函館SS/水曜日版(含・宝塚記念/レビュー)
  (1999年7月16日提供) [index] | [next] | [back]

りあえず宝塚記念は小仕事。
馬連200円の配当を1点で言ったという程度なのだが、金銭的にみれば馬連1000円の配当を5点ベタ買いした実入りと同じ。
どちらにしてもしょぼいには違いないから、配当的な大仕事は今後にご期待下さい。
でも、この「1点にまで絞り込んだ」作業は悪くない仕事だと思っているので、ダイヤルQ2でレポートした「スペシャルウィークを指しながら、同時にグラスワンダーを指すことになる1点のサイン」は、是非ご記憶&皆さんなりの応用を。
例えば《ひとことヒント》に書いたオースミブライトには、ダイヤルQ2で申し上げた2つの答以外に、
オースミブライトが出走したGI中のGIである日本ダービーの5枠右9番
5枠右と9番の一発というのがあった。
これをサインだと認識するためには、オースミブライトという馬の価値、3枠3番の意味、宝塚記念の出馬表の意味を良く理解しなければならないのだが、要は伊達や酔狂でオースミブライトが出走していたわけじゃないってことだ。
関西のIMにも「心に響く 夏色の応援歌」と「心に響く=感嘆の声を出す=『おおおーーー』と言う=オオオーーースミブライト」書いてあったわけだし。
そんなのわかってもゴミ馬券じゃしょうがないわね、と笑う人もいるだろう。
でも、山があれば川があり、冬があれば夏があり、男がいれば女がいるように、ゴミ馬券があれば万馬券がある。
枠連3−5は「産後(35)の大穴」なんて言われるけど、逆に読めば「ゴミ(53)のクソ馬券」。
表裏一体の関係だ。
だからゴミ馬券は将来の万馬券の予告であり、その万馬券はゴミ馬券のサインを使う(たぶん、逆にして)だけなんじゃないかと思っている。
人があまり注目しない、人とは逆の、人より一歩先に進んだ部分にこそ、サイン読みの本質があるはず。
私はそのスタンスでいたいです。
そして、《ひとことヒント》にもう1つ書いておいた、
ノストラダムスの大予言の原作者は五島勉氏だから五が強調された週が予言だったりして。
も一発。
(色々な意味で)今回はニットウダンシングが5−5を作った八雲特別の日を使って、
▽マーメイドS→▽宝塚記念
1着 2枠右2番(外に出すと17番)エリモエクセル的場
2着 8枠右14番キクノスカーレット武豊
※1着の17番を使ってグラスワンダーが1着、かつ的場武豊がそのまんま。
▽バーデンバーデンC→▽福島テレビ杯
1着 1枠 1番(外に出すと15番)(外)シンボリスォード岡部
2着 8枠右13番(外)セレクトグリーン後藤
※1着の15番を使ってサンタフェトレイルが1着、かつ岡部後藤がそのまんま。
普通こういうサインは2レースの4頭の連対馬のうち3頭を教えてくれるものなのだが、今回特別に4頭も教えてしまい低配当だったところを見ると、近々、大爆発がありそうな予感がする。
どうしてかというと、同じような印象的なケースが、今年の2回京都4日目の9Rと11Rのセット。
▽2京4/9R/寒桜賞(4歳限定)
1着 2枠右3番ナリタワールド松永幹
2着 6枠右11番(外)ゼンノボーイ武豊
馬連03−11 760円
▽2京4/11R/きさらぎ賞(4歳限定)
1着 3枠左5番ナリタトップロード渡辺
2着 6枠右10番(外)エイシンキャメロン武豊
馬連05−10 350円
ナリタ武豊の組み合わせで馬連10倍以下の配当を2レース作っておかしいおかしいと思っていたら、その翌週、
▽2京6/京都記念の反対競馬=共同通信杯(4歳限定)
1着 4枠右5番(父)ヤマニンアクロ勝浦
2着 2枠 2番(父)(市)キンショーテガラ後藤
馬連02−05 114,650円
の超特大万馬券のチュドーーーーーン。
しかも宝塚記念の近辺でフォーカスをその共同通信杯にあわせて来るアクションをして、
・ヤマニンアクロの勝浦はその週の土曜日1R(父)(市)デンタルマイラブにて降着処分を受けていたのだが、先週は函館10Rの2枠左4番(抽)マイトビーウォンにて失格。
・共同通信杯の反対=京都記念の枠連の5枠5番エモシオン1着−7枠左8番(市)マチカネフクキタル武豊に対して、宝塚記念一発。(これも直前の勝浦の降着を見て、あ、京都記念! と思わせられた一発のサインの瞬間芸だ。)
だったから、もう殆どあの時と同じだろうというわけで、共同通信杯の「出目、(父)同士の組み合わせ、超特大万馬券」がちらついているからだ。
ただしあの共同通信杯の主役が勝浦だったことに対して、今週から函館3歳Sの週まで勝浦は処分のため出走出来ない。
「主役がいない間」に「一番主役の超特大万馬券」をどう扱うかと言う問題はあるから、このあたりは良く考えなければならない。
勝浦復帰お目出とうの週に当たる関屋記念の週を含めて、どこにお宝を置くのかをヨムのがこの開催のテーマではないだろうか。
あとは開催前日版に書いておいた、
世間の場面にお似合いのアイテム
も一発のサイン。
土曜日の七夕賞では「ユウユウ」「ガイドライン」の右サイドを使ったのだから、日曜日の宝塚記念は「芸能」の左サイドを使う。
▽宝塚記念
4枠 4番スエヒロコマンダー藤田(スエヒロは広末)
5枠右5番(外)グラスワンダー的場(1着)



