中山記念・報知杯4歳牝馬特別/開催前日版
(1998年3月15日提供)
[レース後雑感]
土曜日の《ひとことヒント》に書いておいた「キョウエイマーチがサインする『はず』のマーチS。先週の読売マイラーズCの8枠右12番をどう考えるのかが高配当への道かなと思っている。」は参考にしてもらえただろうか?
とにかく水曜日版に書いた、
マーチS 新しいレースだからキョウエイマーチの馬番を使うだろう。
12番。(それとも逆で8枠右)中山記念 古いレースだからキョウエイマーチの枠を使うだろう。
8枠右。(それとも逆で12番)
この表中のサインは、「キョウエイマーチのJRA有料カレンダーのサイン」のこともあってぼくなりには絶対カネになる!と思っていたこと。
しかも、午前中に中山記念の出馬が発表になって8枠(右じゃなかったけどね)にサイレンススズカが入ったのが確認できた時点で、マーチSは馬番を絶対に使わなくちゃならない。
だから、11番ワイルドブラスターを本命にするのはサイン読みとしては当然なんです。
えっ? キョウエイマーチは12番だから11番はおかしいって?
そうなんですよ。おかしいと思うでしょ?
でもね。
マル外がいるときは外に出して考えることも大事なんです。
キョウエイマーチは13頭立ての12番だから、外に出すと25番。
本命にしたワイルドブラスターは14頭立ての11番だから、外に出すと25番。
ね? 「外に出した」馬番を使ったんです。
とにかく気をつけなくちゃならないのは、今は現代競馬なのだし、サインは変化しているということ。
高本公夫さんの時代はマル外なんてメジャーな存在じゃなかったから気にすることもなかったのだろうけど、今はセイタカアワダチソウかブラックバスかというくらいポピュラーな存在。
ならば、マル外というキャラクターには、日本が受け容れた存在としてさまざまな意味を持たせても良い。
一番簡単に考えるならば、「外=そと」と書いてあるのだから「外に出す」こと。
今回はそれを使っただけなんです。
これから書くことは日曜日の応用編なのだが、関東のサラブレッドインフォメーション、
伝統を継承する自信家がいる。
の主語は「自信家」だから、 「自信家とは一体なんぞや?」 と疑問を持つべき。
そうすると一番簡単な考え方を2つ書いておくと、
自信家は、何をやるにつけても迷いがなく行動する。当然のごとく。当たり前のごとく。 ↓ 当たり前の当たりだから、的場の「的」と田中勝春・中舘の「中」の「的中」がサインになる。
自信家は、考え方に揺らぎがない。山のように動かず。 ↓ 連対した位置から動かない。系列のレースの位置から動かない。去年の位置から動かない。
良く「的中」がサインだからといってヤミクモに探しまくるケースがあるが、何がサインになるのかはその週のサラブレッドインフォメーションが教えてくれると思う。
そうすると、土曜日のマーチSなのだが、
6枠 9番テセウスフリーゼ 的場
6枠10番ナモンレグラス 菊沢徳(2着)
7枠11番ワイルドブラスター 橋本広(1着)
7枠12番コンゴウリキシオウ 田中勝
なんと「的中」で囲まれた位置が一発で馬券になったに過ぎない。
というわけで、サイン見破れのダイヤルQ2では10−11(50%)という買い目を出せたのだが、この「自信家=的中」の考え方とキョウエイマーチの「外出しの馬番」だけで¥4,460はちょっとしたもんでしょう。エヘン!
