小倉記念/水曜日版(含・関屋記念/レビュー)
(1999年8月13日提供) | [index] | [next] | [back] |
関屋記念は馬連08−14・\2,080を45%分(最終見解の配分)的中。気負いなく淡々とやれば良いんです。
少し変化球の角度からIMを攻めて「4枠か7枠。」と出してみた開催前日版なのだが、偶然にもそれ同士になってくれたわけで、「IMはその週のみならず。」の考え方OK。
そして新潟出身・ジャイアント馬場氏の初盆である時に、アポテオーズの「アポー」も7枠がサインになってくれたわけで(東京新聞杯では16文キックを枠連1−6というように枠で使ったのだから、アポーも7枠を教えてくれるのは当たり前か。)、「日本の競馬は情がある。」の考え方もOK。
ただし、一番大事なサインは何と言ってもラムタラ産駒の(外)イングランドシチーが北海道でデビューすることだった。
1996年にラムタラの種牡馬導入が決定した際に、JRAは、
「ラムタラ号は今世紀を代表する名馬の1頭で、このような名馬がわが国の種牡馬として導入されることは大変明るいニュースとして受け止めております。本馬が種牡馬として、わが国の競走馬の資質向上に大いに貢献することを期待しております。」
と、民間(導入した商社の(株)ジェイエスはJRAウインズ静内の所有・管理も業務の一部だから準JRAといっても過言ではないのだが)の動きに対して、異例のコメントを発表したほどJRAにとっても大事なアイテム。
そのラムタラ産駒が日本競馬に初登場する週だから、ラムタラがイの一番のサインになるに決まっている。
それに対して、関東のIM「青空の彼方へ駈け抜ける涼風。」は「他場へ伝わる心を爽やかにするような話題」という意味で「北海道(涼しい土地だから爽やか)の話題に注目、3歳(フレッシュだから爽やか)の話題に注目」なのだから、ラムタラ産駒デビューのサインに更なる保証書がつけられたような形。
問題は、なにがどのようにサインになるかだけだった。
結局、いくつかは「サイン見破れ!」でメッセージ出来たように、7枠14番(外)ブラックホークは、
(1) (外)イングランドシチーだから、(外)の冠が必要
(2) (外)イングランド「7」だから7枠か7番のどちらかなのだが、土曜日の五頭連峰特別で7番(市)ダンツウェージが2着だったのだから新潟競馬場における7番はなし、日曜日に対しては7枠が残っている
(3) 実際の(外)イングランドシチーのレースは2着が4番(外に出した14番)だから、その14番を使う
だったし、4枠8番リワードニンファは、
(1) (外)イングランドシチーはニジンスキー系種牡馬ラムタラだから、同じニジンスキー系種牡馬ラシアンルーブルのリワードニンファ
(2) 実際の(外)イングランドシチーのレースは2着が4枠だから、その4枠を使う
というわけ。
そして、その結び付け方(各々の連対馬を個々のサインで見つけたならば、それを結び付ける方程式を発見することも大事)は、日本のラムタラ産駒のデビュー週なのだから、実際のラムタラのデビュー戦が必要でしょうよ、と。
▽94/8/12/ラムタラの新馬戦(7頭立て) 1着 7番(外に出すと14番)ラムタラ 2着 5番(外に出すと12番)マイセルフ 3着 1番(外に出すと8番)ペトスキン |
1着・3着を外に出した14番・8番だったというわけ。
このように、その週のナンバー1ニュースを選別し徹底的に嘗めつくせば(但し、競馬会が考えているスタイルじゃないとダメ)、その週のナンバー1レースは何とかなるという考え方がある。
ニュースは意外に強力な武器です。
さて小倉記念は、施行時期が8月中旬のこの週に移った1994年以来、その年の天皇賞(春)の出目の両サイド(過去5年は全て右サイド)が絡むレースとなった。
データは各自チェックしてもらいたいのだが、例えば94年は天皇賞(春)の枠連6−8に対して小倉記念は枠連5−7、去年は天皇賞(春)の枠連4−6に対して小倉記念は枠連3−5、他の年も隣を使っている。
