ダービー/開催前日版
  (1999年6月6日提供) [index] | [log] | [back]

水曜日版やサイン会議(インターネット版)にあらかた素材は書いてしまったから、あとはそれをどう料理するかだけだと思う。
ただし水曜日版に書いた「5枠左10番か6枠右11番」の5枠左10番に対するロサードは、
・ジャパンCの5枠左9番スペシャルウイークの「近辺」
・オークスの6枠右11番エイシンルーデンスの「近辺」
そのどれかを取る際の決め手だろうと思ったのが園田競馬場の楠賞全日本アラブ優駿なのだが、
▽園田競馬場/全日本アラブ優駿(12頭立て)
1着 7枠左10番ホマレスターライツ鈴木正
2着 3枠 3番(外に出すと15番)ワシュウジョージ小牧太
3着 8枠右11番ミスターオリビエ岩田
10番−(外に出すと15番)の出目は土曜日の中京メイン・テレビ愛知オープンに一発で連動してどうやら使い切られてしまったような雰囲気だから非常に買いにくい。
一歩前に戻って、スペシャルウィーク・エイシンルーデンス「近辺」を考えれば良いと思う。
そんなときに週刊文春や今日の東京スポーツに出稿された日本馬主協会連合会(JOA)の全面広告は絶対に異常だ。
広告コピー:風はやさしく真実をみつめてます。
JOAのモットー:人のために夢を育てたい。人のために社会に尽くしたい。
使われているダービーの写真:第61回日本ダービー
どう考えたってこの広告がわれわれの生活に役立つわけないのだから、推定300万以上の広告費をかけてわれわれの目に触れさせる以上、サインと考えるのが当然だと思うし、過去にこの手の変な広告が出た場合はほとんどサインだった。
ならば「馬主」協会からのメッセージなのだから、写真で使われている第61回日本ダービーの馬主に注目だろう。
▽第61回/日本ダービー
1着 8枠中17番ナリタブライアン南井(馬主:山路秀則氏)
2着 2枠左4番エアダブリン岡部(馬主:吉原貞敏氏→現ラッキー)
5枠オースミブライトと6枠ナリタトップロードの馬主さんは山路秀則さんだからこのどちらかと考えて構わないのではないか。
余計なことを書いておくとこのナリタとエアが同時に出走していたのが土曜日のテレビ愛知オープン。
▽テレビ愛知オープン
1着 5枠左10番アンブラスモア須貝
2着 8枠右15番エリモソルジャー佐藤哲
3着 5枠右9番エアガッツ安藤勝
着外 4枠右7番ナリタプロテクター武幸
出目の5−8が絡むのか、それともナリタとエアの位置が使われるのかいずれかはするはずなのだが、良い判断材料にはなると思う。
また中山牝馬Sの時の1着馬ナリタルナパークは超異常だった。
何と言ってもナリタルナパークがゴールインする瞬間にダートコースを人が一緒に走っているのがテレビ画面ではっきり確認できたし、それは競馬ブックに掲載されている決勝写真を見てもらえればわかると思う。
あの時《ひとことヒント》に、
全ての動作には意味があると考えるのが、サイン読みの第一歩。
中山牝馬S、どうしてゴール直前ナリタルナパークが1着入線しようとするときダートコースを一緒に人が走らなければならないのか? 競馬ブックのゴール前写真を見てもくっきり写るその姿。あれはもしかしたらダービーでダイシンボルガードと共に走った厩務員さんの姿ではないのか。そういえばダイシンボルガードの大崎昭一氏、とある競馬予想会社のスタッフとして迎えられたとのニュースあり。
と書いたものだが、そのあとJRAのホームページを見て「あっ」と思った。
「競馬博物館にダイシンボルガードの蹄鉄を展示」
だって。
ならばその中山牝馬Sのデータ、
▽中山牝馬S
1着 7枠左9番ナリタルナパーク佐藤哲
2着 8枠左11番メジロドーベル吉田
は「ダービー2勝ダイシンボルガード騎手が入社した予想屋さんへのお祝い用サイン」として大事にしたい。
そして枠か馬番のどれかを手っ取り早く知る方法は、大崎昭一氏がスタッフになった予想会社の「予想陣の代表選手(名前はまずいので控えます)」が競馬新聞で打った「印」を確認することだと思う。
6枠11番ナリタトップロード
7枠14番テイエムオペラオー
5枠9番オースミブライト
ナリタトップロードにもオースミブライトにも1ポイントが重なった。
ただし競馬会が予想屋に連対馬の両方を教えることは絶対にない。
サインでも馬券を取ってもらいたい人(例えば、イベントに呼んだゲスト)にJRA職員が囁く場合でも、教えるのは連対馬の1つだけ、あとは他の方法で探して下さいねと言うのが永遠のパターン。
馬券になるのはどれか1頭だけだろうし、スペシャルウィーク・エイシンルーデンス「近辺」が説明つくのはナリタトップロードかオースミブライトの方だから、どちらを選ぶかだけなのではないだろうか?
大・判断材料は、関東のIM「その夢は強き若者のためにある。」であることは言うまでもない。
それにしても、この1枠はキツイ。
1枠1番ブラックタキシード的場
昨秋サイレンススズカが土に還った1番に、黒く正装をしたブラックタキシードを置いて、騎手が4年前の今週に土に還ったライスシャワーの的場、かつ去年死んでしまったナリタブライアン騎乗経験騎手の的場。
1枠2番アドマイヤベガ武豊
サイレンススズカの1枠に、アドマイヤベガ=「死んでお星様になったもの」を賞賛するを置いて、騎手・調教師がサイレンススズカコンビの武豊・橋田師、かつナリタブライアン騎乗経験騎手の武豊。
ナリタブライアン・サイレンススズカ・ライスシャワーを「ゾロ目」に置くのはやはりキツイ。
ライスシャワーの追悼は、96年のダービーで彼のダービーポジションの7枠13番フサイチコンコルド、彼の十八番ポジションの2枠3番ダンスインザダークでやったのだから、それを横目でみながら、ナリタブライアン・サイレンススズカの追悼と考えるのが正解だろう。
逆に8枠がギャグ。
8枠17番マルブツオペラ武幸
8枠18番マルシゲファイター菅谷
巨人の代打陣(あれは種牡馬を色々なところから節操なく輸入してくる日本の生産界と同じ)に新しく名を連ねた「マルちゃん」ことマルチネスの「マル」のゾロ目。
ナリタブライアン・サイレンススズカの正式バッターじゃなく、その代打陣が活躍すると読んでも構わないのだろうか。
ならば、ナリタトップロード・オースミブライトの選択ならばIMの「強き若者」のこともあって、山路秀則氏の代打のような冠号オースミブライトを採るのが正解か。
あとはサイレンススズカの代打を探せとのことなのか。
どちらにしてもこのホームページでは、オースミブライトかナリタトップロードのどちらかで、かなりオースミブライトの方が可能性が高そうとだけまとめておく。

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