宝塚記念/水曜日版(含・ラジオたんぱ賞・函館記念/レビュー)
  (1999年7月8日提供) [index] | [next] | [back]

馬券宣言、かつ(外)エイシンガイモンが絡むと言った函館記念はその部分は正解。(ちなみにエイシンガイモンはシマシマの勝負服でテンのポジションの1枠1番というわけ。小倉のIM、露骨過ぎ。)
惜しくもジョービッグバンは見つけられなかった(《ひとことヒント》に目黒記念が絡むとは書いておいたが、違う数字を読んでいたから仕方ないわに。悔いても仕方ないので、スパッと切替。)のだが、とりあえず、万馬券媒体馬をビシッと読めた・キモを据えて言えたことを自己評価。
自分のサイン読みのリズムは順調だと感じているから、このペースだと大仕事は近いでしょう。
反省点は「日経賞の目の振り分け」と「エルコンドルパサーのNHKマイルCの使い方」か。(自分MEMO:サイレンススズカデー/松島特別/スプリンターズS/アベリア賞/1枠1番等/間隔)
灘Sはビシッと2点で的中したけど、あまりはしゃげないからオミットします。
(1) 日経賞の目の振り分け
エルコンドルパサーがサンクルー大賞典に出走するから、このような場合はサンクルー大賞典の勝馬の種牡馬が作ったメモリアルレースの目を使う。
シェリフズスター(1989年サンクルー大賞典の1着馬)の1・2フィニッシュだった日経賞は、この週は株式総会オンパレードの週(ラジオたんぱは日曜は競馬・平日は株価を放送する)の場面だということもあって、提供されるにふさわしい。
▽日経賞
1着 5枠左7番セイウンスカイ横山典
2着 3枠 3番セイウンエリア岡部
3着 1枠 1番ステイゴールド熊沢
結論から言うならば、
(a) 1着の5枠左7番は、灘Sのキクノグリッターの2着。
(b) 2着の3枠は岡部がラジオたんぱ賞の3枠左にいたこともあって、それが函館記念のジョービッグバンの1着。かつ、3着の1枠もエイシンガイモンの2着として使ったと考えるのが正解か。
(c) 3着の1枠は、ラジオたんぱ賞のシルクガーディアンの1着。
という使われ方をした。
実は灘Sを考える時に(a)を意識した。
ラジオたんぱ賞を考える時に(c)も意識した。
ところが、(b)はラジオたんぱ賞だと思ってしまった。
そのおかげで函館記念の3枠が意識の中からスポーンと抜け落ち。
(b)(c)でラジオたんぱ賞を1点だ(私の勝負馬券はレッドチリペッパーとシルクガーディアン)と思っているのならば、同じように(b)(c)で函館記念を1点だと思わなければならなかったか。

(2) (外)エルコンドルパサーのNHKマイルCの使い方
開催前日版では、
(1) ラジオたんぱ賞・灘Sは、NHKマイルCの出目を使う。
(2) 函館記念は、NHKマイルCの性格もしくはエルコンドルパサーの性格を使う。
と書いたのだが、同日に行われた新潟大賞典(2000m/ハンデ戦)でレコード勝ちしたサイレントハンター吉田が同タイプの函館記念に出走したことの処理を迷っていた。
▽新潟大賞典
1着 5枠右7番サイレントハンター吉田(レコード)
2着 2枠 2番オフサイドトラップ安田富
3着 3枠左4番アロハドリーム加藤
結論から言うならば、
(a) 1着の5枠右は、灘Sのマジックゲームの1着。
(b) 2着の2枠は、1着馬のサイレントハンターが函館記念の2枠左4番にいたことによってラジオたんぱ賞のアドマイヤカイザーの2着。
(c) 3着の3枠左は、当事者のアロハドリームが過去の1着馬だったこともあって函館記念のジョービッグバンの1着。
という使われ方をした。
有馬記念ではタイキシャトル・エルコンドルパサーの代理人であるグラスワンダーが1着したのだから、今年の競馬は代理人が働いても構わない。従って、エルコンドルパサーが海外出張をしているときに同じ日の重賞レースで派手な勝ち方をしたサイレントハンターは代理人の資格を満たす存在なのだから、NHKマイルCも重要なのだが新潟大賞典はそれ以上だったということなのだろう。

