オークス/水曜日版(高松宮記念/レビュー)
  (1999年5月27日提供) [index] | [next] | [back]

まずは高松宮記念で述べた5点のサインのレビューをしたあとで、オークスへ。(こちら

(1) 約半年前の関連レースでヒョイと負けてしまった過去の連対馬のサイン
▽98年/スプリンターズS
4枠左8番(外)ワシントンカラー柴田善(98年/高松宮記念2着馬)



7枠右13番(外)タイキシャトル岡部(98年/年度代表馬・最優秀短距離馬)
7枠左14番(外)シンコウフォレスト四位(98年/高松宮記念1着馬)
これについては天皇賞(春)の解釈が問題で、
▽天皇賞(春)
2枠 2番ステイゴールド熊沢(去年の2着馬)
3枠 3番スペシャルウィーク武豊(1着)


7枠左10番メジロブライト河内(去年の1着馬→2着)
▽半期前のヒョイ負け連対馬/有馬記念
3枠右5番ステイゴールド熊沢(去年の2着馬)
・恒例通り、半期前のヒョイ負け連対馬ステイゴールドの3枠を使ったのか。
・現場主義、つまり今回出走しているメジロブライト・ステイゴールドを採用して、「過去の連対馬メジロブライト」と「過去の連対馬ステイゴールドの左隣のスペシャルウィーク」なのか。
どちらを考えるかだけだった。
だから「当然出馬の彼らの位置もチェックなのだが」なんてことも書いているのだが。
結局は、ダービーまでの期間は天皇賞(春)をシンボリルドルフポジションの15番で1着したスペシャルウィークを大事にするということなのだろう、天皇賞(春)で行った「現場主義・過去の連対馬の左隣」を使っただけ。
▽高松宮記念
1枠右1番(外)ワシントンカラー柴田善(去年の2着馬)
1枠左2番(外)シーキングザパール武豊(2着)
2枠右3番(外)シンコウフォレスト四位(去年の1着馬)
2枠左4番マサラッキ藤田(1着)
問題だった8番や14番は、今の話題の旬は(外)エルコンドルパサーで「高松宮記念=(外)エルコンドルパサー」なのだからタイキシャトルはそれを盛り立てる周辺の競馬で使われるでしょう、というわけで、
▽土曜日/関西/マラヤンRAT
7枠右8番ポートフラッシュ村本(2着)
▽日曜日/関西/フリーウェイS
7枠中14番ゴーストソルジャー加藤(1着)
と考えるのが正解かもしれない。
オークスは金鯱賞に出走予定のエリモエクセルをどう考えるかだけだろう。

(2) 今年の桜花賞以降のGIレースは、すべて去年の出目か馬を使っている。
理由は、時代は大不況で低成長なのだから去年からあまり変化しない。よって、現代史を反映する競馬もあまり変化しないから。
▽98年/高松宮記念
1着 4枠左8番(外)シンコウフォレスト四位
2着 1枠右1番(外)ワシントンカラー柴田善
3着 8枠中16番(外)エイシンバーリン南井
「出目連動の基本技は、同頭数の場合は同枠、もしくは1個ずらす」だったりするのだが、どうしてこういうことを忘れて直球勝負の4枠8番に走ろうとするのだろう。
結局、去年の2着の1枠1番を同枠の1枠2番にずらしたに過ぎない。
オークス・ダービーもこの手法「ずらしのテクニック」を使うのではないだろうか?

(3) 大注目レース・メトロポリタンSのサインアイテムは調教師。
1枠左2番(地)ホウエイコスモス北村宏・宮調教師
4枠左8番(抽)アインブライド小林淳・宮調教師(GIの阪神3歳牝馬Sの1着馬)
※高松宮に対する「宮調教師」のどちらか一方がサインになる可能性が大。
1枠2番の方を使ったのだから、考え方は正解。
ただし選択ミスだ。
去年はチューリップ賞の(抽)アインブライド・宮調教師の8番を使っての高松宮記念・シンコウフォレストの1着だったから、今年もアインブライド、GI馬だしと思うも、二番煎じは効かぬの好例か。
オークスのCMはメトロポリタンSではなくなったから、これに関しては一時休戦。

