マイルＣＳ・福島記念/水曜日版

もしかしたらサイン読みの一番楽な方法がテーマ馬・騎手を見つけて、それが深く関係したレースの出目を買う作戦なのかもしれない。
そしてインフォメーションやテレビＣＭはそういったことの形容詞にしか過ぎなくて、ある意味で言えば世の中に沢山いるサイン読みプレイヤーをそう言ったことから目をそらせてあらぬ方向に振るための役目をしているのかもしれない。
だから逆に言うと、先にテーマ馬とそのレースを見つけておいて、インフォメーションやテレビＣＭでそれが説明をつけられるかと考えていくのが本筋なのではないかと思っている。要するに、その週のパズルの全体像が分かっていれば、バラバラになったパズルのピースを分析してはめ込んでいくのも簡単でしょう、という方向だ。
そしてこのテーマ馬作戦には爆発力がある。
いくつかの問題はあるのだが、例えば先週のホクトベガ・ストーリー／土曜日：京王杯３歳Ｓ→日曜日：エリザベス女王杯にばっちり自信を持てたならば、

10,000円を土曜日に京王杯３歳Ｓの馬連３−９に賭ける。 342,000円になる。

↓

それをそっくりそのままエリザベス女王杯の馬連１−14に賭ける。 結局13,303,800円になる。 たった２レース分かっただけで。

といったスーパープレーが可能だ。（もし、この作戦、１年間に約50週ある競馬でたった５週間だけ成功させてごらん？　そしてこの考え方は誰にでも出来ると思いません？）
さらにもう１つの効用は、月曜〜金曜に行われる地方競馬は前週のテーマ馬と翌週のテーマ馬の転換点だから、日曜日の晩にテーマ馬に当たりをつけたら地方競馬でその確認が出来るし、巧くやればインフォメーションも何もない地方競馬でも簡単に馬券をとれることだろう。
地方競馬でジャンジャン、中央競馬もジャンジャン、元手の10,000円は一体いくらになるのだろうか？（しかも10,000円程度ならば失ったって怖くない。）
もっとも、そんな便利なテーマ馬ゆえ、なかなか尻尾は見せてくれないのが難点だし、果たしてそれだけ大それたことが出来るかといった度胸の問題もあるのだが。
今週も、先週のホクトベガのように出目を一発で教えてくれるテーマ馬を見つけたつもりだ。
週半ばの川崎競馬で確認したのだが、たぶん大筋は合っているだろう。（もっとも、つもり、程度だ）
もしかしたら今週はその馬の「ブリーダーズカップ（アメリカのＧＩレースのお祭りの日）」のようになって、全てのメインレースがその馬と関係者だけで説明出来るんじゃないかと思っているのだが、具体的な名前はパス。
ぼくのホームページを熱心に読んでいただいている方ならば、今までの流れと今週の状況を良く読めばある馬に辿り着くことが出来るはずだから、テーマ馬探しにトライしてみて下さい。

ローカル重賞連対馬のサイン

先週の開催前日版にも書いたように、この秋のＧＩレースは拡大馬連・ワイドといった「新型馬券」の導入を記念して、「新型＝新潟」の駄洒落なのだろうか（こういう時は、新潟を大事にしたい本当の意味があると考えた方が良いのだが…）、新潟の重賞レースの目が絡む。
表にまとめてみると、

牝馬の秋華賞の関東のＩＭ「一途な恋が一瞬の華となる。」の「恋」。
秋華賞	土曜日：デイリー杯３歳Ｓに新潟３歳Ｓの同時連対馬ロサードとノーザンカピタンが出走して関東の神無月Ｓを一発で教える
	日曜日：彼らの新潟３歳Ｓの馬連７−14を一発で使う
天皇賞（秋）	実はあの週はシーキングザパール・デー
	土曜日：アイルランドＴは頭数立てをシーキングザパールが負けたムーラン・ド・ロンシャン賞の８頭立てにしながらシーキングザパールの４枠２番を一発で使う
	日曜日：天皇賞（秋）は頭数立てをシーキングザパールのモーリス・ド・ギース賞と同じ12頭立てにしたからと言って前日と同じ形でやったらバレバレ。 モーリス・ド・ギース賞当日の新潟の関屋記念も12頭立てだったから（しかも勝馬のダイワテキサスが回避）そちらの枠連５−７を一発で使う
菊花賞	国会議員のレースの菊花賞は、天皇賞（秋）から認証を受ける。天皇賞（秋）の勝馬が新潟記念のオフサイドトラップだから、新潟記念の枠連２−８を一発で使う
牝馬のエリザベス女王杯の関東のＩＭ「恋する気持ちに古都が染まる。」の「恋」。
エリザベス 女王杯	土曜日：京王杯３歳Ｓに新潟３歳Ｓの１着馬のロサードが出走したので、彼の新潟３歳Ｓの８枠右14番を使う 京王杯３歳Ｓ＝自分自身が２着 福島・京都＝ともに14番が２着
	日曜日：エリザベス女王杯に新潟記念の１着馬のパルブライトが出走したので、彼女のポジションだった８枠左15番を使う エリザベス女王杯＝８枠左が２着、15番が１着 福島・東京＝パルブライト自身は６枠右にいたからそのポジションを使って、ともに６枠右が１着