塚記念は、去年の小倉記念の目を1個だけ使うだろう。
▽98年/小倉記念(13頭立て)
1着 3枠 3番(父)テイエムオオアラシ福永
2着 5枠右6番(市)ツルマルガイセン高橋亮
3着 6枠右8番ビワタケヒデ藤田
除外 4枠右4番(父)シービーエンドレス武幸
理由は2つあって、
(1) 小倉競馬場新装オープンの前祝い
来週から小倉競馬場が新装オープンだから、その前週は京都で行われた小倉記念の目で前祝いをする。
参考事例は、93年に小倉で行われた中京記念がその年の中京競馬場が新装オープンする直前だった秋のGIシリーズに影響したパターン、95年に京都で行われた宝塚記念がその年の阪神競馬場が復興オープンする直前だった秋のGIシリーズに影響したパターン、96年に新潟で行われた福島記念がその翌年の福島競馬場が新装オープンする直前だった春のGIシリーズに影響したパターン。(もちろんパターンの中にさまざまなバリエーションがあり、かつ応用編・お返しがあるのはいうまでもない。)
そして「シリーズ」と書いたように、実は一週間だけなんていうケチな考え方じゃない。
新庁舎を建設するために入っていた仮庁舎から、そろそろ新庁舎が出来上がりましたのでお引っ越しをしましょうよ、綺麗にお引っ越しを済ませて開幕記念式典を迎えましょうよ、というわけで今週はそのクライマックス。
お引っ越しをたった1週間で済ませられるほど簡単な「競馬場改装事業」ではないので、今週は文書のお引っ越しね、来週は机ね、その次はデカい筐体のコンピュータね、最後にお引っ越し中でも最低限の仕事が出来るようにしていたモバイル一式と人間たちね、というように開催単位のシリーズ化したサインにしましょうよというわけだ。
ズバリ、昨夏の京都→今夏の小倉のお引っ越しは、昨夏の小倉の名前で行われた京都開催の週のリバース。
(a) 新潟3歳S・小倉3歳S→吾妻小富士オープン・鳴尾記念
  新潟3歳Sで2着の岡部が吾妻小富士オープンの2着。
  小倉3歳Sで2着の藤田が1着の8番を使って鳴尾記念1着。
(b) 15頭立て新潟記念→15頭立てマーメイドS
  新潟記念の枠連2−8がマーメイドSに一発。
(c) 札幌記念→函館記念・ラジオたんぱ賞
  札幌記念の2着の1枠1番が函館記念の2着。
  札幌記念の1着であり、かつ函館記念のサイレントハンター(札幌記念2着馬)が重
  なった4番がラジオたんぱ賞の2着。
昨夏の第4回京都の最終週から逆にビデオプレイしているに過ぎない。
お引っ越しの式次第が急に変更になることはないのだから、今週もこれに則ることになるだろう。
というわけで欲しいのは小倉記念。
ただし新潟記念→マーメイドSのような一発は絶対にあり得ない(サイン読みの理念の1つが「柳の下のどじょう」。一度獲物を捕まえたら、その場所はしばらくお休みさせてあげないと魚は寄ってきませんし育ちませんよね。)からどちらか一方だろう。

