青葉賞・京都4歳特別/水曜日版
(1998年5月9日提供)
サラブレッドインフォメーションのキーワード連動作戦/575作戦
若葉S→クリスタルC→NZT4歳Sと4歳のトライアル系のレースでは効果抜群の作戦だった以上、今週の4歳トライアル系レースもこれを武器に戦ってみようと思う。
そうすると今週は、
青葉賞=青葉は「目に青葉、山ほとどぎす、初鰹。」でも分かるように夏の季語。
京都4歳特別=京都=平安=古今和歌集でも分かるように京都は歌の街。
ちょっと説明の仕方が適切ではないかもしれないけど、イメージ的には575のような定型詩(俳句、短歌)が関連する週。(暗号の世界では細かいこといってたらきりがないので、575でも57577でもどっちでも良いのです。)
というわけで、575は京都がお似合いだから関西のサラブレッドインフォメーションが575(若干の字余り許可)で書かれていたときのレースが関係するのだが、過去の傾向からは関係するパターンには次の3つがある。
1.575インフォメーションの目が、そのまま関連レースに連動する
95年 神戸新聞杯(菊花賞トライアル) 菊花賞 5枠左8番タニノクリエイト
村本5枠左10番マヤノトップガン
田原8枠左14番マヤノトップガン
田原8枠中17番トウカイパレス
佐藤哲長月に菊の前兆が香りたつ。
ながつきに/きくのきざしが/かおりたつトライアル→本番の関係で枠連の一発連動
97年 アーリントンC(8頭立て) テレビ東京杯青葉賞 8枠 8番ブレーブテンダー
松永幹5枠左10番トキオエクセレント
吉田1枠 1番(外に出した9番)ヒコーキグモ
O.ペリエ5枠右9番フジヤマビザン
村本実を結び、夢へと続く春の道。
みをむすび/ゆめへとつづく/はるのみち575インフォメーションレース→575関連レースの関係で
アーリントンCの1枠1番を外に出した9番と馬連ゾロ目の関係が連動
2.575インフォメーションが出たレース同士の目が、連歌になる。
97年 アーリントンC 函館スプリントS 小倉3歳S 天皇賞(秋) 8枠 8番ブレーブテンダー
松永幹3枠右5番マサラッキ
河内4枠右5番タケイチケントウ
常石6枠左12番エアグルーヴ
武豊1枠 1番ヒコーキグモ
O.ペリエ8枠左16番マザーメリー
菊沢徳8枠右13番テイエムオーロラ
原田4枠右7番バブルガムフェロー
岡部実を結び、夢へと続く春の道。
みをむすび/ゆめへとつづく/はるのみち駈けてゆく。夏の雲より脚速く。
かけてゆく/なつのくもより/はしはやく才能は、小倉のターフが研ぎ澄ます。
さいのうは/こくらのたーふが/とぎすます高らかに、盾の凱歌よ鳴り響け!
たからかに/たてのがいかよ/なりひびけ
3.575インフォメーションが出たレースは、数年間は(いまのところ2年間の実績あり)別な575インフォメーションの関連レースから返歌を受ける。
95年 神戸新聞杯(菊花賞トライアル) 575が出たので、神戸新聞杯は、翌年以降は別な575から返歌を受けるフラグが立てられた。 5枠左8番タニノクリエイト
村本8枠左14番マヤノトップガン
田原長月に菊の前兆が香りたつ。
ながつきに/きくのきざしが/かおりたつ96年 京都4歳特別 神戸新聞杯 6枠右6番ザフォリア藤田 5枠 5番シロキタクロス角田 8枠左11番オーシャンカレント千田 8枠左11番アドマイヤビゴール芹沢 鮮やかに勝利を決めて、五月晴れ。
あざやかに/しょうりをきめて/さつきばれ1年目は4歳の日本の土地の関連レースから
8枠左(枠位置)の返歌を受ける。97年 アーリントンC 神戸新聞杯 8枠 8番ブレーブテンダー松永幹 4枠 4番マチカネフクキタル南井 1枠 1番ヒコーキグモO.ペリエ 7枠右8番サイレンススズカ上村 実を結び、夢へと続く春の道。
みをむすび/ゆめへとつづく/はるのみち2年目は4歳の外国の土地の関連レースから
8番(馬番)の返歌を受ける。
この575作戦の導入は95年の神戸新聞杯が一番最初なのだが、
・その時の1着タニノクリエイトの種牡馬のクリエイターは、静内・アロースタッドの所属。アロースタッドはその後ラムタラを導入した。
・その時の2着マヤノトップガン・田原は、その後の菊花賞・有馬記念と十字を切って投げキッスをして、ラムタラのL.デットーリパフォーマンスをしちゃった騎手。
のように、どうもラムタラの輸入の原点にもなっているよう。(神戸は貿易港ですから)
そのラムタラは、
らむ=眼前にない現在の事実について推量する、等を表現する「推量、推定」の古語の助動詞。