(4) 関西のIMの解釈
関西のIM「スピードのクライマックス。」を2つの方向から暗号的に解釈するならば、
(a) 年度代表馬・タイキシャトルの表現正解は年度代表馬・タイキシャトルも出走したスプリンターズS
  スピード=短距離の代名詞
  クライマックス=頂点、もしくは位MAX
  スピードもクライマックスもカタカナ=カタカナで表現するのは外国語だから(外)

3つを合わせると「最優秀短距離馬の(外)」、つまりタイキシャトルスプリンターズS。
(b) NHKマイルC1着馬・シンボリインディ・シーキングザパールの表現
  スピード=女の子のグループ
  クライマックス=そんな彼女たちが目指す頂点は普通はNHKの紅白歌合戦。
          頂点は普通は1着。
          よってシンボリインディもしくはシーキングザパール。

サブコピーの「ただひとつの最上を求めてきた」も、
  ただひとつ=1チャンネル
  最上=ポールボジションの1着馬
  求めて=理想を追求して
  きた=やって来た

と解釈できるから、言っていることはNHKマイルCの1着。
「土曜日がシーキングザパールならば、日曜日がタイキシャトル」という勝手な論理を展開したのだが、開催前日版をまとめながらイヤな気はしていた。
スピードのクライマックス=「ス〜ス」のリンク形式のIMだから、同じ「ス〜ス」のリンクGI・スプリンターズSの継続。シーキングザパールはスプリンターズSで○、でもタイキシャトルは×。
スピード=女の子のグループ。シーキングザパールは女の子、シンボリインディは男の子。
リンクだから土曜日の武蔵野Sでシーキングザパール(武豊・NHKマイルのメモリあるポジション13番)が勝ったことでそれがリンクする可能性があったのだけれど、4枠8番にブリンカーが掛かっていた私はそれに対応しきれなかったようだ。
ちなみにマサラッキは雅子様のことだから、スピードのクライマックス=女性の頂点と解釈できるのは言うまでもない。

(5) 出馬のパターンのサイン
(外)の冠=(外)タイキシャトル・(外)エルコンドルパサーでわかるように年度代表馬系の冠(エルコンドルパサーのシンボルマーク)
社台SSの種牡馬=サンデーサイレンス・トニービンでもわかるように日本を代表する種牡馬
(スペシャルウィークのシンボルマーク)
ともに日本の現代競馬を代表する存在なのだから、「お互いの出走パターンをチェックして、似たようなレース同士は何かが関係する」というサインの考え方がある。
「高松宮記念の全枠マル外」に対する「全枠社台SSのレース」が、
▽関東/サンスポ賞4歳牝馬特別
1着 7枠左14番スティンガー岡部
2着 4枠右7番フサイチエアデール武豊
問題はどれを使うかだけ。
武豊は全てを超越した騎手だから、このパターンになったら目よりも何よりも武豊が連動するケースが結構多い。
今回も、4枠よりも7枠よりも、結局は武豊ってパターン。
武豊様には逆らえません。

オークス馬&年度代表馬・エアグルーヴの置き土産
オークスの注目アイテムは、
オークス馬のエアグルーヴの引退式(1月10日の平安S当日のお昼休み)のときに、天皇賞(秋)の12番ゼッケンをつけながらなぜか青い4枠用の帽子をかぶっていたこと。
しかもその理由が「エアグルーヴには青い帽子がお似合いだから」と武豊様が進言したからだとか。
それは何かの予告じゃない?
だと思う。
あの時は平安S自身で4枠左8番エムアイブランが2着になっていたけれど、まだ4枠右が残っているし、エアグルーヴ絡みのレースでは12番も残っている。
「4枠右だよなあ」「いや馬番12番だぜ」と私の周囲は騒がしいし、もちろん私もあれこれ悩んでいる。
しかも競馬会がうまいのは、NHKマイルC→高松宮記念で、
1枠左2番(外)タイキトレジャー加藤(審議)
     → 2番がシーキングザパールの2着のサイン
2枠右3番(外に出すと21番)(父)トウカイダンディ後藤(大出遅れ)
     → 外に出した21番がマサラッキの1着のサイン
と「アクシデントはサインになりますよ」とアナウンスした途端、高松宮記念で、
4枠右7番(外)セレクトグリーン佐藤哲(審議)
6枠左12番(外)サウンドワールド河内
(スタート地点でのいれ込み)
問題のポジションにアクシデントを発生させたこと。
「このポジションで決まり!」と考えるのか、それとも「オークスTRとアクシデントレースの関連にはもう1つ違うものがあったから、本番オークスもそちらの方だ!」と考えるのか、二つに一つなのだが、いずれにしてもアクシデントがあったからこそ高松宮記念とオークスは何かがつながる考えて構わないだろう。