(2) エルコンドルパサー・フェステイバルの余韻
先週のサンクルー大賞典におけるエルコンドルパサーの勝利は「Mr.Prospector系のNHKマイルC1着馬が海外GIを8番ゼッケンで1着した」点が、去年シーキングザパールがモーリス・ド・ギース賞を1着したのと同じ。
当然、場面は、
◎先々週(エルコンドルパサー/シーキングザパール前夜祭)
 函館3歳S→マーメイドS(2枠が1着同士)
◎先週( 〃 祭り本番)
 関屋記念→ラジオたんぱ賞((外に出した)18番が1着同士)
◎今週( 〃 祭りの余韻)
 小倉記念→宝塚記念
(お祭りが終わってから七夕の飾りを新しくすることはない。1着でお祭りが進んできた以上、外に出した位置を含めて1着同士が連動すると考えるのが妥当か。)
のようになるはずだ。
今週はエルコンドルパサーの余韻を楽しむ週だから(日本人のワビ・サビ・諸行無常を表現していて、私は大好きな考え方です。)、関屋記念の翌週の小倉記念と考えれば良いと思う。

してこの小倉記念の目と重なる場面がオークス。
どうしてかというと、宝塚記念は国際レースである以上、エルコンドルパサーの呪縛からは逃れられない。
そうすると、
エルコンドルパサーのイスパーン賞当日の日本のココ一番/高松宮記念
1着 2枠左4番マサラッキ藤田
2着 1枠左2番(外)シーキングザパール武豊
3着 2枠右3番(外)シンコウフォレスト四位
エルコンドルパサーのサンクルー大賞典当日の日本のココ一番/ラジオたんぱ賞
1着 1枠左2番シルクガーディアン柴田善
2着 2枠左4番(外)アドマイヤカイザー武豊
3着 8枠右15番クロックワーク後藤
祭りの本番が枠連1−2、馬連02−04が全くのツラ目。
ということは祭りの余韻の今週は、自動的にその直後のオークスかダービーのどちらかと同じになるのだが、ダービー入着馬のオースミブライトが出走する以上、日本の競馬はイギリスを範にしておりそのイギリスからは種牡馬とかエプソムダービーの出目とかを導入しながら「レディファースト」という精神をも導入しているのだから(だから、その世代のGIレース牝馬のは阪神3歳牝馬Sからスタートするし、クラシックは牝馬を先にやってから次に牡馬のレースだし、第1回のジャパンCの優勝馬は牝馬だし、日本調教馬が国際GIを勝つのも牝馬のシーキングザパールなのだ。)、ダービーダンディをレディファーストの目印とみなしてオークスと考えるべきだと思う。
▽99年/オークス
1着 8枠右16番ウメノファイバー蛯名
2着 3枠左6番トゥザヴィクトリー武豊
3着 2枠左4番プリモディーネ藤田
小倉記念の3枠はトゥザヴィクトリーの枠、6番はトゥザヴィクトリーの馬番だ。
「トゥ」はトゥシューズだから躍りのレースの宝塚記念にお似合いなのだろう。

年の小倉記念の裏側の北海道には、かつて宝塚記念(高松宮杯・七夕賞)の裏側にあった大雪ハンデキャップがあったから、小倉記念だというのは間違いなし。
問題は3枠か6番のどちらを選択するかだけなのだが(「柳の下のどじょう」を忘れずに)、実際のお引っ越しで一番最後に運ぶものは、それがなくちゃ業務に支障をきたす大事なものだ。
過去のこのサインも、一番最後は競馬会が重要だと思っているものを使うことがほとんどだから、小倉記念の1・2着のどちらが重要かを仕分ければ良いだろう。
(1) 3枠3番テイエムオオアラシ福永
福永は今夏フランスデビュー予定。国際レースの宝塚記念の舞台にお似合い。
(2) 5枠右6番(市)ツルマルガイセン高橋亮
(市)はセリにかけるからこのマークがつく。今の季節の北海道にお似合い。
福永のフランスデビューがこれだけアピールされているのだから、国際レースの宝塚記念にはお似合いだ。
また、先ほども書いたように、(七夕の)お祭りの余韻を楽しむ場面で新たにお祭りの飾りつけを変えることはない。
従って前夜祭、祭り本番が「1着」で進行してきた以上、今回も小倉記念の1着の方だろうということもある。
3枠の方が上だと思う。

去年の小倉記念の目を使う。
第1候補:3枠3番
第2候補:5枠左6番、もしくは同枠の5枠右


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