現在で言うのならば「〜だろう」。
和歌だと「夏と秋と行きかふ空の通ひ路はかたへ涼しき風や吹くらむ。」のような使用法。
で、実は馬名の先頭に日本の古語を持っている馬。
しかも、ラで始まってラで終わるリンク馬。
その2つを合体させると「古い言葉が、つながりつながれてリンクする。」のだから、日本の古今古来の文学の力を借りながら外国のものを受け入れるという意味で、サラブレッドインフォメーションの世界では既にラムタラが走っていることになっているのかもしれない。
どちらにしても、去年も575インフォメーションが連動していたことでも分かるように、今週は575が関連したり返歌をもらう週。パターン2はまだインフォメーションが発表になっていないからわからないけど、パターン1・3が当てはまる週なのだから、今年の575インフォメーションのどれか1つと関連するのは間違いがないだろう。そうすると今年の4つあったもののうち、テレビ東京杯青葉賞と毎日放送賞京都4歳特別のようなマスコミの週には、共同通信杯の通信社のレースが似合う。(他には京都金杯、京成杯、報知杯4歳牝馬特別で出ていたのだがあまりピンと来るものがない。)
関西インフォメーション
古都に舞う古馬の駿脚、春兆す。
ことにまう/こばのしゅんきゃく/はるきざす
共同通信杯(9頭立て) 京都記念(11頭立て) 8枠右8番(17番)エルコンドルパサー
的場6枠左7番(18番)ミッドナイトベット
O.ペリエ3枠 3番(12番)ハイパーナカヤマ
岡部5枠 5番(16番)イシノサンデー
四位4枠 4番(11番)ミツルリュウホウ
橋本美2枠 2番(13番)マイネルブリッジ
武豊テレビ東京杯青葉賞 毎日放送賞京都4歳特別 1枠左2番タヤスアゲイン
柴田善8枠右15番ミラクルタイム
蛯名正2枠左4番メジロランバート
吉田5枠左10番エリモソルジャー
四位・京都記念の3着の馬番
・共同通信杯の3着の馬番
両レースの3着の馬番の合成・共同通信杯の1着の枠位置
・京都記念の2着の枠と騎手
両レースの1・2着の枠の合成
1着から3着の目を大事にしたいと思う。
一例としては、単純に「土曜日は1着の枠を使ったら日曜日は2着の馬番を使う。」のように考えて、青葉賞は共同通信杯の1着の8枠右、京都4歳特別は京都記念の2着の5番のように1着と2着の枠と馬番を交互に使ってくるシステムになって、そこに3着をどう絡ませてくるかだと思う。
ただ、競馬は世相を反映するゲームであるときに、スポーツの世界はフランス・ワールドカップに向かってまっしぐら。
おまけに共同通信杯と京都記念では、共同通信杯・2着のハイパーナカヤマ・岡部の「岡ちゃん」と、京都記念・1着のミッドナイトベット・O.ペリエの「おフランス」で布石を打ってくれいて、今週は日本代表が決定した週でもあるのだからワールドカップのエッセンスもふりかけてみたい。
そうするとサッカーのワールドカップはフランス(=外)で玉を蹴り合う(=交流する)競技。
575インフォメーション「古都に舞う古馬の駿脚、春兆す。」を良く読んでみればサッカーのストライカーのように読めないこともないし、攻撃対守備のように連動を外に出したり内のままだったりで競馬場を変えながら交流すれば、平安時代の蹴鞠のように風流な絵になると思う。
・京都記念はO.ペリエだからフランスチーム。フランスはテクニックが上だし得点能力も上。テクニックを披露して外に出した18−16が一発で土曜日のテレビ東京杯青葉賞にゴール。共同通信杯の8枠右が説明がつく。
・共同通信杯は岡部が岡ちゃんだから日本チーム。日本はテクニック・得点能力はちょっと下。日本らしく「枠」を使いながら残念ながら1点しか得点できないで3枠か8枠かのどちらかしか使わない。3枠で5番だと京都記念の5番が説明がつく。そのかわり残った方は次の日本のカップでゴール、日本中がやんやの大喝采。
なんてなことになったりして。
このあたりはジョーク。
でも基本的には、575インフォメーションだった共同通信杯・京都記念の出目(いつものように1着〜3着、他のレースを採られたらイヤだなあ)を大事にするスタンスは崩したくない。
個人的な感触としては《ひとことヒント》にも書いたように青葉賞の8枠が匂っているだけに京都記念→青葉賞の18−16になってくれたら最高だけど、それも出馬と今週のインフォメーション次第。
果たしてどんな結果になるでしょうか?
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