馬・関西馬もその意味だと思えば良かった。
マーメイドSの唯一の関東馬=8枠左13番プロモーション 場所的に遠い、
前走の新潟大賞典5枠右7番サイレントハンター
吉田豊2枠 2番オフサイドトラップ
安田富3枠左4番アロハドリーム
加藤時間的に遠い、
牝馬限定のクィーンS
(同時連対馬のエアリバティーも出走している)2枠 2番プロモーション
蛯名正5枠右6番エアリバティー
柴田善4枠右4番エイシンカチータ
山田和
新潟大賞典とクィーンSで共通していた2枠と5枠右のうちの5枠右を2着として使ったのだけど、どちらのレースを使ったのかは、同時連対馬のエアリバティーが出走していた以上「時間的に遠いクィーンS」と理解しておきたい。というわけで、唯一の関東馬・関西馬には「その馬の過去のレースの出目を使う場合がある。」という意味がある。
ただし、あくまでも「場合がある」というだけの話で、たまたま今回の場合はサラブレッドインフォメーションや状況からこの意味が正解だっただけ。
いつもいつもこの意味ではないとお断りしておきたい。
b 「出走馬から場面を読む」という概念
開催前日版で触れた新しい概念として、「マーメイドSは重賞同時連対馬のペアが2つ」というのがあった。
「え、そんな重賞同時連対馬がサインなの?」
と考える方もあるだろうが、競馬はギャンブル。
他のギャンブル種目のポーカー・麻雀・花札だと、「役」は配られたものに左右されるでしょ?
それと同じように、
・マーメイドSでは、クィーンSの1・2着馬と、中山牝馬Sの1・2着馬が出てきたから、あ、こりゃツーペアだわ。
・ダービーでは、皐月賞の1から7着馬がそろって出てきたから、ストレートフラッシュだわ。
・安田記念は、重賞同時連対馬のペアが全部で7組あったから、七対子だわ。
のように考えて、「いまの場面はあの時のあのレースと似ているから、出目や騎手やシステムが連動するだろう。」とあたりをつける方法がある。
ちなみに、マーメイドSは開催前日版にも書いたように、NHKマイルCと同じようにツーペアだから、NHKマイルCのシステムが連動するとともに出目も連動しただけの話。
・重賞同時連対馬のペアが2組あるうち1頭だけが馬券になる。
・NHKマイルCの5枠右9番−3枠右5番のうち、5枠右が共通する。
やっていることはほとんど同じだけれど、ツーペアの役は安いから8.9倍にしかならなかったというわけだ。
このように、出走馬をカード化して考えるという手法があるから、皆さんのサイン読みへの新しいアプローチの仕方として応用してみて下さい。
ただ、場面は良く読むこと。
マーメイドSはカタカナレースだからポーカーの手役が似合うのだし、安田記念は漢字レースで中国(香港)からの出走馬がいたから麻雀の手役が似合う。
闇雲にポーカー、麻雀ばかりじゃなくて、これはゴルフのニギリ、今回は花札のように場面にふさわしい種目を当てはめることを留意したらいかがだろうか?
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