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■平日版 1999-11-26 update    
年末に向かってY2K(コンピュータの2000年問題)が注目を浴びている今日この頃。
一種の「アンゴルモアの大王の降臨」の再来だから、実際に世間で「ノストラダムス・世紀末」が話題になっていた6〜7月の競馬を繰り返すと考えても構わないだろう。(世間の場面のサイン)
実はそんな前フリの話を抜きにしても、毎年ジャパンCに出目を提供してくれるのがその頃の福島競馬で行われる松島特別だ。
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    松島特別  ジャパンC
 92年 4−   −8
 93年 −8   
 94年 −6   −3
 95年 1−   −7
 96年 開催無し
 97年 1−   −6
 98年 −4   −6
 99年 2−3   ?−?
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連動する理由は、「ジャパンCは外国からのお客様をお迎えするレース。そういうお客様には日本の名勝地を御案内したい。だから名勝地タイトルレースがジャパンCを御案内する。」。
それに加えて、今年は、
(a) 松島特別は今年初めてメインレースになったのだから、そのお祝いがあっても構わないだろう。
(b) 来年のJRA・CMキャラクター・松嶋菜々子さんの正式発表があった。これもお祝いがあっても構わないだろう。
といったさらなるプラス材料の理由もある。
今年も松島特別が連動する可能性が非常に大だ。
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▽松島特別(15頭立て)
1着 2枠左3番ベリーファイン的場
2着 3枠左5番エレガントモア後藤
3着 2枠右2番ハリウッドレビュー坂井
枠連2−3 馬連03−05
 ↓↓↓
2枠2番(父)ウメノファイバー蛯名
2枠3番アンブラスモア須貝
3枠4番スティンガー横山典
3枠5番オースミブライト武幸
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問題はこの中からどれをチョイスするかなのだが、(外)エルコンドルパサーの引退式がある日の15頭立てジャパンCといえば思い出すのは去年のジャパンC。
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▽去年のジャパンC(15頭立て)
5枠9番スペシャルウィーク岡部(乗替)  【GI馬(ダービー) 】【3着】
6枠10番トキオエクセレント柴田善     【GIII馬(青葉賞)勝ちのリンク馬】
6枠11番(外)エルコンドルパサー蛯名    【GI馬(NHKMC)】【1着】
 ↓↓↓
▽今年のジャパンC(15頭立て)
2枠2番(父)ウメノファイバー蛯名(牝馬) 【GI馬(オークス)  】【去年の1着騎手の蛯名】
2枠3番アンブラスモア須貝        【GIII馬(小倉記念)勝ちのリンク馬】
3枠4番スティンガー横山典(乗替)(牝馬)【GI馬(阪神3歳牝馬S)】【去年の2着騎手の横山典】
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作り方は全く同じなのだし、松島特別を使うのならばそのポジションにお似合いなのは松嶋菜々子さんのような若い女性でしょうということもある。
 
■平日版/まとめ
2枠2番(父)ウメノファイバー蛯名
3枠4番スティンガー横山典
どちらか一方のみ。

 

