ラジオたんぱ賞/水曜日版(含・マーメイドS/レビュー)
  (1999年7月1日提供) [index] | [next] | [back]

マーメイドSの出馬が開いた段階で、2枠2番エリモエクセルを軸にしながら相手はキクノスカーレットかキュンティアの2頭しかないと読めたから、金曜日の午前10:00から日曜日の午後15:40まで長いこと長いこと。
しかもチェックするだけするほど2−14の1点のサインがボロボロ出てくるものだから、「こんなにたくさん出てきていいのかなあ」と逆に2−2の方に気を惹かれる始末(そりゃ、6〜7倍の馬券よりは25倍の馬券の方が全然いい)。
でも結局杞憂。
迷いに迷ったゾロ目は八雲特別で5−5が出た瞬間にレートを落とすことが出来たから、マーメイドSに関しては大本線で満足な結果を得ることができました。(「関しては」とつけたのは「どこかでゾロ目が出ることがわかりきっている」「バーデンバーデンCは1枠の岡部が絡むのだからゾロ目ではない」以上、八雲特別のゾロ目を狙い打ちしなければいけなかったから。)
いくつかの「1点のサイン」をレポートしておきます。
(1) サンスポ「2001年、ダービー(外)開放」スクープ
あの手の記事は、それが実現するか否か別にしてJRA広報がサンスポという窓口を通じてウィスパーしてくれるサイン。
特に今年は96年の競馬のコピーだから、あの年の丁度同じ時期に「ラムタラ40億円導入」のスクープがあったならばラムタラに関連する馬たちが一発で出目を提供していたのと同じようなパターンを使う可能性が大。
あの時は土曜日のアンタレスSと日曜日のラジオたんぱ賞・札幌記念が「ラムタラ40億円導入」の支配下に置かれていたから、今週は中央・地方の重賞ペアの帝王賞とマーメイドSが「2001年、ダービー(外)開放」の支配下(出目・システムが同じになる)に置かれると考えれば良かった。
▽帝王賞(15頭立て)
1着 8枠右14番メイセイオペラ菅原勲
2着 7枠左13番サプライズパワー石崎
3着 6枠右10番オースミジェット四位
(a) 今年の東京ダービーの1着の8枠右と去年の東京ダービーの1着馬サプライズパワーと。
(b) 既に大井ではワイド馬券を発売しているので、去年ワイド発売のアナウンスがあったときにサンプル馬券として使われた去年の日本ダービーを使う。2着のボールドエンペラーの8枠右と3着のダイワスペリアーの7枠左と。
▽マーメイドS(15頭立て)
1着 2枠右2番エリモエクセル的場
2着 8枠右14番キクノスカーレット武豊
3着 6枠左11番エガオヲミセテ高橋亮
(a)今年の日本ダービーの1着の2番と去年の日本ダービーの1着騎手武豊と。
(b)国産ダービー馬と(外)ダービー馬の対決が将来的話題になっているので、大井で去年を使った以上、中央も去年を使う。去年のエルコンドルパサーの的場とスペシャルウィークの武豊と。
このように8枠右14番を共通させながら全く同じシステムを使ったに過ぎない。(馬連配当も似たような配当の890円、720円。)

(2) サイレンススズカの兄弟馬ラスカルスズカがデビュー戦デビュー勝ちをしたから、サイレンススズカのデビュー戦週のメインレースのデータを繰り返す。
関東のIMでサイレンススズカメモリアルが告知され、かつ「魔法」というキーワードが出ているのだから、今週のサインの目玉は「魔法を使ったサイレンススズカの復活」。
従って、兄弟馬ラスカルスズカのデビュー戦デビュー勝ちで「デビュー」を強調したのだから、サイレンススズカがデビュー戦デビュー勝ちした97年2月1日第2回京都第2週のきさらぎ賞を考えれば良かった。
▽97年/きさらぎ賞(10頭立て)
1着 4枠 4番(外に出すと14番)(外)ヒコーキグモ松永幹
2着 7枠右7番(外に出すと17番)(市)テイエムトップダン和田
3着 5枠 5番(外に出すと15番)タマモプロモーター南井(ヘクタープロテクター産駒)
タマモプロモーターに対するタマモプロテクターを外側の15番に置いて「外ですよ」と強調しているのだから、外に出した位置を使う。
▽マーメイドS(15頭立て)
1着 2枠右2番(外に出すと17番)エリモエクセル的場
2着 8枠右14番キクノスカーレット武豊
3着 6枠左11番エガオヲミセテ高橋亮
一発連動。

