京成杯AH・朝日CC/水曜日版
(1999年9月10日提供) | [index] | [next] | [back] |
先週チラッと書いた「IMの新解釈」から導かれる結論は、
・新潟3歳Sは(外)ゲイリーファンキー
・小倉3歳Sはメガキセキ
だったのだが、新潟3歳Sは○、小倉3歳Sは×。
一瞬「両レースとも同じように攻めての結論だなあ。サインはいつも2分の1だから、両レースとも同じ攻め方じゃいけないだけどなあ。」と思っていたら、案の定の結果を招いてしまった。
問題は小倉3歳Sのツルミカイウンとマンボノリズムの攻め方(どうしてこの2頭がサイン馬になるかが最大のポイント。ダイヤルQ2を聴いてもらった方、ヘッドコピーのとある部分を解釈するときに応用出来るやり方ですから、次回以降意識してみて下さい。)だったのだが、特にツルミカイウンは、
□7枠右10番ツルミカイウン武幸四郎 鶴見は横浜の地名だから、この夏に皐月賞の原点は横浜にありと小倉のIMで告知になったように、皐月賞を大事にしなければならない。 ▽99年/皐月賞 1着 6枠左12番テイエムオペラオー和田 2着 6枠右11番オースミブライト蛯名 3着 4枠左8番ナリタトップロード渡辺 |
のデータにより、
・6枠右をとって、武幸四郎に対する武豊が乗ったメガキセキ。
・12番をとって、武幸四郎に対する同期の騎手の秋山が乗ったアルーリングアクト。
のどちらかを教える役目を担っていた。
しかも前日の博多Sには、
□8枠右8番(外に出すと17番)マークキングオー幸(九州産馬) ・九州産馬だから小倉3歳Sのサインアイテムとして適当 ・去年の小倉3歳Sに登録するも出走回避をして前日のひまわり賞に出て1着になった馬。だから、前日の土曜日から日曜日のサインアイテムになっても構わない。 ・関東のIM「誇りを刻み旅立つ夏。」の「誇り」にお似合いのキングオー。 |
なんて馬がいて、
・8枠右をとってアルーリングアクトなの?
・8番をとってメガキセキなの?
・それとも外に出した17番をとってダンツキャストなの?
と1・2・5番人気のどれかですよの選択肢を与えてくれちゃっている。
ダンツキャストが無いというのはすぐに分かるから(小倉開催の幸騎手の意味はもの凄く特殊だった)、メガキセキかアルーリングアクトのどちらか。
私はメガキセキを選んじゃったけど、相手が考えていたのはアルーリングアクトの方。
武幸四郎だから武豊を選ぶというあたりが、新潟3歳Sと同じ動作で甘かったということなのだろう。
ただ「IMの新解釈」の方向性に、誤りはない。
ひっそりと、それでも確実に追求していきさえすれば、直に華が咲く。
もうすぐだ。
朝日CC
狭いサークルの競馬社会だから、誰かが入院すればお見舞いをするのは当たり前。
先週の小倉競馬で高橋亮が落馬をしてかつぎ込まれた先が小倉記念病院なのだから、「意識は回復したの?」「頭部の手術は成功したの?」「いつ頃復帰出来そうなの?」と言う意味で、小倉記念が気になるし、競馬関係者たちはお見舞いに行きたい。
そんなときの先週の関東のIMが「誇りを刻み旅立つ夏。」。
関西リーディング5位という「誇り(頭の中、胸の内にある)」を、 頭部の手術で「刻み」、 入院生活という新たなシーンに「旅立った」。 |
のだから高橋亮事件はアピールされたことになる。
アピールされた以上、それは予告の仕事をする。
気になる気になる高橋亮の入院先───。急を聞いて駆けつけたい───。
だから小倉記念の目に注目だ。
▽99年/小倉記念(12頭立て) 1着 5枠右5番アンブラスモア須貝 2着 4枠 4番(父)ニシノダイオー河内 3着 2枠 2番(外)エイシンビンセンス野元 |
ちなみに去年は、7月31日に竹之下が落馬をして小倉記念病院に運ばれたならば、翌週の小倉競馬は、
□98年の竹之下のケース ▽土曜日/西日本スポーツ杯 1着 8枠左12番(父)ファーストアロー松本 2着 6枠右7番(外)マチカネエンムスビ河内(1年前の小倉記念の枠連6−7、馬連06−07) ▽日曜日/北九州短距離S 1着 3枠 3番セントパーク福永(その年の小倉記念の3枠3番テイエムオオアラシ福永の1着につながる) 2着 1枠 1番ニシノファイナル菊沢仁 |
さらに一昨年、8月31日に村山が小倉記念病院に運ばれたならば、翌週の阪神競馬は、