■開催前日版 1999-11-28 update   
特に変更することはない。
2枠か3枠のどちらか一方で構わないと思う。
それだけじゃ面白くないので素材を1つレポートしておくと、「ラジオのCM/史上最強の3着馬・ロイスアンドロイス」というのがあって、この夏に「1勝馬の身でジャパンCで3着になったロイスアンドロイスは史上最強馬の3着馬だ。彼の季節が来たら思い出してやって下さい。」というワイド馬券のCMが頻繁に流れたのならば、
(1) オールカマー
▽1994年/オールカマー(8頭立て)(ロイスアンドロイスが3着)
1着 8枠 8番(外に出すと16番)ビワハヤヒデ岡部
2着 3枠 3番(外に出すと11番)ウィニングチケット武豊
3着 5枠 5番(外に出すと13番)ロイスアンドロイス横山典
 ↓↓↓
▽1999年/オールカマー(9頭立て)
1着 7枠 7番(外に出すと16番)ホッカイルソー江田照(レコード勝ち)
2着 4枠 4番(外に出すと13番)ダイワオーシュウ柴田善
3着 5枠 5番(外に出すと14番)ダイワテキサス蛯名
(2) セントライト記念
▽1993年/セントライト記念(ロイスアンドロイスが2着)
1着 6枠右7番(父)ラガーチャンピオン藤田
2着 5枠左6番ロイスアンドロイス坂井
3着 7枠右9番ホクトフィル中館
 ↓↓↓
▽1999年/セントライト記念
1着 6枠右9番ブラックタキシード的場
2着 3枠右3番シンボリモンソー岡部
3着 4枠右5番マイネルバイエルン坂井
単純にロイスアンドロイスの時のデータを繰り返していただけだから、いよいよ本番のジャパンCである以上ロイスアンドロイスのデータは大事にしなければいけないだろう。
しかも、ただ単に夏に流れたというだけならば、秋に別な馬(例えばナイスネイチャのような)を素材にしたCMを新規に出して「夏はトライアルでロイスアンドロイスを使ったけれど、秋本番は違う馬だもんねー。」なんてことをされる可能性があった。
でも、土曜日、ラジオでロイスアンドロイスのCMを本当にお久しぶりにリプレイしてくれたのだ。
あれこそ「OKサイン」と考えて構わないと思う。
それに加えて1994年を大事にしなければならない理由が2つ。
(a) 1994年と出馬が酷似
・ともに15頭立て
・1994年は5枠8番マチカネタンホイザが競走除外、今年は5枠9番[外]アルボラーダが出走取消
・1994年は4枠6番[外]ラフハビットがセン馬(他に1着になったマーベラスクラウンがセン馬)、今年は4枠7番[外]インディジェナスがセン馬
・1994年は唯一の(父)が3枠5番フジヤマケンザン蛯名、今年は唯一の(父)が2枠2番ウメノファイバー蛯名
・1994年は唯一のブリンカーが2枠2番[外]フレイズ、今年は唯一のブリンカーが6枠11番[外]フルーツオブラヴ
・1994年は[外]がいない枠が3枠、今年は[外]がいない枠が3枠(他に2枠も)
(b) 小倉メインの宗像特別
小倉メインの宗像特別は、このレースタイトルが行われるのは1994年3月13日以来。
1994年以来復活したレースなのだから、ジャパンCでも1994年が復活するだろう。
以上の理由で1994年のジャパンCのデータを1つだけ繰り返すはずだ。
▽1994年/ジャパンC
1着 3枠右4番マーベラスクラウン南井
2着 2枠左3番[外]パラダイスクリークP.デイ
3着 8枠左15番ロイスアンドロイス横山典
問題はどれを使うかだけなのだが、
・オールカマー・セントライト記念は、ロイスアンドロイス出走時の1着を使っていた。
・さらにオールカマー・セントライト記念は、ロイスアンドロイスの出走時の3着も使っていた。
・土曜日の東京3Rで1枠1番ブラボーミラノ(パラダイスクリーク産駒)が1着になるも入線後故障→予後不良(このケースだとパラダイスクリークはサインとして使わないという宣言のことが多い)
というわけで、1着と3着が説明つくものが欲しい。
ジャパンCの出馬でこれが説明つくのが1994年の1着の3枠右4番にいるロイスアンドロイス騎手の横山典・スティンガー
(外)エルコンドルパサーが引退式で背負うゼッケンは凱旋門賞の5番なのだが、あの凱旋門賞は14頭立てだったから5番を外に出して19番と考えてやって、それが15頭立てジャパンCの4番スティンガーを指していても良いと思う。
 
