函館3歳S/水曜日版(含・北九州記念/レビュー)
  (1999年7月30日提供) [index] | [next] | [back]

ずは北九州記念のレビュー。
絶対に大事にしたかった石打特別は「3着の2番がアンブラスモアの2着につながった」から最低限の責任は果たしてくれたことになるのだが、「3着」を読めなかったキムラはボンクラ。
さらに、
(1) テーマをナリタブライアンの復活と読んだのだが、相手が考えていたのはサイレンススズカの復活=金鯱賞の枠連2−5。
接続のハンデ戦である北陸Sを臥牛山特別のフォーマットの12頭立てにしたことでサイレンススズカの復活を読まなければならなかったし(訳わからんという方は多いと思うが、中山金杯を復習してみてくれ)、直前の栃尾特別で8枠右16番ナリタバクシンオー菊沢徳が出走取消を喰らっているのだから同時に同じナリタのナリタブライアンも取消になると読まなければならなかった。
(2) 従って「過去の同頭数レースの同枠連動」も、
・ナリタブライアンを念頭においた94年の7−8は×
・サイレンススズカタイプの逃げ馬トウショウオリオンが1着した去年の2−4が○
2つもボンクラを重ねている。
しかも、週の半ばの5つの地方競馬重賞レースが5レース中4レースが馬連100円台、もう1レースのサンタアニタトロフィーも1000円台という「地方競馬で貯金しまくった」流れの中で、その流れを分かっているにも関わらず1番人気のキクノスカーレットを軸にした感性の無さが一番のボンクラ。
猛省です。

ころでその2枠2番アンブラスモアには怪談話のような「やってるやってる系」のサインが2つ。
(a) 同じ北九州タイトルの北九州短距離S(小倉競馬場新装記念)のスタート前の下馬
着外 2枠2番セントパーク幸(スタート前に騎手が下馬していた)
(b) ハンデキャップレースには障害がお似合いなのだが、前日の新潟の5R障害、史上初の同一レースにおける同一騎手の複数制裁
2着 2枠2番トピカルコレクター大江原(過怠金と戒告、にも関わらず2着/新聞沙汰になった)
ほとんど1点と考えていたキクノスカーレットとフロンタルアタックの馬連07−11だとこの2つが説明がつかないなあと思っていたら、案の上の結果になってしまったのだから、こういう「やってるやってる系」のポジションは絶対に大事だと思う。
ならば、函館3歳Sに対しても「やってるやってる系」は大事。
▽2回新潟3日6R/サラ3歳(新馬)
1着 7枠左10番(外)ゲイリーファンキー江田照(パドックで騎手が騎乗せず、にも関わらず1着)
2着 7枠右9番マイネルコンバット大西
3着 2枠 2番(市)キャッシュオーバー柴田善
着外 3枠 3番(父)(市)リンクテイオー柴田未(ゴール後、落馬)
にもかかわらず馬券になったゲイリーファンキーはトピカルコレクターと同じ。
スタート前とゴール後の違いはあるけれど、騎手が妙な動作をした点でリンクテイオーはセントパークと同じ。
3枠か3番か、7枠左か10番か。
恐らく、どれか1ポジションが函館3歳Sの予告になっているはずだ。

た1年前の神戸新聞杯の連対馬(3着馬も似たようなもの)は色々な形で函館3歳Sをサインしてくれる。
理由は93年の函館3歳Sの同日競馬の神戸新聞杯において、
函館3歳S 着外 5枠5番ナリタブライアン南井(3歳)
神戸新聞杯 1着 1枠1番ビワハヤヒデ岡部(4歳)
お兄さんのビワハヤヒデが1着をして「弟よ、俺に追いつけ。」をアピールしたのならば、翌94年にはナリタブライアンが本当に追いついて秋には兄以上の存在になったことの「メモリアル」「伝説の繰り返し」を演じているからなのだが、去年は本当にお久しぶりにビワハヤヒデの岡部がキングヘイローに乗って神戸新聞杯に出走して3着だったのだから、まずは連対していたカネトシガバナー・ボールドエンペラーよりもキングヘイローを大事にするべきだろう。
特にキングヘイローのラストポジション、
▽宝塚記念
着外 7枠左10番キングヘイロー柴田善(昨秋の神戸新聞杯で岡部が乗って3着)
7枠左か10番は、新馬の「やってるやってる系」と重なる。あとは先週の北九州記念に出走していたカネトシガバナーが6枠左10番だったから「10番か?」と思い込むかどうかなのだが、とりあえず出馬の発表前はこの程度で。

第一候補:7枠左(12番)か10番か
第二候補:
3枠か3番か
この組み合わせ同士にはならない。


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