安田記念/開催前日版
(1998年6月14日提供)

水曜日版で書いた「日経賞の1着から3着の出目」を使うかどうかは別にして、安田記念は、
1枠左2番タイキシャトル 前走の京王杯SCを1枠右1番で1着したときと同枠
3枠左6番イシノサンデー G1皐月賞を3枠右5番で1着したときと同枠(これだけ四位→塩村に乗替)
5枠右9番オースミタイクーン 同じ理事長レースの有馬記念の5枠右9番と同枠
5枠左10番チアズサイレンス 前走の17頭立てG1高松宮記念の5枠左10番と同枠
7枠右13番ブラックホーク 前走の京王杯SCを7枠右13番で3着したときと同枠
7枠左14番シーキングザパール G1NHKマイルCを7枠右13番で1着したときと同枠
8枠中16番ビッグサンデー 前走のエプソムCを8枠左17番で2着したときと同枠
8枠左17番スギノハヤカゼ 前走の高松宮記念で無念の出遅れをした8枠右16番と同枠
というように「どこかと同枠」がとても目立つ出馬表だ。
特に1枠や8枠に置かれたアイテムは「その関連アイテムをお迎えする=別なレースから引っ張ってくる。」傾向が強いから、

・1枠のタイキシャトルと8枠のスギノハヤカゼはG1のスプリンターズSという目立つレースの同時連対馬だから、別なレースに置かれた目立つレースの同時連対馬がサインになる。
・1枠タイキシャトルと8枠のスギノハヤカゼは前走と同枠の馬だから、別なレースに置かれた同枠の馬の前走に注目する。


ということになるのだろう。
そうすると、誰もが注目したのは土曜日の目黒記念、

1枠 1番テンジンショウグン江田照
6枠左9番シグナスヒーロー加藤


例の213,370円の日経賞コンビを連対時と同枠に置いたことで、これはどう考えたって意図的
水曜日版に書いた日経賞の2着・3着の枠も良いかもしれないれど、あれだけのアイテムがこれだけ強調されたことで、とにもかくにもこれを解明しなければ始まらないんじゃないだろうか?
ならば、テンジンショウグンとシグナスヒーローの使い方を教えてくれたのは、その日経賞コンビの前走の天皇賞(春)と目黒記念の関係。
天皇賞(春) 目黒記念
5枠右7番テンジンショウグン
江田照
(日経賞1着馬)
5枠右6番メジロドーベル
吉田
(最優秀4歳牝馬/最優秀父内国産馬)
5枠左7番マイネルワイズマン
後藤
8枠左14番シグナスヒーロー
加藤
(日経賞2着馬)
8枠右12番タイキエルドラド
岡部(2着)
8枠左13番ユーセイトップラン
河内
土曜日は、天皇賞(春)のシグナスヒーローの同枠を使ってタイキエルドラド・岡部が2着になったけど、テンジンショウグンは一切使っていない。
このように「同時連対馬がサインをするときはどちらか一方だけ」と教えてくれた以上、目黒記念の日経賞コンビが安田記念をサインするにしてもどちらか一方だけと読むのが正解だと思う。
目黒記念 安田記念
1枠 1番テンジンショウグン
江田照
(日経賞1着馬)
1枠右1番アライドフォーシズ
横山典
1枠左2番タイキシャトル
岡部
(最優秀短距離馬)
6枠左9番シグナスヒーロー
加藤
(日経賞2着馬)
6枠右11番オリエンタルエクスプレス
D.ホワイト
6枠左12番スピードワールド
柴田善
特に人気馬・最優秀何とか馬のようなJRA賞の馬の場合には「2分の1法則=同じようなサインが発信されていたら馬券になるのはどちらか一方だけ」みたいなことが多いと思うけれど、土曜日、テンジンショウグンを受けて馬券になっても良かったメジロドーベルはダンマリを決め込んだ。
そして、天皇賞(春)の5枠右テンジンショウグン(超万馬券の馬)がNHKマイルCの5枠右エルコンドルパサー(単勝1倍台の馬)のサインになったのと同じように、目黒記念の1枠テンジンショウグンはマイルレースの単勝1倍台の馬のサインになっても良い。
この2つが重なるのが、

1枠左2番タイキシャトル(最優秀短距離馬、単勝1倍台の馬)

仕方ないでしょう。

相手は、水曜日版に書いた6枠は、この論理だと違うことになるから私は買わないしダイヤルQ2でも言わなかった。
じゃ、他の5枠や6番や8番やそれらを外に出した位置ということになるのだが、タイキシャトルは数年前のビワハヤヒデと同じように「ここから買っていりゃ間違いがない」タイプの馬で岡部騎乗だから、本当にビワハヤヒデと同じということになる。
しかも、そのビワハヤヒデは「ビワ=琵琶法師=盲目の人」の扱いを受けていて、馬券になる(メになる)ためには「同枠にメの馬のサポート」を受けたり「マル地とマル地の囲い込み」があったり、盲目の人を導くように露骨なサインがあったことを思い出す。
そうすると1枠のタイキシャトルは、土曜日の北海道のTVh杯の1枠安田富男と中京の中日スポーツ杯4歳Sの1枠安田康彦の「安田姓」に囲い込まれたり、また農林水産賞典のレースで同枠にアライドフォーシズの横山典が置かれたりで、結構露骨。
さらに、今年の3歳世代の新種牡馬としてデビューするビワハヤヒデなんだけれど、土曜日の新馬戦の1着は、

5R 5枠 5番リザーブユアハート四位洋文(持込馬)
6R 7枠右8番カシノリファール四位洋文(持込馬)

で持込馬(ビワハヤヒデも持込馬)と、なぜか四位洋文が強調になっていた。
ならば今週のビワハヤヒデのレースで思い出すのは、94年の宝塚記念、

1着 8枠右13番ビワハヤヒデ岡部
2着 5枠左8番アイルトンシンボリ藤田

なのだけれど、あの時は土曜日の北海道から1点でこの目をサインしてくれるとあるサインアイテムがあった。
じゃあ、これだけビワハヤヒデが強調になっている週なのだから、種牡馬のデビュー地である北海道で同じようなサインがあるに違いないと思いながら土曜日の北海道をチェックしてみると、その時と同じ形で(枠か馬番かどちらかわからないけれど)1点でサインしてくれる可能性があるアイテムが、とあるレースに置かれている。
決して水曜日版の数字の方をおろそかにするわけじゃないけれど、その土曜日のサインは私なりには強烈だと思う。
しかも、そのサインが指すタイキシャトルの相手馬は、枠ならば人気薄の方。
人気薄ならばとてもうれしいのですけど、果たしてその馬、OKでしょうか?

タイキシャトルが馬券にならないで万馬券になる可能性を考えていたのだが、17頭立てになった以上、残念ながらこのストーリーではない。理由はダイヤルQ2で触れたのでここでは割愛する。
タイキシャトルの可能性は大。
ただし、タイキシャトルが馬券になるからと言って10倍以下の馬券かというとそんなことばかりではないはず。
もし北海道のサインがヨミ通りの意味を持っているのならば、タイキシャトル絡みでもなかなかの高配当になるはずだ。

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