(3) 開催前日版で触れた「魔法使いサリーちゃん」も一発のサイン
開催前日版で触れた「魔法使いサリーちゃん」「福は内・鬼は外」も実は一発のサイン。(さすがに開催前日版の例示にキクノスカーレットは書かなかったが、あれじゃバレバレ。)
サンスポから記事提供を受けている土曜日の道新スポーツ杯は時が時(2001年、ダービー(外)開放のスクープがあった)なだけに注目しなければならなかったし、そこでプレイしたのが「サリーちゃんの原作者・横山光輝氏の横山姓を使って、トン吉・チン平・カン太の兄弟騎手で表現したサリーちゃんと仲間」だったから、アニメのサリーちゃんは原作者の指示通りに動いてくれる。
道新スポーツ杯=1着が横山典のプレイズポーラ、2着が横山賀の左サイドのキングナムラ
マーメイドS=1着が武幸の左サイドのエリモエクセル、2着が武豊のキクノスカーレット
また、国産ダービー馬と(外)ダービー馬の対決が将来的話題である時に、(外)が馬券にならないのならばサインになるしかないのだから、(外)の言語であるアルファベットタイトルレースで(外)の使い方を語ってくれる。(TUF語で。ちなみにTUFはTBS系だから、同じ系列のテレビ局タイトルレースがあるときはこの使い方を繰り返す可能性が大。)
(土曜日の関東)TUF杯=2頭出走の(外)の内側同士で「福は内」。
(日曜日の関西)マーメイドS=4頭出走の(外)の外側同士で「鬼は外」。
システムの一発。

日本馬が海外重賞を走る週の約束事
今週は最優秀4歳牡馬エルコンドルパサーが走るサンクルー大賞典があるから、これを最大のサインと考えれば良いだろう。
去年の関屋記念の時に書いたのだが、このように日本馬のGI馬が海外を走る週のレースは、
a その馬のGIレース優勝の目
b その馬の国内ラスト連対の目
c その馬の国内ラストランの目
のどれか1つをメインテーマにしながら設計されていて、それは関屋記念以降、
・タイキシャトルのジャック・ル・マロワ賞の日の小倉記念(マイルCSを使用)
・シーキングザパールのムーラン・ド・ロンシャン賞の日の新潟3歳S・小倉3歳S(NHKマイルC)を使用
・シーキングザパールのサンタモニカハンデの日のAJCC・日経新春杯(スプリンターズSを使用)
・エルコンドルパサーのイスパーン賞の日の高松宮記念・武蔵野S(ジャパンCを使用)
一切の例外はない。
当然、今週もエルコンドルパサーの何かのレースと考えて構わない。
ならば前回の高松宮記念・武蔵野Sでは、
・中京で短距離重賞高松宮記念があるから、中京でCBC賞があった週のジャパンC(エルコンドルパサーのGI優勝・国内ラスト連対(ラン))を使う。
・ジャパンCの6枠左11番エルコンドルパサー→1枠1番エアグルーヴは、
武蔵野Sで6枠右10番マチカネワラウカド高橋亮が2着(同じ15頭立てだから同枠を使う)
高松宮記念で1枠左2番シーキングザパール武豊が2着(海外遠征仲間、かつエアグルーヴと整合性がとれる牝馬の武豊)
土日・東西で交互に使う。(よく考えれば3着の5枠左9番もフリーウェイSで使っている。)
といったシステムだったのだから、今週もローカル重賞を基準にして判断すればいい。
「函館でハンデ戦の2000mレースの函館記念があり、一番の注目馬(ハンデ頭)はサイレントハンターである。
そのサイレントハンターは去年の新潟大賞典のレコード勝ちが重賞初制覇。
その日の東京競馬のメインレースがエルコンドルパサーのNHKマイルCだった。」
というわけで自動的にNHKマイルC。
▽98年/NHKマイルC
1着 5枠右9番(外)エルコンドルパサー的場
2着 3枠右5番(外)シンコウエドワード田中勝
3着 4枠右7番(外)スギノキューティー河内
・どの着順をどのレースで使うか
・枠なのか馬番なのか
よく考えれば簡単に仕分けられるので、このサインの価値を理解できる方はやってみて下さい。

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