■開催前日版/まとめ
ほぼ、3枠4番スティンガー横山典
 
関東のIM「永遠の勲章となる価値がある。」の「永遠」がヘッドコピーに出てきた場合は秋華賞・天皇賞(秋)と万馬券だったのだから、秋華賞・天皇賞(秋)の要素を使いながら万馬券ということは有りだと思う。
スティンガーは秋華賞2着騎手の横山典が、天皇賞(秋)2着の3枠に入った状態。
そして「永遠の勲章」は破られることがない記録という意味だから、土曜日の京阪杯が過去の最高配当16,140円をその時の出目である枠連2−7を使いながら19,460円の最高配当を作ったのと同じように、日曜日のジャパンCも過去の最高配当レースの枠連3−6(カツラギエース・ベットタイムの8,110円。ちなみに馬連は04−10だった。)を使いながらその時の記録を破るような最高配当、つまりジャパンC史上初の万馬券になる可能性はあると思う。
狙ってみる価値はあるのではないか。

■レビュー 1999-12-03 update    
開催前日版で指摘したようなジャパンC史上初の万馬券になったのは良いのだけれど、私が持っていた馬券はスティンガーを軸にしてのモンジュー(41.6倍)とハイライズ(237.3倍)の組み合わせ。
思想は合っているのに数字が合っていないんじゃ仕方がない。
おまけに例の松島特別も、松島特別の出目じゃなくて前の週に出走していた福島記念・5枠右7番ベリーファイン安田富(松島特別の1着馬)をサイン馬として機能させての7番が2着だし、「菜々子(ななこ)」だから7枠が1着で7番が2着という具合。
これもズレズレ。
他にもあった競馬会と私の考えのズレを箇条書きしておきます。
(1) ジャパンCは(外)アグネスワールドのアベイユドロンシャン賞を使ったの巻
ジャパンCは、
・15頭立て
・凱旋門賞1着馬の[外]モンジューが出走する
・ダービー馬アドマイヤベガが8枠右14番にいたように、仏・愛ダービー馬モンジューが8枠右14番にいる
といった条件が揃っていたから、同じ15頭立ての菊花賞でプレイされた「凱旋門賞一発」のような一発モノのサインがあるだろうと考えるのは当然。
そうすると凱旋門賞直前に行われたアベイユドロンシャン賞と同じ位置づけになる土曜日のCBC賞は、
・(外)アグネスワールドがアベイユドロンシャン賞の1着馬でありながら1番人気
・2着馬のマサラッキも2番人気
・1着だった(外)アグネスワールドはGI馬が2枠・3枠・5枠・8枠と配されたうちの、ポツンと離れた5枠
・2着だったマサラッキはGI馬が接触した2枠・3枠のうちの2枠
「人気馬同士」という点で凱旋門賞と同じだし(凱旋門賞は、1番人気のモンジューと2番人気のエルコンドルパサーの組み合わせ)、「ポツンと離れたGI馬が馬券になり、接触したGI馬のどちらかが馬券になる」という点で菊花賞と同じ(菊花賞は、3枠GI馬ポツンのテイエムオペラオーが2着、1枠・8枠GI馬接触のナリタトップロードが1着)。
短距離のCBC賞が長距離の凱旋門賞・菊花賞のシステムを使った以上、長距離のジャパンCは短距離のアベイユドロンシャン賞の何かを使うのは必至だった。
▽アベイユドロンシャン賞
9番アグネスワールド武豊(日本馬)【1着】
10番(父)ドージマムテキ蛯名(日本馬)

11番ティモテK.ファロン(4歳牝馬)
12番アンティナーズJ.ムルタ(4歳牝馬)
13番インペリアルビューティP.エデリー(4歳牝馬)【2着】
14番サントマリーヌS.ギヨー(5歳牝馬)
システムの1つが「他国からの接触のうち強い方が1着」「4歳牝馬の接触のうち一番左側が2着」だから、私が考えていた[スティンガー]→[モンジューORハイライズ]の組み合わせは、
▽ジャパンC
2枠右2番(父)ウメノファイバー蛯名(4歳牝馬)
3枠右4番スティンガー横山典(4歳牝馬)

