高松宮記念/開催前日版
(1998年5月24日提供)
水曜日版のアイテムで大事にしたいのは、インフォメーションに「高らかに」が大書されていた天皇賞(秋)や地方競馬のグランドチャンピオン2000が関連することだ。
5枠か、4枠か、7番か。
こちらの方に重きを置きたい。
もちろん、サッポロビール盃マリーンCの出目も大事なのだが、
土曜日
去年の夏の北海道競馬
ダートの
マリーンステークス
→ ダートの
武蔵野ステークス日曜日
今年の春の船橋競馬
4歳・古馬世代間闘争の
地方の金杯
サッポロビール盃マリーンC
→ 4歳・古馬世代間闘争の
中央の金杯
高松宮記念
の方が、正確な意味になると思う。
ちなみに去年は、土曜日が北海道・マリーンS→武蔵野Sで1・2着の馬番が一発で連動していたら、日曜日の船橋・マリーンC→高松宮杯では1・3着の枠の一発連動になるというような素敵な関係だったのだが、土曜日の札幌・マリーンS→武蔵野Sの使い方を見ていると単純に出目が連動する感じじゃなくてとてもイヤ(文章にすると大変なんで省略します)。
そのイヤな感触は大事にしたいから、「高らかに」を大書していた方に戻りたいというわけ。
というわけで「5枠か、4枠か、7番」のどれかなのだが、次の理由で、
4枠8番シンコウフォレスト
5枠9番ケイワンバイキング
どちらかが連対すると思う。
a 土曜日のエメラルドSの意味
レコードレースだった土曜日の中京メイン・エメラルドSの9頭立てには次の2つの意味があると思う。
1つは、
先週の9頭立て
日曜日・東京10R/緑風S→ 今週の9頭立て
土曜日・中京11R/エメラルドS3枠 3番ゴーイングスズカ
南井3枠 3番サンデーカイザー
村山7枠 7番スギノグッドラック
河内7枠 7番ヴィクトリーバンク
藤田2枠 2番マチカネハテンコウ
的場6枠 6番ケイズドリーム
角田南井克巳1500勝を記録 サンデーカイザー・レコード勝ち 出目が一発で連動 先週の17頭立て
日曜日・東京11R/NHKマイルC→ 今週の17頭立て
日曜日・中京11R/高松宮記念5枠右9番エルコンドルパサー
的場4枠左8番シンコウォレスト
四位3枠右5番シンコウエドワード
田中勝1枠右1番ワシントンカラー
柴田善4枠右7番スギノキューティ
河内8枠中16番エイシンバーリン
南井17頭立てのG1レース 17頭立てのG1レース
頭数立てが同じレースで「騎手の記録勝ち」「馬の記録勝ち」という結びつきがあったのだから、G1レースで17頭立てなんていうへんてこりんな結びつきがある以上、何かが絡むに決まっていると思う。
・5枠右9番が連動してケイワンバイキングが馬券になるか。
・3枠右5番が連動してシーキンクザパールが馬券になるか。
・それともシンコウ馬名馬の田中勝春が2着だったから、同じシンコウのシンコウフォレストか田中勝春のコクトジュリアンが同居した4枠が馬券になるか。
たかがオープン特別では出目が一発で連動していたけど、このサインが格調高きG1レースを一発で教えるわけはないのだから、関連するにしてもどれか1つの事柄と考えるのが正解なんじゃないか。
だから、3つの候補があったらどれか1つと考えていて良いと思う。
2つは、この開催は昨夏の福島の関連レースが連動するシリーズになっていて、例えば先週のNHKマイルCは福島の唯一のカップタイトルレースのバーデンバーデンC、
1着 6枠右10番シャドウクリーク
2着 5枠右8番ホクトフィーバス
2着の枠位置の5枠右がエルコンドルパサーの1着につながったでもいいし、イヤイヤそうじゃなくて1・2着に囲まれた馬番の9番だったでも構わないが、この頃は密かに連動するシリーズが続いているだけに福島のレースには注目しなくちゃならない。
高松宮記念に適当なのは何といっても七夕賞だ。
だって昔は同日開催だった七夕賞と高松宮タイトルなんだもん。
95年七夕賞 96年高松宮杯 1着の枠位置が
1着に連動
7枠右11番フジヤマケンザン
蛯名正7枠右10番フラワーパーク
田原5枠右7番インタークレバー
木幡8枠左13番ビコーペガサス
横山典4枠右5番ノーザンプリンセス
後藤5枠左7番ヒシアケボノ
角田96年七夕賞 97年高松宮杯 枠連が
一発で連動8枠中17番サクラエイコウオー
西田2枠左4番シンコウキング
岡部2枠右3番エスプレッソトニー
中舘8枠左18番エイシンバーリン
南井6枠左12番グロリーシャルマン
大塚3枠右5番シンコウフォレスト
四位97年七夕賞(9頭立て) 98年高松宮記念 枠連2−5の間の
4枠が連動2枠 2番マイネルブリッジ
武豊4枠左8番シンコウォレスト
四位5枠 5番クラウンシチー
柴田善1枠右1番ワシントンカラー
柴田善3枠 3番インタークレバー
蛯沢8枠中16番エイシンバーリン
南井
先週のバーデンバーデンCの2着の枠位置がエルコンドルパサーに当たったように今週も2着の5枠が高松宮記念だろうと思っていたのだが、先週のレビューでも書いたように「土曜日のレースには出目の連動の仕方を教えてくれる」という意味がある。
というわけで9頭立てだった七夕賞の使い方は、土曜日のエメラルドSがわざわざ9頭立てにして、しかもレコード勝ちという「サインだから注目して下さいね。」という勝たせ方をしたのだから、そこで教えてくれていると考えても良いと思う。
そうすると七夕賞の枠連2−5に対して、間になる枠の3枠が1着だったから間の枠。
そのレコード勝ちだった3枠が連動するならばシーキングザパールだし、2−5の間のもう1つの枠になる4枠でも構わないし、そのまま5枠が連動してもおかしくはないのだが、普通はレコード勝ちの1着が連動するということはほとんどない。
もう1つの間の4枠か、2着の5枠のどちらかと考えるのが正解じゃないだろうか?
