天皇賞(春)/開催前日版
(1998年5月3日提供)

水曜日版で触れた6枠か7枠。
十中八九2着枠だと思っていたので、ここにメジロブライトやシルクジャスティスは入っていない、その次の人気になるダイワオーシュウやユーセイトップランも入っていない、5番人気以下の馬で埋められていてとても嬉しかったりする。
しかも次の2つの理由で、どれか1頭が2着の可能性が大。

a.パターン認識のサイン
ぼくが勝手に「パターン認識のサイン」と命名しているものなのだが、


競馬は記憶のゲームだから、血統や騎手・調教師のフルネームとともに出馬のパターンを覚えてしまう作戦。
将棋の棋譜を覚えるのと同じように出馬のパターン(馬の配置、騎手の配置、種牡馬の配置)を覚えておいて「あ、この出馬はあの時と似ているから、出目はこれが絡んで、馬か騎手はこれが絡むんだな。」というもの。


という内容のもの。
例えば、土曜日の競馬ならば京都メインの上賀茂Sが先週の土曜日の新潟メイン・八海山特別と「冠のパターン」が似ていて、
八海山特別 上賀茂S
4枠 4番[外]アサクサタブレット 3枠左6番[外]キングオブカポーテ
7枠 9番[外]ハートシェイプ 7枠左14番[外]エイシンビンセンス
マル外の2頭出しだったのだが、
八海山特別 上賀茂S
1着 3枠 3番ヨシコスミック 1着 2枠右3番ファンドリリョウマ
2着 7枠右9番ハートシェイプ 2着 5枠右9番キョウエイフォルテ
馬連3−9 馬連3−9
馬連配当¥3,510 馬連配当¥2,620
と全く同じ出目だったりする。(ダイヤルQ2ではこのサインに触れながら3点で的中。宣伝しちゃった。)
もっとも「マル外の2頭出し」が毎回サインであるわけではないし、今回はたまたま出目が一発で絡んでいるけど出目が全然絡まないで騎手・調教師・種牡馬といった要素が絡むこともある。
そのあたり「適用に注意!」のサインでもあるのだが、「パターン認識のサイン」によりマイナーレースの出目が一発で絡んだ京都競馬場である以上、G1レースの天皇賞(春)も「パターン認識のサイン」のサインが使われたっておかしくはない。
そうすると、天皇賞(春)は有馬記念と関係することが多いのだが、この出馬は有馬記念とそっくりだったりする。
◎有馬記念
  1枠 1番 インターユニーク 小野 タマモクロス  
  2番   ダンスパートナー 河内 サンデーサイレンス  
2着 2枠 3番   マーベラスサンデー 武豊 サンデーサイレンス  
  4番   ローゼンカバリー 横山典 サンデーサイレンス  
  3枠 5番   マイネルマックス 佐藤哲 ブライアンズタイム (株)ラフィアン
  6番   マイネルブリッジ 藤原 ルション (株)ラフィアン
  4枠 7番 カネツクロス 的場 タマモクロス  
  8番 テイエムオオアラシ 土肥 セクレファスター  
◎天皇賞(春)
  5枠 7番   テンジンショウグン 江田照 ノーアテンション  
  8番   マウンテンステーン 田中勝 ダンスホール  
2着 6枠 9番   ステイゴールド 熊沢 サンデーサイレンス 社台RH
2着? 10番   ローゼンカバリー 横山典 サンデーサイレンス 社台RH
   7枠 11番   マイネルワイズマン 佐藤哲 マークオブディスティンクション  
2着? 12番   イシノサンデー 四位 サンデーサイレンス  
  8枠 13番   マイネルブリッジ 岡部 ルション  
  14番 シグナスヒーロー 加藤 イナリワン  
・有馬記念ではサンデーサイレンスが馬番で三連荘になっているけれど、天皇賞(春)では枠で三連荘になっている。
・ローゼンカバリー・マイネル(ワイズマン)の位置は平行移動しただけ。
・有馬記念では3枠で同馬主の同居だったけど、天皇賞(春)では裏枠の6枠が同馬主の同居。
・有馬記念ではマイネルが馬番で接触していたけど、天皇賞(春)では枠で接触になっている。


