鳴尾記念/水曜日版(含・安田記念/レビュー)
  (1999年6月17日提供) [index] | [next] | [back]

本線で的中できた安田記念の1点のサインについて。
関東のIM、
君は速さに憧れ、僕は強さに驚く。
の「君」は、この週「『君が代』の君は象徴天皇のことである(政府公式見解)」というニュースが流れたのだから、天皇賞、もしくはその騎手がサインになると思えば良かった。
そうすると土曜日の目黒記念は、
▽目黒記念(12頭立て)
1着 3枠 3番ローゼンカバリー菊沢徳(スペシャルウィークと同じサンデーサイレンス産駒)
2着 7枠左10番アイシャルティオー大西(メジロブライトのメジロと同じような王様アイテムのテイオー)
今年の天皇賞(春)と同じ12頭立てにして、全く同じ出目を作りながらほとんど似たような馬同士が馬券になっての4,190円の結構な配当。
天皇賞の出目が「鮮烈」に一発のプレーをしたのだから、「土曜日高配当ならば、日曜日低配当」を条件にして何かの天皇賞の鮮烈一発が繰り返される可能性がある。
ならば水曜日版に書いたように時代(今が何年のコピーかを表現してくれるキーワード)は完全に1997年の秋。
しかも安田記念の出馬も6つの点で1997年秋のスプリンターズSを意識していて、
(1) [外]の出走パターン(1枠に[外]、そこから離れて[外]が接触)
(2) 外国からお客様をお迎えするために必要な日本の芸者ガール・牝馬の出走パターン(GI馬の牝馬2頭出走、それより格下の牝馬1頭出走)
(3) 外国からの対戦相手をお迎えするに必要な日本のGI馬の出走パターン(単純に日本のGI馬が4頭出走)
(4) 日本が誇る国産車、(父)の出走パターン(単純に(父)が2頭出走)
(5) 1枠1番に過去の連対馬(フラワーパークVSオリエンタルエクスプレス)
(6) ココ・コレ・ヒア・ジスのサイン(あの時は4枠が「コレ」の枠、今回は3枠が「ヒア」の枠)
これだけ強烈に同じならば普段はその時のスプリンターズSの8枠左16番−2枠右3番を考えるのだが、今回に関しては「君」IMである以上、97年の天皇賞(秋)でも良かった。
▽97年/天皇賞(秋)
1着 6枠左12番エアグルーヴ武豊
2着 4枠右7番バブルガムフェロー岡部
3着 1枠右1番ジェニュイン田中勝
この結果に対して、
▽安田記念
4枠左6番タイキブライドル岡部(バブルガムフェローの騎手)
5枠右7番(外)グラスワンダー的場(2着)


7枠右11番(外)シーキングザパール武豊(エアグルーヴの騎手)
7枠左12番(父)エアジハード蛯名(1着)
天皇賞の鮮烈一発を暗示するかのようにその時の連対騎手を両脇に従え予想配当は6〜7倍台の低配当だったのだから、これがサラブレッドインフォメーションによる1点のサインの最たるものだったのだろう。
そして1997年秋のスプリンターズSは、
1着 キョウエイマーチ・フラワーパークの牝馬に囲い込まれた(外)タイキシャトル
2着 3枠[外]キステナ・4枠[外]レシーバーの接触[外]の右サイドになる2枠右3番(外)スギノハヤカゼ
だったのだから、
エアジハードはシーキングザパール・エガオヲミセテの2頭の牝馬に囲い込まれている
グラスワンダーは8番[外]ムータティール・9番[外]ホーリーグレイルの接触[外]の右サイド
全く同じじゃないか、というわけでこちらは97年スプリンターズSを意識している1点のサイン。
さらに安田記念は99年春GIシリーズの締めだから、97年秋GIシリーズの締めである有馬記念を参考にするというのも水曜日版に書いたことだが、
1着 7枠左シルクジャスティス(4番人気)
2着 半期前の宝塚記念を1着した1番人気のマーベラスサンデー
だったのだから、
エアジハード7枠左4番人気馬
グラスワンダー半期前の有馬記念を1着した1番人気馬
全く同じじゃないか、というわけでこちらは97年有馬記念を意識している1点のサイン。
以上のような「時代から読む場面のサイン」「出走馬の冠から読む場面のサイン」があるからご参考までに。
それにしてもと思ったのが、週の半ばに突如発表になった大井競馬の東京ダービーにおけるヤマノリアル(関東オークス馬)の登録モレ事件。
以前この手の登録モレ事件があったのは97年天皇賞(秋)におけるアロハドリームだったから、これでその天皇賞(秋)の目かと思ったものだが、本当にそのままズバコンとやってしまうとは……。
ちなみにアロハドリームは98年8月に腸捻転の手術を受けるも、その何日か後にその術後の経過が悪く死亡してしまった馬だ。
そしてナリタブライアンは98年6月の吾妻小富士オープンの週に腸閉塞の手術をして、9月に胃破裂で死亡してしまった馬だ。
つまりアロハドリームはナリタブライアンの露払い。ならば露払いアロハドリームがヤマノリアルという馬の力を借りながら1点のサインをプレーした以上、横綱ナリタブライアンもとある馬の力を借りながら1点のサインをプレーするのは当たり前だと思う。
これもご参考までに。