b 「永遠」の暗号的意味
関東のサラブレッドインフォメーション、
永遠に進化する速さがある。
ヘッドコピーに永遠が出てきたら、常に誰かの追悼式だということを意識しなければならない。
どうしてかというと、永遠は手が届かない遠いところにあるお星様のことだから、死んでしまってお星様になってしまった人や馬を偲ぶ意味の暗号。
例えば、今から2年前のダービー、関東のインフォメーション「永遠の結晶に、英雄の称号を。」の永遠キーワードに対して、その週は1年前の宝塚記念でライスシャワーが亡くなった一周忌だったんだけど、
ライスシャワーのダービー2着ポジション・7枠13番フサイチコンコルド
ライスシャワーの十八番ポジション・2枠3番ダンスインザダーク
2頭のライスシャワーが遠い宇宙を駆け巡った、泣きのストーリーだったことがあった。
そうすると今回の永遠キーワードがどの馬の追悼かと言うと、93年の第3回東京第1週のオークスでの関東のインフォメーション「永遠に君を讃えたい。」以来、同じ週に出た永遠キーワードなのだから、そのオークスに出走していた馬。
そして当然、ホクトベガ。
ライスシャワーの追悼を1年後にやったように、ホクトベガの追悼も1年後にやるに決まっているのだから、ホクトベガの関連アイテムには大注目だと思う。
ホクトベガに乗った
6人の騎手
加藤和宏
大塚栄三郎
的場均
中舘英二
藤田伸二
横山典弘
このうち高松宮記念では、5枠右9番ケイワンバイキングが横山典弘で唯一のジョッキーだから、こいつだ!と決めつけても構わないのかもしれない。
ただ関東のインフォメーションのもう一歩進んだ考え方は、「永遠に進化する速さがある。」の「進化」は、「元のモノをベースにして新しいモノが誕生すること。」なのだから、ホクトベガの6人の騎手もただそれだけではないということ。
ホクトベガのようなお星様馬名が進化するときは、古い星をコアにしてその両サイドに新星が誕生するパターン(新星誕生のシステム)が多用されるのだから、ホクトベガ騎手もその隣が馬券になってもおかしくはなかったりする。
例えば土曜日は、東京・新潟でホクトベガ騎手の隣が馬券になって、中京ではホクトベガ騎手自身が馬券になっていたから、日曜日は、中京でこそホクトベガ騎手の隣が馬券になるんだ!でも良かったりする。
というわけで、5枠9番ケイワンバイキング横山典弘自身じゃなくて、その隣の4枠8番シンコウフォレスト四位洋文でも文句は言えないと思う。
でも、シーキンクザパールはホクトベガが全然説明できない。
説明出来ない以上、私は無視するしかないと思っているのだが、みなさんはどう思われますか?
c まとめ
4枠8番シンコウフォレストか5枠9番ケイワンバイキングのどちらかだと思う。
グランドチャンピオン2000の出目が説明できるし、マリーンCのことはおいといて、七夕賞の出目が説明できる。
しかもインフォメーションがホクトベガの追悼。横山典弘が絡むかその隣が絡むかのどちらかだからかなり可能性が高いんじゃないだろうか?
そうすると、土曜日のエメラルドSの血統のサインのパターンは、
2枠2番ダイタクサージャン(サンデーサイレンス)過去のエメラルドSの連対馬
3枠3番サンテーカイザー(サンデーサイレンス)連勝中でいま一番売り出しているサンデーサイレンス産駒、かつ、サンデーサイレンスの所有者の吉田照哉師の持ち馬で「生産的に意味がある」馬
5枠5番オレンジピール(サンデーサイレンス)牝馬
で、同一の種牡馬の3頭出しがあったら真ん中の一番意味がある馬が1着になっている。
これを高松宮記念で当てはめてみると、
1枠2番ビコーペガサス(ダンチヒ)過去の高松宮タイトルの連対馬
4枠8番シンコウフォレスト(ダンチヒ系のグリーンデザート)とりあえず、3頭出しのダンチヒ系では一番活きが良い馬
7枠13番ブラックタイキス(ダンチヒ)牝馬
のようにダンチヒ系で似たようなパターンになっているから、生産的に意味がない騙馬のケイワンバイキングよりはシンコウフォレストの方が可能性が高いかもしれない。
ただ、こんなかっこいいサインでシンコウフォレストを選択したところで、ケイワンバイキングの方が人気薄で馬券的にはこちらの方が嬉しいのだから、ケイワンバイキングはしぶとく追いかけたい。
騙馬が永遠に進化して生き続けるためには、走りに走って良い成績を挙げて功労馬になって安らかな余生を過ごすことしか道がない。走り続けることで戦死したホクトベガを弔うには、走り続けることで生きながらえるしかない騙馬が適当だという考え方もあるのではないだろうか。
シンコウフォレストかケイワンバイキング、どちらか一方は連対すると思う。
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