このようにとてもそっくり。
というわけで毎年有馬記念の出目が絡んでいた天皇賞(春)だけど、水曜日版にも書いた理由で今年は使われなくたって構わないし、目立たない3着の枠が絡んだっておかしくはない。
例えば6枠が絡むのならば「有馬記念の3着枠の6枠を使いながら、マーベラスサンデーと同じようにサンデーサイレンスの同居枠のどれか1頭が絡んだでしょ?」と説明がつけられる。
また7枠12番のイシノサンデーが絡むのならば「有馬記念の1着枠の7枠左を使いながら、マーベラスサンデーが3枠の『マ』『マ』の接触に対してその隣枠の2枠の『マ』の馬だったのと同じように、6枠のサンデーサイレンスの接触に対してその隣枠のサンデーサイレンスが絡んだでしょ?」と説明がつけられる。
以上の「有馬記念とのパターン認識とのサイン」により、サンデーサイレンス産駒のどれか1頭が絡んでも良いのではないだろうか?

b.サラブレッドインフォメーションの文字数作戦
ここで良く触れることなのだが、サラブレッドインフォメーションの解き方の1つとして、


今回のインフォメーションと文字数が似たものを探し出してきて、
その時の関連レースの出目・馬・騎手・システムの連動を採用する。


というのがある。
そうすると、今回の関東「伝統の盾、喝采の淀、強者の真。」にそっくりなのは、皐月賞の「意を強く、名を刻み、史を創る。」の4文字×3の三部形式のインフォメーション。

1着 2枠右3番セイウンスカイ横山典弘
2着 6枠左12番キングヘイロー福永祐一


皐月賞の出目か騎手かのどれかが絡むという作戦なのだが、2枠3番は土曜日の京都の上賀茂Sで使っちゃったから、残りは6枠左12番の枠か馬番か騎手ということになる。(ちなみに、東京の府中Sに対しては使われないで残っているから、安くても2枠2番グリーンスターボウ、6枠左7番グリーンブリッツの組み合わせを買っても悪くはないと思う。「ぐりぐり」なんていう新聞が流れ星のように消え去ってしまったときだから、グリ・グリの本命馬券だったりしてね。)
そうすると、

・ローゼンカバリーならば、皐月賞の2着の枠位置に皐月賞の1着騎手の横山典
・ステイゴールドならば、皐月賞の2着の同枠
・イシノサンデーならば、皐月賞の2着の馬番

このように2着候補が説明できる状態。
しかも、水曜日版でダービースタリオンの制作者の薗部博之さんの関連の馬(クリゲのサインと命名しましょうか)のサインに触れたけど、あの皐月賞の週は、

◎エイプリルS
4枠 4番オレンジピール(2着)

◎卯月S(結局はこの案を採用した)
5枠右5番スタープログラマー
5枠左6番エイティグロー(2着)

と自分自身が2着になるか、それとも隣が2着になるかという使われ方をしていた。
インフォメーションが皐月賞と似ている以上、今回のローゼンカバリーも同じような使われ方をしても良いのだから、自分自身が2着になるか、それとも隣が2着になるのかのどれかの可能性が大だと思う。
というわけで、このサインも6枠から7枠のサンデーサイレンスが2着になる後押し材料になってくれていると思う。

c.まとめ
本当か?という気もしないではないが、2枠から4枠の間では1頭しか絡まないはずだから(あくまでも「はず」)、相手は6枠か7枠のどれかを選ばざるを得ない。
ダイヤルQ2では違うまとめ方をして、インターネットでも違うまとめ方をして、色々な角度から考えているんだけどそれでも6枠か7枠は浮かんで来てしまう。
自分なりには水曜日版OK、出馬のパターンOK、サラブレッドインフォメーションOK、土曜日のレースの流れOKなのだが、果たして正解だろうか?
1着馬はどれを選んで、2着馬でもどれを選ぶかは、ダイヤルQ2を利用していただいたら嬉しい。(来年以降も使える作戦をレポートしていたりします。)

今日はこんなところで。

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