6枠左8番スターレセプション幸(スターはこの週から日本公開のスターウォーズ)
7枠右9番スペシャルウィーク武豊(2着)
なんとイージーな。

して、出た出た、ローゼンカバリーのゴール後の落馬。
ああいうのは気がついたならば大事にしろよのサインだから、ダービーのレビューに書いたナリタトップロードのパドック騎乗なしとともに今秋のGIのサインになるのは間違いがない。ローゼンカバリー自身、伊達や酔狂じゃないサイン馬の扱いを受けているのだからなおさらだ。
ちなみに宝塚記念は安田記念のキョウエイマーチ秋山(野村厩舎)の出遅れを使って、
▽安田記念
1着 7枠左12番(父)エアジハード蛯名
2着 5枠右7番(外)グラスワンダー的場
3着 7枠右11番(外)シーキングザパール武豊
出遅れ4枠右5番キョウエイマーチ秋山
・単独でキョウエイマーチの5番を使った。
・(アクシデントの位置を使うという考え方ではなく)2着・3着の枠位置の一発。
・同様に、1・2着の枠連5−7の一発。
他にも色々な考え方があるだろう。
このようにアクシデントはいつもサイン。
騎手というのは「騎」という字が「馬へんに奇妙なことをする」と書くのだから、それもお仕事と認めて、真剣に考えたい。

館SSは、中山金杯の目(スプリンターズSという言い方でも同じ)を使いながらシンボリスウォード岡部かサウンドワールド横山典のどちらか一方だけが馬券になるだろう。
理由は、
(1)新潟競馬場は今年が終わりのさようなら。
小倉競馬場は今年が始まりのおめでとう。
送別会や歓迎会に酒はつきものだから、東西金杯のどちらか一方は欲しい。
(2)新潟競馬場は来年の改修で直線コースが出来る。
そして、今週は馬連発売時のトライアルレース臥牛山特別が函館である。
ということは自動的に、この開催は直線コースのモーリス・ド・ギース賞とジャック・ル・マロワ賞を勝ったことによってフランスの馬券システムである馬連ワイドを受け取ったシーキングザパールとタイキシャトルが大事なのだから、彼らの関係者に試し乗りをして貰いたい。
(3)函館スプリントSは木曜日の出走予定表を見る限り中山金杯と同じ12頭立て。
その中山金杯は天皇賞(秋)で残念だったサイレンススズカのレスキューだったのだから、12頭立てレースには虐げられた者を救う、もしくはバグをfixする(今週のサイン会議に書いたように、2000年を迎えるに当たってプログラムにバグがあると大変なことになってしまうのだから重要なバグは修正しておきたい。)意味があると思えばいい。
スプリンタータイトルにおけるバグfixをしたいのはタイキシャトルだから、中山金杯でサイレンススズカタイプのサイレントハンターが1着だったように、タイキシャトルでGIを取った岡部か横山典が欲しい。
▽中山金杯(12頭立て)
1着 7枠左10番サイレントハンター吉田
2着 2枠 2番ニッポーアトラス蛯名
3着 6枠右8番シグナスヒーロー加藤
またサイレンススズカタイプのサイレントハンターのバグfixのやり方は虐げられた天皇賞(秋)の2着枠の7枠左、もしくは2着騎手の蛯名を使うというものだったのだから、タイキシャトルが虐げられたスプリンターズSのデータは欲しい。
▽スプリンターズS
1着 5枠左10番(外)マイネルラヴ吉田
2着 2枠右3番(外)シーキングザパール武豊
3着 7枠右13番(外)タイキシャトル岡部
10番だろうが2枠だろうが中山金杯の説明がつく。
というわけで、2枠か7枠左10番にシンボリスウォード岡部かサウンドワールド横山典が入っていたりしたらそのどちらかを選ぶことになるのだが、どうなりますことやら。

中山金杯(去年のスプリンターズS)の目を使いながらシンボリスウォード岡部・サウンドワールド横山典のどちらか一方が馬券になる。
2枠2番か7枠左10番か。


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