もっと面白いのが、
引退式で武豊様が色の変更を進言したということは、単純に色に注目せよと言うサイン。
だからエアグルーヴがオークスで活躍した季節の今は、色馬名の同枠が馬券になっている。
じゃないか。
▽サンスポ賞4歳牝馬特別(オークスTR)
4枠右7番フサイチエアデール武豊(2着)
4枠左8番クロ(黒)ックワーク横山典
▽天皇賞(春)
7枠右9番ローゼ(ロゼ)ンカバリー菊沢徳
7枠左10番メジロ(白)ブライト河内(2着)
▽スィートピーS(オークスTR)
6枠右9番フレンドリーエース柴田未(1着)
6枠左10番ゴールデン(金)ベル和田
7枠右11番メジロ(白)ビクトリア吉田
7枠左12番サクラセレブレイト岡部(2着)
▽NHKマイルC
3枠右5番(外)シンボリインディ横山典(1着)
3枠左6番(外)レッド(赤)チリペッパー藤田
▽高松宮記念
1枠右1番(外)ワシントンカラー(色)柴田善
1枠左2番(外)シーキングザパール武豊(2着)
オークスでも、
・クロ(黒)ックワーク
・コウヨウ(紅)ヒロイン
・ゴールド(金)セプター
・メジロ(白)ビクトリア
なんてところが登録しているのだからこれらの同枠には注目かもしれない。
ただし一番の注目色は「12番ゼッケンにわざわざ青い帽子をかぶらせた」のだから「青」。
桜花賞TR→桜花賞をチェックしてみると、
▽アネモネS(桜花賞TR)
8枠右15番トゥザビクトリー武豊(3着)
8枠左16番タガノブルー(青)ドレス安田康
   
▽桜花賞

8枠右16番トゥザビクトリー幸(3着)
8枠中17番フサイチエアデール武豊(2着)
8枠左18番アドマイヤゴールド横山典
青いドレスの女性たちを踊らせた桜花賞バージョンのTVCMを再使用している以上、またまたこのサインがオークスでも使われる可能性は大だろう。
▽サンスポ賞4歳牝馬特別(オークスTR)
2枠右3番スマイリングアワー大塚(未使用)
2枠左4番タガノブルー(青)ドレス勝浦(未使用)

4枠右7番フサイチエアデール武豊(2着)
4枠左8番クロ(黒)ックワーク横山典
問題の「ブルー」は黒の2枠にいながら馬券にならず、そのかわり「クロ」の同枠で青の帽子のフサイチエアデールが馬券になったと言うことは、明らかに2枠を残していると考えて構わないのではないか。
そういえばエアグルーヴの引退式での仕事は「格上の牝馬が青の帽子をかぶった武豊を乗せていたのならば、平安Sは4枠の武豊を2着にさせたこと」だった。
だから、オークスでもエアグルーヴのような目印が欲しい。
  ↓
色馬名の中でも一番格上のクロックワークを使う。
  ↓
エアグルーヴの騎乗経験騎手・横山典を乗せることによってさらに値打ちを上げている。
というわけで、クロックワーク横山典が何枠に入っていようと、彼女が出走する限り、
・黒の2枠。
・引退式は宣伝材料。ポスターも宣伝材料。そのポスターが結婚式なのだから、結婚のGI馬と来れば普通はライスシャワー。クロックワークは同じリアルシャダイ産駒。ならばライスシャワーの十八番ポジションの2枠3番を使ってもいい。
の可能性があると思うのだが、さてさて。

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