◎中山記念
ならば、日曜日もこの考え方を応用すれば良い。
つまんない、そんなの当たり前じゃんっていわれても仕方がないけど、
- (1) 「的中のサイン」を構成したうち的場は中山競馬場に残って、田中勝は阪神に動いた。山のように動かずなのだから的場の方が全然上。
(2) 中山記念で的場がいる8枠は、サイレンススズカが前走バレンタインSで1着をした8枠左から山のように動かずの状態。
(3) 読売マイラーズCのキョウエイマーチは「JRA有料カレンダーのサイン」より、土曜日が馬番ならば日曜日は枠のサインになるはず。キョウエイマーチは8枠だった。
(4) 関東のIMの「伝統を継承する」の「伝統」は老人から教わらなければならない。土曜日のマーチSが阪神競馬の武庫川Sの7枠右カットスルーの大崎正一騎手(JRAの最高齢の騎手)から教わった以上、マーチSの8枠左のミスタートウジン(JRA最高齢馬の13歳馬)からも何かを教わらなければならない。
8枠右 8番ジェラスガイ 的場
8枠左 9番サイレンススズカ 武豊
この8枠は買わなくちゃならない。
そうすると、サラブレッドインフォメーションは発行者のお墨付きがついている文章なんだから、そこの主語が「自信家」ならば、発行者が「自信を持ってお薦めできる存在」が馬券になるはず。
ならば、武豊は、JRA賞の騎手部門を、インフォメーションのサブコピーにあるように「僅かな過ちも許されぬ」ように、一個も漏らさずに受賞したジョッキーで、発行者たるJRAのお薦めアイテム。
そういうお薦めアイテムが、土曜日に主役になれなかったら、普通は日曜日は主役になると考えるのが妥当だろう。
「当たり前」のインフォメーションが出ているときで、土曜日のメインレースは当たり前に馬券になる1番人気が総崩れなのだから、日曜日のどこかのレースは当たり前の馬が馬券になるのが、当たり前。
当たり前だのクラッカー、なんちって。
相手は、同じ8枠左で馬券になった「山のように動かず」の馬を軸にするのだから、同じように「山のように動かず」がお友達になるはず。
2枠 2番サンデーブランチ(サンデーサイレンス産駒の2番〜4番は有馬記念と同じ)
3枠 3番イシノサンデー(〃)
4枠 4番ローゼンカバリー(〃)
どれが来ても当たり前って感じだけど、2点に絞るならば心に決めたのがいる。(そんな大げさな)
◎報知杯4歳牝馬特別
そして、報知杯4歳牝馬特別。
1週間前の
土曜日鈴鹿特別 1着 5枠左10番トキオリアリティー
大西(ダービージョッキー)土曜日 武庫川Sじゃなくて
マーチSが正解1着 7枠右11番ワイルドブラスター
橋本広(G1未勝利)2着 8枠右15番シンメイライコウ
幸2着 6枠左10番ナモンレグラス
菊沢徳(G1未勝利)1着の馬番の10番が
2着に連動1週間前の
日曜日中京スポーツ杯 1着 2枠右3番トウショウオリオン
小島貞(ダービージョッキー)日曜日 報知杯
4歳牝馬特別1着 ?枠?番????????? 2着 6枠左12番コンロッド
安田富2着 ?枠?番?????????