鳴尾記念/吾妻小富士オープン
6月20日(日)はトキノミノルの命日であり、かつ父の日。
有馬記念のオールマイティIM「この日この時のために夢がある。」は「その日のために万馬券がある。」という意味だから、当然×99,999、(トキノミノル記念)共同通信杯4歳Sの114,650円の万馬券を使うに決まっている。
▽(トキノミノル記念)共同通信杯4歳S
1着 4枠右5番(父)ヤマニンアクロ勝浦
2着 2枠 2番(父)キンショーテガラ後藤
3着 3枠左4番(外)ソウシュン的場
親父たちが一所懸命に頑張って万馬券を作ったのだから「父のメモリアル」として信用してやっても良いと思うし、今週は週の半ばに(ホクトベガメモリアル)スパーキングレディCがあったのだが、
▽エリザベス女王杯
 
1着 1枠1番ホクトベガ加藤
2着 7枠中14番ノースフライト角田
3着 6枠左12番ベガ武豊
スパーキングレディC
  (ホクトベガメモリアル)
1着 1枠 1番(父)ファストフレンド蛯名
2着 7枠12番(父)(地)アブクマレディ大塚
3着 4枠左6番フラワータテヤマ安田康
そこで本家ホクトベガのエリザベス女王杯の万馬券レースを「枠連一発」「1着と3着の馬連一発」のようにつなげたのだから、父の日のプレゼンテーターである奥さんたちがそんな仕事をしてくれた以上、信用するどころか「それしかない」と思い込んでも構わないのかもしれない。
それがリストラやらボーナス減やらで苦しみドリームジャンボや超万馬券をよだれを垂らしながら横目でみている親父たちへのプレゼントだと思う。
問題はどのように使うかだけだろう。
そうすると、親父データの使い方は親父騎手のナンバー1・岡部が教えてくれるはず。
また今週は「安」の字の安達太良Sがあったり、国際レースの農林水産省賞典の記念タイトルがあるのだから安田記念のリプレイの週だ。
そして、今週のここ一番の鳴尾記念は「関西の既に無くなった競馬場の名前がつけられた農林水産省賞典記念タイトル」なのだから、目黒記念が全く同じタイプのレース。
ならば先週の開催前日版にもレポートしたように、ダービーでマイネルタンゴに岡部が乗ったならばジャニュアリーS(だんご3兄弟が放映された月)を使って、目黒記念当日の競馬が、
ジャニュアリーS1着6枠左12番 → 中京の中日スポーツ賞4歳Sの1着6枠左12番
 〃 2着3枠右5番 → 東京の目黒記念の1着3枠
 〃 3着1枠左2番 → 函館のTVh杯の2着1枠
「1着は関西、2着は関東、3着は北海道」だったパターンを大事にするべきだろう。
恐らく、

1着の4枠右5番→阪神の鳴尾記念
2着の2枠2番→福島の吾妻小富士オープン
3着の3枠左4番→函館の大沼S


枠か馬番のどちらかを使うという形になるのではないだろうか。
それとも先週とは場が異なるから連動もクロスして、4枠右5番は吾妻小富士オープンで2枠2番は鳴尾記念のように逆になることも考えなければならないだろうか。
いずれにしても3場とも共同通信杯に影響されるはずだ。

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