6枠左11番[外]フルーツオブラヴM.ロバーツ(イギリス馬/GI馬
7枠右12番[外]ハイライズL.デットーリ(イギリス馬/英ダービー馬)
7枠左13番スペシャルウィーク武豊
8枠右14番[外]モンジューM.キネーン(フランス馬/仏・愛ダービー馬)
8枠左15番[外]ボルジア(フランス馬/独ダービー馬だが牝馬)
「他国からの接触のうち強い方のモンジューORハイライズ]だし「4歳牝馬の接触のうち一番左側のスティンガー]だから、完全にアベイユドロンシャン賞のシステムを受け継ぐことになる。
従って、レース前はニヤニヤ。
でも競馬会が考えていたのが、15頭立ての菊花賞で凱旋門賞の出目(モンジューの4枠とエルコンドルパサーの1枠を馬番に展開して)を使ったのだから、15頭立てのジャパンCでも出目は大事にしなければいけないでしょう、と。
▽アベイユドロンシャン賞
1着 9枠9番アグネスワールド武豊
2着 6枠13番インペリアルビューティーP.デイ
3着 10枠7番ケオスC.アスムッセン
結局は、システムではなく、2・3着馬番のいわゆるワイドの一発連動。
レース後、ガビーン。
(2) 高本公夫氏の亡霊に負けたの巻
私がことあるごとに主張していることが「競馬会は、『日本ダービーは園田の全日本アラブ優駿と連動する』に代表されるような高本公夫氏の遺言を大事にしているはず」なのだが、今秋、遺言の1つである「エリザベス女王杯は新潟の二王子岳特別と連動する」は機能しなかった。
▽1999年/二王子岳特別
1着 6枠右8番サンフレア坂井
2着 4枠左5番(外)ヒシシャイン武幸
3着 4枠右4番ハナランマン中舘
 ↓↓↓
▽1999年/エリザベス女王杯(国際)
1着 3枠左6番(父)メジロドーベル吉田
2着 8枠右16番フサイチエアデール福永
3着 1枠左2番エガオヲミセテ蛯名
※全く連動せず。
エリザベス女王杯を推理する際に色々なところで言いまくった素材だから、それを信じ切って4枠を軸にするも、ランフォザドリーム・ナリタルナパーク馬券にならずモノの見事に外したことによってかなりの高本公夫氏にアレルギー状態となってしまう。
そんな中で、ジャパンCの週の半ばに以下のようなニュースが。
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□日刊スポーツ(1999/11/23)から引用
ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズが22日、福岡県前原市の雷山GCで行われたチャリティーイベントに参加した。
ウッズは、前日までマレーシアで開催されたワールドカップでも優勝、この日朝、自家用機で福岡入りした。
プロ野球福岡ダイエーホークスの秋山幸二選手、競馬の武豊騎手らと9ホールを回り子供たちへのゴルフ教室では「ゴルフを好きになることが一番大事」などとアドバイスした。……
【写真は、7番ショートホールでナイスオンした武豊はウッズから握手を求められニッコリ。】
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この「自家用機を利用してまで強行軍でカップ競技のゴルフにやってきたタイガー・ウッズ」と、夏の旭川・ブリーダーズゴールドカップの際に「その週の日曜日にフランスにいた武豊がヘリコプターをチャーターしてまで強行軍で日本に帰り、カップレースであるそのレースを1着したこと」は殆ど同じ。
ああ、これでブリーダーズゴールドカップが強調になるなあ、そういえばブリーダーズゴールドカップは高本公夫氏が連動レースだといっていた遺言レースだっけと一瞬は思うも、エリザベス女王杯で辛酸をなめているからどこか本気になりきれない。
でも終わってから「!」。
▽旭川・ブリーダーズゴールドカップ
1着 7枠右11番(地)スノーエンデバー武豊
2着 4枠左6番オースミジェット四位
3着 2枠 2番キョウトシチー松永幹
ジャパンCは枠連4−7の一発連動だし、土曜日の京阪杯(京都レース)はキョウトシチーの2枠を使って枠連2枠−7枠右のワイド一発連動だし。
「サインはいつも2分の1」が遺言の高本公夫氏だったから、エリザベス女王杯が×だからこそジャパンCが○の呼吸なのだろう。
こちら側の心理を見透かした、見事な。

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