この表を読んで見えてくるのは、

・牝馬のＧＩレースがあることが１つの転換点になって、それをＩＭの「恋」というキーワードで強調する。
従ってこのシステムは、秋華賞→菊花賞、エリザベス女王杯→ジャパンＣ、阪神３歳牝馬Ｓ→スプリンターズＳ・有馬記念という３ブロックに分けながら、その間を変化しながら使い続けられると推測できる。
・ＧＩの最初の１ブロック目は、新潟レースを一発で使った。
・ＧＩの次の２ブロック目は、先週の結果をみる限り、どうやらそのレースに出走している新潟重賞勝馬を使うことで構わなさそうだ。
・３ブロック目は、阪神３歳牝馬Ｓの登録馬を見て考えることにしよう。
ただし今までは、新潟とペアになる福島が同時開催だったから新潟を使ったと考えられる。
ならば、ジャパンＣ当日からは小倉とペアになる中京開催があるから小倉を使うのではないか。
・ということは必然的に今週は、ＧＩレースの中央開催は新潟のほとんど最終週と化すのだから新潟の「有馬記念（フェスティバル）」デーと考えて差し支えないだろう。
裏開催の福島は逆だから、カブトヤマ記念で小倉記念の２着馬のツルマルガイセンが勝ったり先週の河北新報杯で小倉３歳Ｓの２着馬のキタサンフドーが勝ったことでも分かるように、小倉の何かを使いながら、次の裏開催の中京（小倉）開催の使い方を教えてくれる接続点となるだろう。

といったところじゃないだろうか？
そうすると今週の出走予定馬のローカルにおけるクラス分けをしながら新潟・小倉歴を覗いてみると、

	福島	東京	京都
土曜日	福島放送賞	東京スポーツ杯３歳Ｓ	トパーズＳ
			パーソナリティワン（'96新潟３歳Ｓ１着） ファンドリリョウマ（'98関越Ｓ１着・レコード） パリスナポレオン（'97関越Ｓ１着・レコード）
日曜日	福島記念	ノベンバーＳ	マイルＣＳ
	テイエムオオアラシ（'98タイキシャトルのジャック・ル・マロワ賞当日の小倉記念１着） クリールサイクロン（'97新潟３歳Ｓ１着） ティーエムビガー（'97ＢＳＮオープン１着）		エイシンガイモン（'96/'97関屋記念連覇） シンコウスプレンダ('96新潟３歳Ｓ２着） シーキングザパール（'96新潟３歳Ｓ３着）

と見事なほどに、福島＝小倉、京都＝新潟の図式。
というわけで、マイルＣＳは、先週のエリザベス女王杯のパルブライトの使い方と同じように今週はエイシンガイモンの関屋記念を使うで構わないのではないだろうか？

勿論、パルブライトの枠位置と馬番を使った以上、エイシンガイモンのポジションだ。
ちなみに、11月３日（祝）は「新潟ノベンバーシリーズ」と称して３Ｒ〜10Ｒまで蛯名・横山典・田中勝・藤田・福永・武幸四郎といった錚々たるメンバーが新潟に行った一種の新潟フェスティバルのような日だった。
その日のメインレースが、一切中央の馬・騎手を排除して行われた第28回新潟グランプリというレースなのだが、

そこで全くエイシンガイモンと同じ関屋記念の出目を使って、１番人気で去年からの連覇になるロバリーハートが１着だったことが、今回と無関係であるわけがないと思う。
７枠右じゃないのならば、４枠だろう。

そして、福島記念は、カブトヤマ記念で小倉記念２着馬のツルマルガイセン、先週の河北新報杯で小倉３歳Ｓの２着馬のキタサンフドーが１着だったことでも分かるように、小倉の２着を使うシリーズになっている。
しかも、ローカルの札幌記念の１着馬であり天皇賞馬であるエアグルーヴが出走したエリザベス女王杯は、そのエアグルーヴの札幌記念の２着枠の１枠が１着だった。
ローカル記念の馬が出走してきたら、その時の２着を使うという形になっている。

テイエムオオアラシが出走する以上、小倉記念の２着の出目に注目するのが当然だと思う。
ちなみに、私の故郷・福島は天皇陛下をとても大事にする土地。
実家に帰って、裏磐梯に旅行に行くと、名所・旧跡の解説文には必ず「この場所は昭和天皇が〜した場所だ」とか「ここは高松宮様がお泊まりになった場所だ」のような「天皇陛下のご一家が何かをなさった」という枕詞が付いている。（こういうのは故郷を離れると良く見えるものだ。）
過去の天皇賞馬のエアグルーヴが札幌記念の２着を使い、天皇賞（秋）でもテイエムオオアラシが出走していたら小倉記念の２着の馬番の６番を使った時に、果たして天皇陛下ベタベタの土地の福島がそれに逆行して１着を使うことがあるのだろうか？

まとめ

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