□97年の村山のケース ▽土曜日/ムーンライトハンデキャップ 1着 5枠右7番カミノショーター南井(その年の小倉記念の枠連6−7、馬連06−07のうちの、2着の7番) 2着 3枠右3番(父)(地)マルタカオーカン小池(しかも、この3枠−5枠右は翌年の小倉記念の目) ▽日曜日/朝日CC 1着 4枠 4番(父)シンカイウン南井 2着 6枠 6番エイシンサンサン土肥(その年の小倉記念の枠連6−7、馬連06−07のうちの、1着の6枠6番) |
以上のように、
「土曜日・前年の小倉記念、日曜日・当年の小倉記念」
「土曜日・当年の小倉記念の2着、日曜日・当年の小倉記念の1着」
のように使われたという過去もあるのだから、冗談でもなんでもないのだ。
高橋亮は村山と同じように小倉3歳Sの週に落馬をし、その小倉3歳Sが97年の2着の8枠右13番を「枠位置」「馬番」という形で決着したのだから、今年も97年パターンを使うはずだし、97年の目も大事になるはず。
小倉記念の目、5枠右5番−4枠4番に注目。 土曜日の仲秋Sは97年・土曜日の5枠右と小倉記念の5枠右が重なる5枠右。 日曜日の朝日CCは97年・朝日CCの4枠4番と小倉記念の4枠4番が重なる4枠4番。 |
京成杯AH
この開催は、水戸黄門様のレースの茨城新聞杯があり、9月15日に敬老の日があり、最終日が時事通信杯クィーンSなのだから、「敬老・ご隠居・時事(ジジ)=お年寄り」というわけで年長者の騎手・馬を大事にしなければならない。
そんな時にこのレースの95年の勝馬(父)ドージマムテキ(10歳馬)は、ご老体にムチ打って、今をときめくレコードホルダー(外)アグネスワールドとともにロンシャン競馬場へのご遠征。
旅立ちの日が9月14日(火)・敬老の日の直前だから、今週は(父)ドージマムテキの大壮行会だ。
酒席では「いやー、おっさん、あん時は頑張りましたよねー」と話が盛り上がるのだから、注目するのは、
▽95年/京王杯AH 1着 3枠 3番(父)ドージマムテキ柴田善 2着 2枠 2番ジェニュイン岡部 3着 5枠左6番(外)ヒシアケボノ河内 |
(父)ドージマムテキ自身が勝ったレース。
ちなみに今年の大壮行会競馬を確認してみれば、
□(外)シーキングザパールの遠征を直前に控えたシンザン記念 ▽97年/シンザン記念(12頭立て) 1着 8枠右11番(外)シーキングザパール武豊 2着 6枠左8番(外)ホッコービューティ熊沢 3着 5枠左6番(市)ドロテアス四位 ↓↓↓ ▽99年/シンザン記念(12頭立て) 1着 8枠右11番フサイチエアデール武豊(シーキングザパールの1着ポジション/武豊/牝馬という属性) 2着 5枠左6番マルシゲファイター菅谷(3着) 3着 1枠 1番ケイアイジョン四位 |
□(外)エルコンドルパサーの翌週イスパーン賞出走を直前に控えたNHKマイルC ▽98年/NHKマイルC(17頭立て) 1着 5枠右9番(外)エルコンドルパサー的場 2着 3枠右5番(外)シンコウエドワード田中勝 3着 4枠右7番(外)スギノキューティ河内 ↓↓↓ ▽99年/NHKマイルC(18頭立て) 1着 3枠右5番(外)シンボリインディ横山典(エルコンドルパサーの2着ポジション/連対を外していないという属性) 2着 4枠右7番(外)ザカリヤ的場(エルコンドルパサーの騎手) 3着 3枠左6番(外)レッドチリペッパー藤田 |
のように、
「その時の1着と馬の属性」+「3着」
「その時の2着と馬の属性」+「1着騎手」
だから、今回もそのどちらかのパターンを使ってくるはず。
当の(父)ドージマムテキは蛯名の騎乗での海外競馬だからエルコンドルパサーのパターンと考えて差し支えないだろう。
数字は「その時の2着」を使うはずだから注目したいのは2枠(3番か4番か)か(1枠左になる)2番のどれか1つ。
そこにドージマムテキの属性である「ローカル競馬を活躍してからやってきた馬((外)ゲイリーセイヴァー、(外)シンボリフェザード、ドラゴンライト)」が入っていたり、もしくは馬の属性が共通していなくても「同枠にドージマムテキの柴田善・森調教師」が組み込まれている場合、その枠の可能性が大じゃないかと思う。
95年の京王杯AHの目、3枠3番−2枠2番に注目。 そのうちでも、2枠(3番か4番か)か(1枠左になる)2番のどれか1つの可能性が大だろう。 |
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