表中に「武庫川S」を入れるのは間違いだったんですね。
鈴鹿は車の町だから(日産)マーチのマーチSを入れ込んでやれば、1着のトキオリアリティの馬番の10番がナモンレグラスの2着につながったと説明できる。
とにかく今週は、報知杯4歳牝馬特別という、ここを1着になって中央地方交流の希望の星になったライデンリーダーのメモリアルレースがあるんだから、笠松=中京の出身だったライデンリーダーに敬意を表して、先週の中京競馬の連動は大事にしなければならないと思っている。
ならば、去年の報知杯4歳牝馬特別の1着馬のキョウエイマーチを、土曜日のマーチSでは「外に出した馬番」を使った、日曜日の中山記念では「8枠右の同枠になる8枠左」を使う、と解釈した以上、土日に渡る中京の連動だって同じ。
土曜日が馬番ならば、日曜日は同枠に決まっている。
だから、2枠か6枠かは、ぼくは買う。
ちなみにぼくの本命は、ロンドンブリッジでもバプティスタでもなく全く違う馬で、そこから2枠・6枠に向かって高配当を狙いに行くつもりです。
大体ですよ。
ロンドンブリッジの「ロ」とバプティスタの「バ」で、「ロバ」の組み合わせが1番人気になっている方がおかしい。
ロバは所詮は傍流の馬。
土曜日のマーチSで、
7枠10番ワイルドブラスター(1着)
7枠11番コンゴウリキシオウ(母親がサラ系ウエストマーチン)
サラ系が同枠のサポートになっていたように、ロバは走る馬の横にいてサポートにならなければならない。
そして、「自信家」は山のように動かないクールなカッコ良い存在だけど、口ばっかり達者な口先の女が「自信家」のわけがない。
そうするとカタカナの「ロ」は、いつも漢字の「口」の代理のキーワード。
だから、
ロンドンブリッジ
は馬名の先頭がロから始まっているから、今週に限り口先の女。(ゴメン、惚れ込んでいる人)
というわけで、来られちゃったらそれで仕方がないと諦めているけど、ぼくの本命は別の馬でそこから2枠と6枠の2点勝負のつもり。
興味がある方は、サイン見破れ!のダイヤルQ2を聴いて下さいな。
0990−52−4831
結構な内容のサインで番組進行しているつもりです。
■レース後雑感
今週、とにかく書きたかったことは「句点なしサラブレッドインフォメーション」の秘密でした。
「句点なし」というのは文としては次があることを意味しているから、この手のタイプのインフォメーションが出ると先週の結果が、
(1) 翌週
(2) 系列のレース
(3) 来年
のような次につながっていくことが多い。
だから先週の競馬とのつながりを重要視すれば、今週・系列のレース・来年はある程度のことが予測出来ると言うわけ。
これをベースにして論旨を展開していったわけだけど、「マーチSはキョウエイマーチの馬番を使う。中山記念はキョウエイマーチの枠を使う。」「報知杯4歳牝馬特別は中京スポーツ杯の2枠か6枠を使う。」、予測したことはいずれも1着だったから大正解です。
ね?
たかが「。(句点)」がないだけで、これだけのことが予測できてしまうサラブレッドインフォメーション。
サイン読み=「パズル」「知的な推理ゲーム」は言うまでもないことだけど、それを解くためのキーワードとしてなかなかのものでしょ?
ならばそうにやって「(1) 翌週」が正解ならば、「(2) 系列のレース」「(3) 来年」も正解のはず。
先週に戻って言うのならば、
・報知杯弥生賞は皐月賞トライアルなのだから、同じトライアルのスプリングS・若葉Sに繋がっていくだろうし、当然本番の皐月賞にも繋がっていくだろう。
・読売マイラーズCは「読売」の野球レースなのだから、「中日」「阪神」「阪急」などの球団レースに繋がっていくだろうし、当然G1のマイルレースのNHKマイルカップやマイルチャンピオンシップにも繋がっていくだろう。
となるんじゃないでしょうか?
だから、当然今週の東西のサラブレッドインフォメーションだって将来のレースの布石。
そうすると、
伝統を継承する自信家がいる。(関東)
が教えてくれる桜花賞の概要は、大体次のような感じだと思います。
(1) 「伝統」「継承」とある以上、報知杯4歳牝馬特別で連対した要素は本番の桜花賞に「伝わり」「継承される」だろう。
中でも積極的に考えたいのは1着。だって「自信家」には1着がお似合い。
1着 2枠左 4番マックスキャンドゥ 四位
2枠左4番か、四位が乗るダンツシリウスか、蛯名正に乗り替わる(らしい)マックスキャンドゥのどれか1つが桜花賞だろう。
ちなみに「伝統」「継承」に対して、マックスャンドウのスキャン=scanには、「電波を発する」の意味がある。
そうすると土曜日の競馬では、中京競馬の6枠左12番にスキャン産駒のアガペーがいたら、三場のメインレースは全て6枠左が連対して出目が「伝統」「継承」の状態が強調。
出目の2枠左4番がスキャンされる可能性が高いんじゃないだろうか?