理由は、
「8月中旬の代表的な『記念日』は8月15日の終戦記念日。
その終戦記念日は、昭和天皇がラジオを通して国民に『戦争に負けました』とアナウンスし、国民はそれをラジオに耳をつけるようにして食い入るように聴いた。
その昭和天皇のシンボルマークのレースが昔から変化していない天皇賞(春)。
出目を天皇陛下に見立てて、その両サイドに国民が集中していれば、ラジオを食い入るように聴く国民の『絵』になる。」
で構わないと思う。
▽天皇賞(春)(12頭立て、小倉記念もどうやら12頭立て) 2枠 2番ステイゴールド熊沢 3枠 3番スペシャルウィーク武豊(1着) 4枠 4番アポテオーズ四位 … … 6枠右7番メジロランバート吉田 6枠左8番セイウンスカイ横山典 7枠右9番ローゼンカバリー菊沢徳 7枠左10番メジロブライト河内(2着) 8枠右11番シルクジャスティス藤田 8枠左12番ユーセイトップラン幸 |
去年は両サイドが一発で絡んだのだから今年は一発ということはほとんどないはず。
従って、スペシャルウィークの両サイドかメジロブライトの両サイドのどちらを取るかなのだが、
・スペシャルウィークの武豊は現在海外遠征中。
主役が海外に行っている場合には代理を使うのがパターンなので、馬も騎手も日本にいるメジロブライトの方が適当。
・一般的に今週はお盆休みなので、ニュースのサインは先週発行されていた一番インパクトがあるものをリサイクルすると考えるのが妥当。
従ってラムタラ。
先週の(外)イングランドシチーに対して今週は(外)アイルランドシチーが出走する(土曜日の新潟4R)のもOK。
そのラムタラの繋養先は静内のアロースタッドなのだが、メジロブライトのメジロライアンはアロースタッドのエース。
場面的にはメジロブライトの方を使うのが適当。
といった理由で、メジロブライトの両サイドの中から1つだけ選択すると考えて構わないのではないか。
また、記念タイトルの傾向は「古い物が話題になった場合は、その時の出目、話題になった物の位置を使う。」だったりする。
例えば先週の関屋記念ならば「的場が昭和52年の第12回関屋記念以来の出走」という小さな話題があったのだが、
▽第12回関屋記念(9頭立て) 1着 8枠右8番イシノオウカン大崎 2着 1枠 1番ヒロワイルド吉沢 3着 8枠左9番ローヤルムーン徳吉 着外 7枠 7番ホッカイダイヤ的場 |
的場の7枠は(外)ブラックホークの2着で使い、1着の8番はリワードニンファの1着で使ったという形。
今週は「(外)エイシンビンセンスが北九州記念→小倉記念の連覇を18年ぶりに目指す」という話題があるのだから、必要なのは18年前の小倉記念だ。
▽第17回北九州記念(9頭立て) 1着 8枠右8番ラフォンテース岩元 2着 4枠 4番(地)アイコウ田原 3着 1枠 1番ナイトペンダス樋口 |
1着のラフォンテースが「その時の出目」と「話題になった物の位置」を兼ねているのだから、このポジションの8枠右か8番で構わないだろう。
以上、「天皇賞(春)のメジロブライトの両サイド」「ラフォンテースの小倉記念」が重なるのは、12頭立ての小倉記念では6枠左8番か8枠右11番(同枠の8枠左12番)。
天皇賞(春)の出馬を見てみれば、
・6枠左8番には来週札幌記念に出走するセイウンスカイがいる(ちなみに先週はアポテオーズが天皇賞(春)以来の出走ならば、彼の天皇賞(春)の4枠が関屋記念・やまなみSにつながる)
・8枠右11番には農林水産省賞典にお似合いのシルク(お蚕さんと農業は密接な関係)ジャスティスがいる
小倉記念の場面にお似合いのアイテムが置かれていたりして。
6枠左8番か、 8枠右11番(同枠の8枠左12番) のどれか1つ。 |
恐らく2着のはずだ。
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