(2) 桜花賞馬は恐らくロンドンブリッジだろう。
どうしてかというと、今回の報知杯4歳牝馬特別のストーリーは「田原成貴騎手、さようなら」。
1着したマックスキャンドゥは前走の飛梅賞で田原がラスト連対(2着)をしたときの1着馬で「田原が相手に連れてきた後継馬」だし、2着のメイショウアヤメは前走・田原が騎乗した「自分が乗った後継馬」。
そのタイプの違う後継馬同士が、マヤノトップガン・田原が「馬」のタイトルの有馬記念で1着になったときの7枠左−2枠の出目を借りて1・2着になっているに過ぎない。
それで打ちあげ花火の万馬券なのだから、明らかに「田原成貴騎手、さようなら」というわけだ。
ならばこういう風に田原騎手が強調になっている以上、田原騎手には「桜花賞最多勝騎手」という勲章があるのだから彼が桜花賞を取ったときのパターンが模倣されてもおかしくはない。
ダイアナソロン(トライアルでダンマリで、本番桜花賞でパッと花が咲く)
ファイトガリバー(〃)
マックスビューティ(連勝街道のまま突っ走る)
ワンダーパヒューム(トライアルの四位騎手から乗り替わり)
の4つがあるけれど、今年がどのパターンかというと十中八九「トライアルダンマリ、本番パッ」のダイアナソロン・パターンのはず。
だって、ダイアナさんが亡くなった喪中なんだもの。「ダイアナ」ソロンのパターンが一番お似合いに決まってると言ったら語弊があるだろうか。
そんな時に、ロンドンブリッジはダイアナさんに似合うロンドン馬名馬だし、ダイアナさんが亡くなったときは去年の新潟3歳S・小倉3歳Sの時だったのだけど、あの週1着した種牡馬は新潟3歳S・クリールサイクロン(コマンダーインチーフ)、小倉3歳S・タケイチケントウ(ドクターデヴィアス)だからドクターデヴィアスという種牡馬がそのあたりの事情にとても詳しい。
ただし、これだけじゃ推量に過ぎない。出馬表に「ロンドンブリッジ=ダイアナソロン」を彷彿させるものがないといけないし、サラブレッドインフォメーションに「ロンドンブリッジ=ダイアナソロン」と書いていないといけない。
そうすると、報知杯4歳牝馬特別でダイアナソロンが1番人気を裏切ったときが5枠9番。ロンドンブリッジも同じ5枠9番で人気を裏切っていて、まさしくダイアナソロンの「伝統を継承する」状態。
また、サラブレッドインフォメーションの「自信家」には「何も、トライアルの時にあくせく働かなくとも…。」という「余裕残し」の意がある。だから中山記念ではG1では絶対に連対出来ないサイレンススズカやローゼンカバリーのトライアル系ホースが、ここぞとばかりに頑張っちゃう。ダイアナソロンはトライアルは要らなかったけど、桜花賞の本番は頑張った馬。
そう言えばあの時代は高本公夫さんの「馬券革命」のサラブレッド公式で「牝馬休み明け初戦=×、2戦目=○」なんて言うのがありましたよねー。ダイアナソロンはその典型タイプでしたが、ロンドンブリッジは本番桜花賞で「牝馬休み明け2戦目」になる馬だったりする。
当たるかどうかはわからないけど、報知杯4歳牝馬特別が終わった後の徒然なるがままな文章。
参考にしていただければ幸いです。
ともあれ、今週はここに書いたことが大体当たったし馬券も良い成績を残せたし、来週も頑張ろーっと。
じゃ、また〜。
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